c-12) (その他の「前科」) シオニズムと核兵器

c-12) (その他の「前科」) シオニズムと核兵器

2026年8月
長いページですよ!

日本語で「シオニズム」と言って、真剣な反応が返ってくる時代に
なったので ~~
私自身は1980年代前半には「ホルムズ海峡が閉鎖されたら ・・・」と
話題にし、閉鎖という事態が起きないよう祈っておりました。でも
当時の日本で一番多かった反応は、「ホルムズ海峡って??」と
いったものでした。
同じように、「シオニズムって、何?」という反応を、昔は嫌ほど
聞いたものです。

でも、このところのイスラエル + アメリカ vs イランの戦争のせい
でしょう(← そもそも戦争にはなってほしく なかったですが!)、
多数派話者の使う日本語のボキャブラリーに「シオニズム」、
「エルサレム神殿」、「ホルムズ海峡」、「(キリスト教という仮面を
かぶった)福音派」といった語彙が入ってきているようです。

↑ 昔は、会話が成立しませんでした

で、その「シオニズム運動」にはイスラエル共和国の核兵器保有
(← おそらく)を求めた動きがあった~~

~~という過去の事実について、本ページでは取り上げます

ただし:
a) まず、私は決してantisemitistではないことを、最初に断っておきます。
b) イスラエル共和国の当局は同国の核兵器保有について、deliberate ambiguity つまり「持っているとも、持っていないとも、言わない」
という姿勢を貫いてきています。
これに反し、ほぼ全世界の軍事専門家たちは「隠し持っているんだ」
という見解です。
私自身も、単なる一市民ではありますが、この「隠し持ってる」
という見解です。実際にディモナ核施設で働いていた技術者であったMordechai Vanunuさんによるwhistle-blowing(内部告発)は、
信頼性が高いです。事実無根な告発であったのなら、そもそもモサドが
ハニートラップを仕掛ける必要などなかったはずです!(上の黒い
メニューにある c-3) を参照)
この「ある/ない」問題について、短く述べておきます。
c) そのうえで、シオニズムと核兵器の関係に関する論文を抜粋
紹介します。

私には、アメリカにユダヤ系の友人もおります。
かなりリベラルなアシュケナージですが

a) 私は決してantisemitistでは ございません!

ホロコーストのことも本で読んだだけでなく、アメリカに暮らして
いるユダヤ系の友人たちなどから聞いてきました。当然、ユダヤ系の
方々の安全や人権が守られるべきだと考えてきましたし、そのために
ユダヤ系の国民が「平和に」暮らせる国家が必要なら、そうした
国家を認めるべきだと考えます。
でも、その「平和に」が問題でして ~~ 現在のイスラエル共和国は
1948年の建国以来、戦争や争いだらけの歴史を歩んできています。
・ そもそも、なぜパレスティナでないと、いけないのか??
(たとえば、オーストラリアの土地の一部を、交渉と合意のうえで
売却してもらうとか、できなかったのか?そうした場所にしておけば、1948年以降の諸戦争も現在のガザ紛争も、発生してはいなかったと
考えます)
・ イスラエルの安全のためには、ガザなどでパレスティナ人を
排撃しないといけないのか?(現状では、自分たちが過去のジェノ
サイドを再体験しないために、ガザで新たなジェノサイドを
やらかしているようにさえ、見受ける)

おい、彼女は武装してなかったじゃ ・・・

で、最近のイスラエル政府の大臣や議員からのトンデモ発言

・ 2023年11月、文化遺産担当大臣のAmichai Eliayhuが「ガザに
核爆弾を落とすのも、”選択肢の1つ”」という主旨の発言
・ 2023年10月にソーシャル メディアで、Revital Gotliv国会議員が
「イスラエルは”終末兵器”を使うべきだ」という主旨の投稿

こうした立場の人たちが、こんなトンでも発言をやらかしたと
なると、シオニズムと核兵器の関係を取り上げないわけには、
まいりませんよね。

こんなもん使ったら、自国民も被爆しまっせ

b) というわけで、「ある/ない」問題

アメリカのワシントンDCに本拠を置くCouncil for a Livable Worldと
いうNPOは、1962年以来アメリカの核兵器の廃絶に取り組んで
らっしゃいます。その教育・研究部門であるCenter for Arms Control
and Non-Proliferationでは、アメリカ議会などのために研究サービスを
行ってらっしゃるそうです。

