フランスでの核の事始め、まだ作成中です

新しい固定ページ、 b-4) をまだ作成中
です。
フランスでの核導入の歴史に関する
文書を日本語化して紹介しようとして
いるのですが、フランスで核エネルギー
利用を担当していた当の科学者たちが
平和利用にこだわっていたのに、
結局はフランスは核兵器を保有する
結果になってしまいましたよね。

これは重要な過去の事実の紹介なので、
ぜひとも日本語化して紹介したいの
ですね。
ただ、元の英語文章が長い~~
そのため、2つに分けて今回は前半を
紹介します。

今しばし、お待ちくださいませ。

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IAEAヘッドのロシア訪問の前に、ロシア軍が 「従来よりも大型の」 ミサイルでザポリージャを攻撃

インドの右派メディア、REPUBLICWORLD.COM
のウェブサイト報道記事より
Russia’s forces hit Zaporizhzhia by ‘largest’ missile strike ahead of IAEA chief’s visit | Russia Ukraine Crisis (republicworld.com)

下の1月29日の投稿でもお断りしたように、
このREPUBLICWORLDの報道には幾度か
問題点が指摘されているのですが、
やはり多様な視点からの報道を見てみよう、
ってことで私の抜粋・日本語化で紹介
しますね。
いつもどおり、< > 内は私からの補足
説明です。

それにしても、ロシア政府には早く正気を
取り戻してもらいたいものです!

20-min de Kooningesque / 20分、デ クーニング風
血まみれの暴挙は、もうたくさん!
私の20分クロッキー

***********************
Russia’s Forces Hit Zaporizhzhia By
“largest” Missile Strike Ahead of IAEA
Chief’s Visit

ザポリージャ市評議会のAnatolii Kurtiev
事務官がTelegram <というソーシャル
メディア> への投稿で述べたところによると、
2月10日の午後4時ごろ <現地時刻で
しょう。JSTでは午後11時ごろ> にロシア軍
がザポリージャ地域に対して攻撃を加えた。

Zaini Majeed 記者
2023年2月10日
****************************

侵略ロシア軍はウクライナ東部にあるドンバス
地区のクレミンナという町周辺で攻勢をかけ、
バクムートの先頭に猛烈な圧力を加えている
が、ウクライナ当局は金曜日 <2月10日>、
ザポリージャのエネルギー インフラストラク
チャーに対し17回の攻撃があったと発表した。
ニコラエフ地域のオチャコフ <西南部の海岸
地域> にある標的にも、数回の砲撃が加え
られた。

ザポリージャ市評議会のAnatolii Kurtiev
事務官がTelegramへの投稿で述べたところ
によると、2月10日の午後4時ごろにロシア
軍がザポリージャ地域に対して熾烈な攻撃を
加えたこれは、ロシアがウクライナへの全面
戦争を開始して以来、最大規模の攻撃で
あったという。また <東部のロシアとの国境
地帯にある> カーキフにある重要なインフラ
数か所も砲撃で破壊されたと、カーキフの
Ihor Terekhov市長が述べている。


いいかげんにして!
私の20分クロッキー

グロッシのロシア訪問に先立って
の攻撃

ヨーロッパ最大の原発であるザポリージャ
原発に対してもまた攻撃があり、これは
IAEAのラファエル マリアーノ グロッシ事務
局長が今週予定しているロシア訪問に先立っ
て行われた。この訪問では、原子炉が6基
あるザポリージャ原発周囲に非武装安全
地帯を設けるための交渉を行う計画で、同
原発は2022年3月以来今までロシア軍が
制圧している。先頭の前線に配備されている
各部隊間では止むことなき砲撃が交わされて
おり、同原発の一部は損害を被っており、
緊急用のディーゼル発電機を使用して
<原子炉冷却などのための外部からの>
電源としている。

一方、タス通信の報道によればクレムリンの
スポークスマンDmitry Peskovは、グロッシ
事務局長とヴラディミール ぷーティン大統領が
会見する予定はないが、「Rosatom <という
ロシアの核エネルギー公社> やロシア外務省
の同僚たちは、グロッシの訪問を待っている」
と述べた。Peskovがブリーフィングで語った
ところでは、グロッシが到着すればロシアは
所定のレベルでの 「中身のある交渉」 を
行えることを期待しているそうだ。


本気で話し合ってくれるの??
私の20分クロッキー

Rosatomの発表によれば、「国際市場での
活動も含め、当社は活動にあたり、核
エネルギーは政治と無関係であるべきだとの
原則を絶えず順守している。Rosatomは
世界のどこででも、顧客やパートナーたちの
利器のため、透明性の高い業務を行っている。
ロシアと国際的な規則を厳密に順守している」

