Morning Overviewというニュース ウェブサイトより
Chernobyl radiation panic erupts after Russian strike triggers blackout
チョルノービル(チェルノブイリ)原発のstation blackout、
現時点(1月24日 10:00 am JST)までにおさまったようです。
ただ、あの大災害があった施設での問題ですから、
「放射能(正しくは、”放射性物質”)が来る!逃げろ!」
といったパニックが発生することは容易に想像できますよね。
確かに放射能測定や警戒は常に必要ですが、測定結果を
直視して冷静な反応をしたいものです。でないと、政治的/
軍事的な意図に操られてしまう危険性も~~
そうした問題に関する報道がMorning Overviewにあり
ましたので、いつもどおり私の抜粋・要約・日本語化で
紹介しますね。
< > 内は、私からの補足説明です。
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Chornobyl radiation panic erupts after after Russian strike
triggers blackout
(チョルノービルでロシアの攻撃により外部電源喪失、
そして放射線パニックが)
Everette Sloaneさん
2026年1月23日 JST
先日、ロシア軍がウクライナの送電グリッドを攻撃したが、
そのため世界でも最も悪名高き核施設の1つが新たに関心の
的になってしまった。チョルノービル地域の事だが、
ブラックアウトに陥り市民たちは放射線の不安におびえて
いる。送電の復旧のため緊急対応員たちが出動しているが、
担当の役人たちも核専門家たちも一種の綱渡りを強い
られた。破局的な放射性物質の漏出という悪夢の再来を
恐れる不安を沈静化するという課題と、現実のリスクを
知らせて警告するという課題の間での綱渡りだ。
1986年のチョルノービル原発惨劇の記憶が蘇り、ロシアは
ウクライナのエネルギーインフラをどこまで攻撃する
つもりなのか、という問題が焦眉の急となっている。
さらに、核発電の安全性というものが戦時にはいかに
頼りなくなってしまうのかが浮かび出ている。まあ、
専門家たちが技術的に検査した限りでは、直ちに大量の
放射性物質漏出が起こる危険性は低いのだが。
・・・(中略)・・・
ウクライナのエネルギー省からの報告によれば、今回の
チョルノービル原発の外部電力喪失は深刻な事態であり、
原子炉は停止しているものの、<使用済み核燃料などの>
冷却や監視、換気などすべての必要作業には安定した送電
グリッドとの接続が必要であるからだ。今回の
<ロシア軍による> 攻撃も、ロシアからの攻撃の多くに
見られるウクライナ全土の電力施設を標的にするという
方針に則ったもので、ウクライナの民生用エネルギーの
ネットワークを戦場に変貌させ、核の安全を燃え盛る炎に
さらしてしまっている。
・・・(中略)・・・
今回の攻撃を受けてチョルノービル原発は実質的に孤立、
バックアップの <外部電力供給> システムに切り替えて
スタッフは緊急体制で事に当たっている。ある詳細な報告
ではロシア軍によるキーウ地区のエネルギー施設への
攻撃により引き起こされた今回の現状をうまくまとめて
おり、原発そのものから遠く離れた攻撃であっても
原発自体へと波及してしまう場合があることを強調している。
<文字色強調は、私。外部電力の原子炉への供給がここまで
不可欠であるメカニズムについては、上の黒いメニューの
下のほうにある 付録 w-15) を参照>
・・・(中略)・・・
<送電系という> 標的が核事故を率い起こす恐れがある
ことを充分に自覚しながらも、ロシア軍はドローン攻撃を
実施したのだ、という主張もある。
・・・(中略)・・・
ある投稿が現状をメリハリの強い言葉でまとめており、
広くシェアされている。ウクライナがチョルノービル
からの放射性物質漏出のリスクを恐れているのに対し、
IAEAは「重大な影響はない」と主張している。つまり、
当事国が最悪事態を案じているのに対し、国際的な
規制当局は「上手な」言葉遣いをしているわけだ。
・・・(中略)・・・
ゼレンスキーによれば、ロシアのドローン攻撃により
チョルノービル原発の現場にも深刻な被害があり、
現地での放射線レベルは通常のままではあるが、ロシアは
危険なギャンブルに出ているのだと ・・・
・・・(中略)・・・
<放射性物質の漏出を恐れる> パニックが広がる中、
技術者たちは被害を被った現場での電力復旧作業に
大わらわだ。ウクライナの各種報道によれば、
チョルノービル原発はロシア軍によるウクライナの
エネルギーインフラ攻撃を受けて火曜日 <1月20日> に
一切の外部電力供給を喪失したが、後に送電は復旧し
安定を取り戻したそうだ。
・・・(中略)・・・
・・・ 技術的な検査ではメルトダウンの危険性は
回避できたとされている場合でも、チョルノービルであれ
どこの原発であれ、外部電力喪失が発生すると公衆の
パニックを引き起こす可能性があるのだ。核燃料が
過熱すれば、核事故は発生しうる。読者も今後の最新情報を
見逃さないでいただきたい。戦地においては核に関する
安全とは不動の工学的な問題などではなく、変動を続ける
政治的標的となってしまうのである。
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特に反核・反原発団体の皆様に以前から申し上げてきた
ことなのですが ・・・
・ 「原発には、核燃料などが炉心や冷却プールなどに
ある限り、冷却が必須 → 冷却のための電力を外部から
供給することが不可欠 → 送電グリッドなどが破壊されると、
原発の核燃料の冷却ができなくなる → 最悪の場合、
メルトダウン」
という現実の問題を、もっと発信・説明しませんか??
ある講演会での質疑応答の時間に、聴衆の中のある人物が
「え、原発って、停止中でも冷やさないといけないん
ですか!?」
と大真面目に質問してらっしゃるのを、私も見たことが
あります。
(上の黒いメニューにある e-7) で言及)
この重大な事実と、それに伴う軍事的/テロ関連の
リスクの深刻さとを
日本社会の多くの人たちが理解していない現状で、
原発の再稼働や新設が進められているのですからね。
敵軍にとっては「実にオイシー」標的を、ワザワザ巨額を
投じて国内に作ってやっているような愚行です。
国家の正規軍が攻めてこなくても ~~
テロリスト団体が送電グリッドを破壊、原発への外部
電力供給を停止させたら ・・・
そのリスクについては、とっくの昔に上の黒いメニューに
ある g-6) で指摘済みです。



















