Atlantic Councilの卓上シミュレーション、その2

Atlantic Councilの卓上シミュレーション、その2
元の英語記事は、こちら

Atlantic Councilによる昨年(2025年)5月12日付の卓上
シミュレーションの結果、紹介を続けます。

経路2をごく短く抜粋要約・日本語化して紹介しますね。
<  > 内は、私からの補足説明です。
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結局、こんなことに~

勃発

中国が台湾に侵攻するが、強烈な反撃に会い戦局は停滞。
アメリカ軍もその反撃に参加。
ただ、大量の犠牲者と弾薬消費のため、アメリカは韓国の駐
在米軍を引き上げさせ台湾に充当することを検討。
中国は日本にあるアメリカ軍基地へのミサイル攻撃を実施。
北朝鮮も韓国からの米軍撤退を目指して軍事圧力を強化。
韓国軍は北軍の抑止に集中、最大級の警戒態勢に入る。

展開
中国がミサイルを発射、韓半島上空を飛行して日本本土に
ある米軍基地に命中。
また中国は、広範なサイバー攻撃も展開。
韓国は条約に基づき、米軍の全面的な協力を要請。日本は
米軍基地への場所提供などを拡大。

中国は核兵器使用に向けた姿勢を強化、核使用という脅しを
かける。

北朝鮮は米台韓日の連合軍に対抗すべく、中国との軍事
調整センターを設立。
北は米韓連合軍の主要施設に対し潜水艦発射ミサイルや
ドローンによる攻撃を展開するとともに、潜水艦発射
ミサイルと地下の核実験を実施。

韓国は中国と北朝鮮とに反撃。
日本はミサイル防衛システムやサイバー防御などを強化。

最悪モンスターが・・・

韓国からの攻撃を中断させるべく、北は小形戦術核兵器を
韓国の空軍基地に対して使用
これを受けてアメリカ軍は北の政権転覆作戦を検討するが、
台湾防衛にかなりの兵力や弾薬を使用するため、充分な
兵力や弾薬が得にくい
北が再度核兵器を使用する危険性もある
という問題から、躊躇。

同時に、「核攻撃を受けたのに、核報復をしなかった」
という先例を作らないため、小形戦術核による北への
攻撃もアメリカは検討。だが、現実にはこれがアメリカ
政府から承認されるか否かは、不明。

台湾をめぐる戦争はエスカレートする危険性をはらんで
いるが、米中ともに相手との核戦争は回避したいため、
核抑止という脆い安定は持続していた。しかし韓半島では
北からの核攻撃があったため、誤った判断や核使用が
米中間で生じてしまう危険は高い。

(文字色強調は、私)

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結局は脆いもの~~

やれやれ、こちらでも北朝鮮による核兵器使用が予想されて
いますね。
結局、「核抑止」とは「脆い」ものに過ぎないものです。

で、この後でこのシミュレーション報告書は発見事項の
まとめと推奨事項を列挙しています。
5つある発見事項のうち4つ目で核兵器関連の問題を
扱っていますので、次回はそれを紹介しますね。

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