そのCouncilが元は2020年3月31日、Update版を2025年6月に発表した、
Fact Sheet: Israel’s Nuclear Inventory(ファクト シート: イスラエルの
核兵力)という文書があります。

そこから、私が抜粋・日本語化して紹介しますね。
元の英語記事を読める方は、ぜひご自分で元記事をお読み
くださいな。
<  > 内は、私からの補足説明です。

***********************************
Subject inseparable from the space surrounding it / 対象物とその周囲空間とのつながりの模索
なんなんだか、分からない
私の昔の20分クロッキー

イスラエルは核兵器プログラムを有していると諸外国からは見られて
おり、そのプログラムとそれに関連する歴史とには、不透明性の雲が
垂れ込めている。今までのところ、その不透明性は実質的に容認されて
きている。イスラエルが核兵器プログラムの存在を公式に認めるような
ことがあれば、そうでなくても揺らぎやすい中東のバランスが崩れ、
中東での核兵器の蔓延 <proliferation> を招く恐れすらある。

イスラエルは核について曖昧性を身にまとうという方針を貫いている
ため、それを分析するのは困難である。だが歴史の記録を見れば、
重要な洞察が得られる。1969年7月キッシンジャーがリチャード
ニクソン大統領あてにメモを渡していたが、それが後に公開された。
それを読むと、イスラエルがアメリカのPhantomという軍用機を
購入したのだが、その際にイスラエルが「中東に核兵器を
introduceする最初の国とはならない」と誓約していたことが明白だ。
だが現在では、ここでイスラエルがintroduceという言葉で意味した
のは、「テストや配備、公開をしない限り、イスラエルは核兵器を
保有できる」ということだったと考えられている。この意味での “introduction” というのが、今でも同国の核政策の根底にある。
2011年にCNNでのインタビューで、Bibi Netanyahu 首相にイスラエルは
一切の核兵器を保有していないのかという確認の質問があったのだが、
それに対し同首相は「それがイスラエルの方針だ。中東に核兵器をintroduceする最初の国とはならない」と答えた。アメリカの国家安全
保障アーカイブ <National Security Archive> は貴重なリソースで、
イスラエルの核兵器プログラムに関する一次文書で公開されている
ものを閲覧できる。

多くの専門家たちの見解によれば、中東の他国が核兵器を手に入れる
なら、イスラエルは不透明性という方針を変更するものとみられて
いる。そうした事態を防止すべく、イスラエルは近隣諸国の核開発
プログラムに対して必ず干渉してきた。つまり防衛のための攻撃と
呼ばれる方針であり、別名をBegin Doctrine という。<上の黒い
メニューにある c-10) >                   ・・・(中略)・・・

重水と軽水の、核分裂反応の違い

イスラエルにある核兵器グレードの核分裂性物質がどこから来たのか
については、次の2種類が考えられる:

まず、イスラエルが核兵器プログラムで使用しているプルトニウムは
ディモナという町の近郊にあるネゲヴ核研究センター <Negev Nuclear
Research Center> で製造されたものと、広く考えられている。<その
センターにある> 重水を減速材として使う原子炉で、天然ウラニウムの
核燃料に中性子を照射した可能性がある。<軽水炉だと天然Uを燃料と
して使用することはできず、3-5%にまで濃縮する必要があります。
ところが重水炉だと中性子を減速する効果が軽水よりも強いので、
天然Uをそのまま核燃料として使用でき、その結果としてPu-239も
得られます> そうして出来たプルトニウムを再処理工場で、化学的に
分離抽出することができる。ネゲヴの施設には、その再処理工場も
あるものと見られている。ディモナの施設は1960年代にフランスからの
援助で建設されたものと見られる。だが同施設はIAEAによる
セイフガード <核兵器への転用などを防ぐための査察・防止措置> の
対象になっておらず、IAEAの査察官の立ち入りをイスラエルは許可して
いない。1980年にアメリカ議会向けに作成された公開の調査報告に
よれば、ディモナの原子炉は1年に核分裂性のプルトニウムをおよそ
9 – 10kg製造できる。1965年以降、そうであるとのこと。

U-235の濃度と用途
重要なチャートなので、しつこく再掲

次に未確認の報告であるが、1960年代終わりに、アメリカ海軍艦船の
推進力用原子炉の核燃料工場から、兵器グレードのウラニウム300kgが
イスラエルに運び出された、という事件があった模様だ。これが事実で
あるなら、このウラニウムを保管して核兵器に使用することも可能で
あったろうし、天然ウラニウムを混ぜてディモナの原子炉で核分裂させ
トリティウムを製造することもできた。重水素という入手容易な
<水素の> 同位体とトリティウムとを混合すれば、核爆発の威力を
増大させるために使用できる。< t-2) 参照>