ウクライナ側のルハンスク地区の軍部並びに
民間行政長Serhiy Haidaiは、ウクライナ
TVでの発表で、ロシア軍による攻撃が大きく
エスカレートしており、ロシア軍は西に前進
して凍った森林地帯へと向かっていると
述べた。さらにHaidaiは、ウクライナ軍は
反撃を加えて持ち場を守っており、「ロシア軍
の攻撃が功を制していない」 と強調している。
「今までのところ、何らロシア軍は成功を
収めていない。ウクライナ軍はロシア軍を
全面的に押しとどめている」

(以下略)
******************************


私のモノクロ イラストより

広く報道されているとおり、ロシア軍は
「無駄な執念による」 大攻勢をかけて
いるようですね。しかし、その結果
「原発のダーティ ボム化」 が起きて
しまった場合、放射性物質による汚染は
ウクライナの本来の領土内にとどまらず、
ロシア領土にまで広がる恐れがあるの
ですが。それとも、自国領土の汚染を
覚悟で、ウクライナの原発を 「一種の
核兵器」 として利用したいのでしょう
か??

核兵器と核発電を単純に二分して
考えるのが現実的でないことを実証
する実例ですね。
やはり、この両者は廃絶するしか ・・・

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ページ b-4) フランスを作成中

上の黒いメニューでは、項目を基本的に
アルファベット順で配列しております。
そのb-3) の最後で私は、
「フランスや中国での核兵器開発と原子炉
の不可分な関係を調べて取り上げることも
できますが、この「不可分性」の実例と
しては、これまでの3国で充分じゃないで
しょうか??」
と記し、しばらくb-4) を作成しませんでした。
フランスや中国での原子炉の導入歴史を
単純に続けてもよかったのですが、どの国
でも結論は同じ、つまり 「核兵器と核発電
は不可分」 ということになるので、
それを繰り返すのもどうかと思った
ですね。

もういいかしら・・・ 私の昔の点描練習

もういいかしら・・・
私の昔の点描練習

さて、それから29か月ほど経過したので、
フランスの核導入の歴史へと進んでも、
マンネリとは思われないでしょう。

加えて、ここ半年ほどフランスでは
核発電関係で
・ 2022年夏の危険な熱波のなか、
原発からの温排水による河川水温の上昇が
問題になり、原発の稼働が危ぶまれた。
・ 原発作業員のストライキで、原発稼働が
やはり危ぶまれた。
といった問題が発生しましたよね。

そこで、フランスでの核兵器と核発電の
導入の歴史について、ページ b-4) を
作成しておこうと思います。

現在、作成中です。しばしお待ちくださいませ

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国際科学者団体の警告

自然科学関連ニュースの専門ウェブ
サイト、Phys.orgより。

International group of scientists warns nuclear radiation has devastating impacts on ecosystems (phys.org)

International group of scientists warns
nuclear radiation has devastating
impacts on ecosystems

コロラド州立大学Jayme DeLoss記者
2023年2月6日

明らかなことですが、核兵器が使用されれば
生態系に重篤な影響を及ぼすことになります
よね。それを、科学者たちの国際組織が
改めて警告してらっしゃいます。
やはり、廃絶すべきものは、早く廃絶すべき
ですね。
ウクライナに放射性物質が降り注ぐ悲劇は、
チョルノービ原発の大事故だけで結構です。
ロシア政府が正気を取り戻し、ウクライナに
平和が戻ることを!
それと、核兵器と核発電の不可分性が、日本
語圏でも広く認識されることを!


“Dirty Bomb Nightmare”
私の作品

では、Phys.orgのウェブサイトがその警告を
紹介しているので、それを私の日本語化で
取り上げますね。
いつもどおり、< > 内は私からの補足
説明です。

************************
ロシアのヴラディミール プーティン大統領は、
ウクライナでの戦争において 「戦術核」 を
使用する可能性があると脅迫している。だが、
どのような種類であれ核兵器を使用するなら、
大規模な破滅をもたらすと、全世界の著名な
科学者たちの組織による新しい方針宣言書が
述べている。その組織の要請では、政策
決定者たちや一般市民に、放射性物質に
よる生態系への影響や長期的な結末を
認識してほしいという。

この宣言書を記したのはInternational
Biodiversity Networkという団体の科学者
たちだ。これは, 生物多様性や生態系の
健全性、生態系維持活動などの専門家
として世界的に認められている科学者たちの
組織で、その中にはコロラド州立大学の
Warner College of Natural Resources
(ワーナー天然資源学部) の学部長である
A. Alonso Aguirre  <アメリカの野生生物
研究者> も含まれる。

