s-11) (SMR) 気は確かか??

s-11) (SMR) 気は確かか??

2026年7月

最初にお断りしておきますが、本ページの内容は上の黒いメニュー
に既にある s-6)  s-8)  s-10) と重複しております。
ときどき、そうしたページを参照個所として言及すると
思いますので、面倒がらずに参照先もお読みくだされば、
うれしいです。

小型だから工場で大量生産 ⇒ 世界にばらまけ ・・・ って、
正気かいな??

「小型なので、大事故にならない」、「passive safetyメカニズムで、
安全だ」(<–> 付録 w-20) )
「工場製のモジュールを現地まで運んで組み立てればいいので、
データ センター用発電所にピッタリ」(<–> 都市にあるデータ
センターの場合、周囲の反対を押し切って都市の中に原発を
設置できるのか??)

・・・ などといった主張の下、SMRを世界に普及させよう
という動きが広がっておりますよね。

小型やけど、屁はごっついことコキまっせ~~
お下劣ゴメン!

小型の方が、核ゴミは多い

ここで考えねばならない大きな問題の1つとして、そうした
SMRの核燃料があります。

s-6) で説明したように、
小型 ⇒ 炉心から中性子線が漏れやすい ⇒ 各種放射性物質が
従来の原子炉よりも大量にできてしまう
という問題が、SMRにはあるのですね。

だったら、HALEUを

これに対する対処として、SMRの核燃料としてHALEUを使おう、
というものがあります。(s-8) 参照) U-235の濃度を上げる
ことで、より多くの中性子線を核分裂に使おうというわけ
ですね。(ごく大雑把な説明ですよ)
HALEUって何? と仰る方は、下のチャートを。

U-235の濃度と用途
重要なチャートなので、しつこく再掲

「3-5% が19%程度になるだけ」では、ない!

U濃縮では、天然Uの0.7%から徐々に濃度を挙げていく過程が
大変でして、分離機も電力も時間も要します。いったん20%
近くまで濃縮してしまうと、90%に至るまでの道行きは、
ぐっと短くなるのですね。

0.7%  3-5%   60%  90%
低濃度の領域が、キツイ

つまり、SMRの世界的普及 ⇒ HALEUの世界的蔓延
という危険性が

付録 w-27) でも問題にしているように、現時点ではホルムズ
海峡封鎖などによる石油価格高騰を受け、SMR普及を求める
声が喧しいですね。
でもそうなると、HALEUが世界に蔓延してしまう危険性も。
当然それは、地下でのU濃縮の蔓延 ⇒ HEUの蔓延
という事態をも招きかねないのですね。

では、proliferationをどう防ぐのか??それが深刻な問題に
なるべきなのですが、あまり巷ではそんな大問題の議論が
聞こえてこないですね。
反原発団体の皆さん、こういう深刻な問題については
もっと情報発信をしていきませんと。

おたくが電気使い過ぎやから~~

まずは、データ センターの消費電力削減を

まず、当然のことですが、データ センターの電力消費を
無批判・無制限に増やしっぱなしにして
よいものなのでしょうか??

あまり社会的影響がない商品ならともかく、データ センターは
ここまで社会的影響が出ているのですから、AI各社も社会的
責任を自覚して省エネルギー技術の開発に努めるべきだと、
私は考えます。

都市のデータ センターにSMR??

これはおそらく、現実には無理でしょ。いくら小型といっても、
周囲から猛烈な反対が ~~
都市部のデータ センターは現実には、小型火力で稼働する
ことになるでしょう。

SMR設置反対!
こんなとこに、原発作るな!

過疎地のデータ センターなら、SMR設置できる ・・・?

意図があまりいない場所に設置する場合、テロリズム対策は
どうするの??
データ センターそのものもテロリストの標的にされやすい
代物でしょうから、かなりの警備体制が必要に。
でもそうすると、かなりの警備員人数が。彼らの生活のための
インフラや店舗、娯楽施設なども必要に。そうなると、
初期投資もランニング コストも、センターとSMRだけじゃ
済まなくなります。

「過疎村データセンター 警備集落」
これじゃ、過疎とは~~

SMRのサイバーリスク

詳しくは s-9) 参照。

データ センターそのものもサイバー攻撃を警戒せねば
なりませんが、その電源となるSMRもサイバー テロリズムの
標的にされるリスクが ・・・

SMRのコスト爆上がりの実例

詳しくは s-4) 参照。

SMRに限らず、このところ世界各地で原発新設コストが
当初想定の3倍や4倍近くに膨れ上がった例が多発して
おります。al-4) 参照。

SMRについては、まだ現実に商用稼働しているものが西側に
ないので(2026年6月現在)、 商用SMRのコスト実績値が
存在していないのですが ・・・ それでも、既に s-4) に
紹介したような「実例」が報じられているのですね。

不安 ・・・
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース

テロリズムの危険性

AIの普及を進めるのであれば、テロリズム リスクへの対策は
かなり真剣な問題でして:
いうまでもなく、たとえば重要な金融データを扱っている
センターがテロリストに破壊されたら、その被害額たるや
数十兆円に達してしまう恐れもありますよね。

そしてそんなデータ センターそのものを爆破しなくても、
その電源がSMRである場合、そのSMRをサイバー攻撃で破壊
(Aurora Generator Testなど、g-10) 参照)⇒
+ テロリストが、放射性物質を散布(原発に固有の問題) ⇒
データ センターが停止するだけでなく、修復作業も始められない ⇒
その被害総額たるや ・・・
なんて危険性もありますよね。

再掲 侵入せずともmalwareで ・・・

SMRを世界に広める前に、上述した各問題に関して検討や
議論があるべきだと、私は考えるのですが ・・・

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