イスラエル中部にあるソレク核研究センターにも小型の研究用原子炉が
あり、高濃縮ウラニウム(HEU)を燃料としているが、この原子炉と
核燃料とはソレク施設に特有のセイフガードをIAEAから受けている。

・・・(以下略)・・・
*********************************************

おいおい、なんの新手カルトだよ~~

ここで、キリスト教シオニズム <自分たちはキリスト教徒だと主張
しつつ、イスラエル共和国とトーラー (日本では「旧約聖書」と
呼ぶことが多いです)の「イスラエル」を同一視してしまい、”聖書に
のっとり”イスラエル共和国のサイドに立つ主張。はっきり断って
おきますが、「キリスト教」とは呼べません)の根底にある主張を、
思い起こしてくださいな。つまり、「終末時代にイスラエルは約束の
地に戻る。それが、メシアの再臨を加速させる」 下手すると、
これは「約束の地を守るためなら、核武装も必要ならすべきだ」と
いう主張につながりかねないですよね。「つながりかねない」と
いうより、現実には つながってしまった模様ですね。
なお、本ページでは「論理的な必然性」よりも、「現実にどう
なったか」に焦点を当てております。

では、やっと本ページの本題に:

「とてつもない威力の爆弾」なんて使うと、どんな悲劇があるのかを知ってくれ!

c) そのうえで、シオニズムと核兵器の関係

・ ユダヤ系の人たちへの不当な迫害や差別が、何世紀もあった
・ 特に20世紀半ばには、彼らはホロコーストを体験した
・ そこで、パレスティナに国家を設立したのだが、設立時点(1948年)から早速、周辺諸国からの攻撃を受けた

で、その建国の3年前に、日本の2都市が新型の強力な爆弾2発で破壊
された、とのニュースを聞けば、シオニストの一部がその新兵器を
欲しがったことは、感情的には理解できます。

Wanna Get Nuked?
“Facing Off” — 私の昔の作品
紙にオイルパステル

しかし。
これから国家を始めようというのですから、「強烈な兵器があれば、
安全だ!」で発作的に飛びついてもらっては~~
・ そこまで強烈な兵器、どんな場合にどんな風に使うのか?
爆弾の威力だけじゃなく、広島や長崎の悲劇も直視してほしかった。
・ 敵国もその兵器を手に入れたら?
・ 結果、その兵器を双方が持って睨みあうようになったら、それが
「平和」なのか?
(これを防止するため、イスラエル共和国はBegin Doctrine { c-10)} を
貫いてきたようですが ~~ 現在の対イラン攻撃では、空爆後も
イランの核物質は残っており、しかもどこにあるのか分からない模様)
・・・といった問題を、予めよく検討してほしかったですね。


“Control”, 私のかなり昔の作品、oil on canvas

では、やっと本ページの本題に。シオニスト運動の一部に見られた
核兵器への食指、という問題を取り上げた考察を見つけたので、
そこから私の抜粋・日本語化で紹介しますね。

ヘブライ大学で国際関係論を研究してらっしゃる准教授2名、Or Rabinowitz博士とYehonatan Abramson博士によるもので、
Imagining a Jewish Atom Bombという考察です。
2022年11月9日のものです。

Tablet Magazineのウェブサイトより。
Imagining a Jewish Atom Bomb – History – Tablet Magazine
元の英語記事を読める方は、ぜひご自分で元記事をお読みくださいな。

なお、<  > 内は私からの補足説明。
********************************
Imagining a Jewish Atom Bomb
(夢見たユダヤの原爆)

イスラエルの隠された、しかし波紋の大きい核プログラムの歴史を探る


“Vapor” (蒸気), かなり昔の私の20分クロッキー

この20年ほど学者たちは、イスラエルの秘密の核プログラムと
その歴史に対する関心を高めている。イスラエルの核兵器開発に
関する今までの研究は1948年の同国の建国から始まり、中心人物は
主に3名だ。つまり、政治的指導者であったデビッド ベン・グリオン、
その科学アドバイザーであったアーンスト デビッド バーグマン、
そしてベン・グリオンの右腕であったシモン ぺレズである。本研究
では歴史的な対象を広げ、「パレスティナ製の原爆」に関する初期の
概念がシオニストたちの間ではすでに1945年には発生していたことを
実証する。これは、広島と長崎での原爆投下の直後でのことだった。
さらに本論では、<核開発の> 初期におけるハイム ヴァイツマン
<Weizmann> 博士の奮闘についても考察する。彼は世界的に高名な
化学者であったのみならず、シオニストのリーダーとしてもよく
知られていた。彼はマンハッタン プロジェクトに関係したユダヤ系
人材のネットワークの形成と活用に努めていた。

本考察では、1945年から1947年にかけてWeizmannが取り組んだ
イニシアティブ数件に焦点を合わせる。第一に、マンハッタン
プロジェクトにユダヤ系科学者たちが関与していた事実を利用して、
ホロコーストの生存者たちのヨーロッパからパレスティナへの移住を
進めようとWeizmannは考えていたが、その様子を紹介する。ここでWeizmannは特に、アルバート アインシュタインの協力を強く求めて
いた。第二に、Weizmannは1947年に当時の英領パレスティナに
「シオニスト原子炉」を建設しようとしていたが、その有様も
紹介する。その際彼は、ユダヤ系アメリカ人の重要人物2名の協力を
得ようとした。マンハッタン プロジェクトの科学ディレクターで
あった J. ロバート オッペンハイマー、そしてアメリカ原子力委員会(American Atomic Energy Commission、AEC)の委員長に新たに
任命されたデビッド E. リリエンタールである。

・・・(中略)・・・

あのピストル、俺が設計したんだよ、すごいだろ~
おいおい、そんなこと自慢になるかいな~

広島の原爆投下が世界に報じられたとき、Yedioth Ahronothという
<イスラエルの> 日刊紙の見出しには、“2 Jews assisted in the development of atom bomb” <「原爆の開発に、2名のユダヤ人が
協力」>とあった。この記事本文は最初にRudolf Peierls と Franz
Eugen Simonの発言を引用している。この二人はユダヤ系
プロジェクトに関与していた。原爆開発で自分たちの果たした役割は
満足できるものであった、と述べていた。「Simon 博士がReuter に
語っていたところでは、西側諸国が原爆開発のレースで勝利したが、
それに協力できたのは嬉しい、あの原爆のおかげで戦争を早く終わらせ
られるはずだ、とのことであった」 後日、1948年に同紙が誇らしげに
報じていた記事によれば、「広島でも長崎でも、原爆を投下した
爆撃機にはユダヤ人が搭乗していた」

次に、Yishuv <ヨーロッパからパレスティナへのユダヤ人の移住>
していたユダヤ系の知識人たちは、マンハッタン プロジェクトへの
ユダヤ系科学者たちの関与という文脈においては、「ユダヤ人の問題」
とされていた問題の解決へと世界の列強を向かわせるうえで
「パレスティナ製の原爆」には役割がありえるかもしれぬ、と考え
始めていた。そうした意味で原爆は強力なツールと見なされており、
その強力さゆえにシオニスト運動とその指導者たちは交渉での席を
「買い取り」、世界の列強諸国にシオニスト運動を真剣なものと
捉えさせることも可能となる、と考えていた。社会主義者の新聞で
あったMishmarの刊行者であったNatan Adamは、1945年11月の
コラムで次のように記していた:


“YouTube Politician”, 私の作品、紙にボールペン

・・・(中略)・・・
Meitner博士、Frisch博士、Oppenheimer 博士、そしてJames Frank が
Rehovot <という場所にあったSieff研究所。Rehovotは、テル アヴィヴ
の南20㎞くらいにあります> で核エネルギーや「パレスティナ製原爆」
に貢献してくれていたら、政治的状況がどうなっていたかと想像する。
重要な事実として、こうした科学者たちはユダヤ系で、Epsteinは
そうした科学者たちによる科学への貢献について、またその貢献を
シオニスト運動の推進に利用できるのかという問題について論じていた。
<このEpsteinはArthur K. Epsteinというシオニズム活動家のことです>

・・・(中略)・・・

Brodetsky <Selig Brodetskyというシオニズム活動家> は Weizmann
<Chaim Weizmann 博士、世界的に高名な化学者にしてシオニズム
指導者> に、「原爆開発へのユダヤ人の関与を情報発信することへの
疑問」を表明していた。Brodetskyの見方では、原爆が「結局のところ
恐るべき呪縛ではないのか」という疑問が社会には残っていた。
彼はWeizmann に対し、「ユダヤ系科学者数名とよく話し合うよう」
アドバイスしていた。

・・・(中略)・・・

秘密プロジェクト ・・ スパイが入り込みやすい

1945年10月、Weizmannは狙うべき標的の特定を始めた。ロンドンに
いた信頼できる科学者に、英国政府の発表に基づきマンハッタン
プロジェクトに加担していたユダヤ系科学者のリストを作成するよう
求めたのだ。このリストには12名の名前が並び、各科学者の核に
おける専門領域に関する短い説明もあった。Otto Frisch、Lise Meitner、
Hans Halban、Leo Szilard、Rudolf Peierls、Joseph Rotblatといった
名前が並んでいた。Klaus Fuchsの名もこのリストに挙がっていたが、
ルター派牧師の息子だったFuchsはソヴィエトからのスパイとして
プロジェクトに潜り込んでいたことで悪名高い。単に、名前がユダヤ
ぽいとの理由で選ばれたものであった。ただし専門領域に関する短い
説明には、「詳細不明」とあった。1945年終わり近くにはWeizmann は
この動きをさらに進め、全世界でも最も高名なユダヤ系科学者つまりAlbert Einsteinの名前も入れようとしていた。

・・・(中略)・・・

Einsteinは既にWeizmannの戦略を熟知しており、ある友人への手紙に
「彼らが私を欲しているのは、私のなにがしかの能力のためではなく、
明らかに私の知名度のためだ。私の知名度を利用すれば、富裕層の
人たちから資金を引き出すうえで成功を得やすくなるだろうと考えて
いるのだ。確かに私は国際主義を強く主張しているのだが、わが同族で
あるユダヤ人たちは迫害を受け弾圧されている以上、自分のできる限り
のことをユダヤ人のためにするという責務を常に負っていると信じて
いる」と記していた。

ああ、困った~
私の20分クロッキー、男性のモデルさんです

・・・(中略)・・・

<WeizmannがEinsteinに宛てた手紙に、次の記載が:> 「我々の
親しい友であるAlex [Alexander Sachsのこと] <アメリカの銀行家。
物理学者のEinsteinとLeo Szilardが署名した、核分裂の兵器化研究を
進めよという主旨の手紙を当時のアメリカ大統領フランクリン
ルーズベルトに渡した人物。ナチスが核分裂兵器を開発する前に
西側が開発せよ、というわけですね> が既に、仲介者として貴方に
詳細を伝えてくれると好意的に同意してくれています。私の考えている
ことの一部を説明してくれます」 Alexander Sachs が選ばれたのは、
当然であった。彼はアメリカの銀行家でエコノミストでもあり、
二次大戦時にはルーズベルト大統領の非公式なアドバイザーでもあった。
マンハッタン プロジェクトの始動においても役割を演じた。今や
世界的に知られているEinsteinとLeo Szilardが署名した1939年10月
11日付の手紙をルーズベルトに渡したのも、Sachsであった。

・・・(中略)・・・

<WeizmannはEinsteinにある演説をさせようと考えていたようで、
その演説原稿の内容について: >  重要な問題として、この演説
原稿はユダヤ人たちが果たした「注目すべき役割」を強調している。
つまり、まず「核エネルギーをナチスが戦争に利用した場合の危険を
察知した」こと。さらにその後、「原子兵器」を開発しそれを「民主
主義勢力の手に」渡したこと。この演説原稿によれば、この偉業は
「幸運にも恵まれたが」「時間の制約の中で」達成された。この原稿の
結論として次の見解があるのだが、執筆者がEinsteinにこれを
朗読させたかったことは明らかだ: 「したがって私は、こう確信する
― ―  ユダヤ人をパレスティナに自由に移住させ、自治区を建設させる
こと ・・・ が、ユダヤ人を正常な状態に復帰させるために直ちに
実施できる、現実的なステップであると」

・・・(以下略)・・・

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Have mercy!
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース

問題の本質は、ユダヤ国家だけの問題じゃありません。
そもそも自国民を守るためなら、どんな強力な新兵器の配備でも
正当化される ・・・
そんな信念をそろそろ人類は卒業しませんと。たとえば、「人工
スーパーウイルス」や「超大型中性子爆弾」といったものでも、
自国を守るためなら開発・配備してよいのでしょうか??

それと、核というものは人類を滅ぼしえるだけでなく、他の
ほとんどの種族も巻き添えにしかねない代物です。他種族を
「生きるために食べる」のはこの自然界では不可避であるとして、
核による滅亡の巻き添えにしてしまう資格/権限など、人類のどこに
あるのでしょうか??

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