偶発的な漏出も含め、どのような形であれ
放射性物質が漏出すれば地球上のすべての
生命に悪い影響が出ると、10か国を代表する
科学者たちが結論付けている。


“Run” For your life!”、部分
私の昔の作品

「いわゆる戦術核戦争であっても、地球という
惑星のすべての生命に深刻な危機をもたらす」
そう語るのは、チリのローマ教皇庁立カトリック
大学で生態系と環境の教授を務め、著名な
著者でもあるCristian Bonacicだ。「食糧生産
<への影響>、そして生物の移動に伴う連鎖
反応によって、未曽有の大規模破局が訪れる。
それにより、現在の人新世が終わる。科学者
である我々は、政策決定に関わるすべての
人々に、放射線に関連するリスクに警戒して
もらいたい」

放射性物質は漏出した場所に留まるわけ
ではなく、大気や水系を広がっていくため、
その影響は順次連鎖拡大してしまう。しかも
そうした汚染は何百年、あるいは何千年も残り
生物圏の機能を歪めてしまう。

高レベルの放射線に被曝すると生命体は
疾患に陥り、あるいは死亡するため、ある
地域ですでに絶滅が危惧されている生物種
の絶滅を招きかねない。一部の生態系は影響
緩和能力や適応能力の限界を超えた状況を
強いられてしまう恐れもある」 と、科学者たち
は警告している。

「生態系は人が生きていくための基本的で
不可欠なニーズを満たしてくれるものだが、
それに何が起きるのか、充分に配慮する
必要がある。核戦争が起きれば、地球が
持ちこたえられる限界を突破してしまう
危険性があるのだ」 と、Aguirreは述べて
いる。


“Contamination”
私の昔の作品

偶発的な放射性物質の漏出による大規模な
環境への影響は、すでに何度か発生して
いる。1986年にはチョルノービ原発が爆発
したが、その放射性物質はヨーロッパのほぼ
全体に広がってしまった。また2011年の
福島第一原発の大事故でも放射性物質が
大量に漏れ出し、カリフォルニア沖でも高い
レベルの放射線を発する魚が捕獲されている。

この宣言書によれば、ウクライナの
ザポリージャ原発への砲撃では、放射性物質
漏出のリスクが特に高い。

その著者たちによると、核爆発が起きれば
世界の食料のつながりが破壊され、飢餓が
多方面に広がる。つまり、大気も水系も生物
の生息圏も破壊され、死を招く。人類と生態
系とが生き残るうえで、放射線がどれだけ
有害か、すべての科学者たちが警鐘を鳴らす
ことが必須だ。

「Scientists warning on the ecological
effects of radioactive leaks on ecosystems
(放射性物質漏出が生態圏に及ぼす影響に
関する、科学者たちからの警告)」 という
宣言書は、 Frontiers in Ecology and
Evolution
に公表されている。<Frontiers | Scientists warning on the ecological effects of radioactive leaks on ecosystems (frontiersin.org)
**********************

Something Wicked This Way Comes
“Something wicked this way comes”
私の、かなり昔の作品

もう、皆様も予想通りの内容だったと
思います。
ウクライナからロシアが1日も早く撤退して
くれることを祈ると同時に、核兵器と核発電の
廃絶をこれからも 「やかんをのせたら~~」
は訴えてまいります!

* それと~~ 私が放射線の健康影響を
あまり取り上げない理由 II

右の「アーカイブ」の下で2022年9月を
クリック → 9月26日の投稿をご覧いただくと、
「放射線の健康影響について、あまり取り
上げていないのは、なぜか?」 を述べて
おります。

そこでは、主に私 (ひで) の担当分野で
ないから、という側面を述べました。
実はもう1つの側面があって、それには
本日紹介した記事が関連します。

2011年~12年ごろ、食品の放射線検査
などが問題になりましたよね。それ自体は、
当然の反応だと思います。
ただ、当時の「反原発」の動きの中で、
「放射線の健康影響 」というと、食品検査
ばかりが目立ってしまっていました。

まあ、たとえば赤ちゃんのいらっしゃる
お母さんが「とにかく、私の子供に何を
食べさせたら安全なの?」 と心配になるのは
やむを得ないでしょう。
でも、反原発運動の大半が 「放射線の
健康影響 = 食品検査、」食品検査」 と
いった短絡に陥っているようでは ・・・

はい、上の紹介記事にあるように、
生態系などへの放射線の影響も真剣に
取り上げませんと。生態系の汚染は、
いずれ巡り巡って人間の赤ちゃんたちにも
害を及ぼします。

嘆き 私のかなり昔の10分クロッキー

嘆き
私のかなり昔の10分クロッキー

そのためには、生態系研究と放射線の影響
という二分野のクロスセクションを専門的に
学ぶ人材が必要です。
私自身はすでに核発電と核武装・拡散という
二分野のクロスセクションに集中しているので、
生態学や放射線医学にまで、とても手が回り
ません。
反核勢力の中で、こうした専門分野間の分業と
協力が不可欠だと考えております

エラソーな口を叩いてよければ、
2011-12年ごろの反原発運動は、
1990年ごろから核兵器拡散との関連で核発電を
捉えていた私などからみると、正直いって
「烏合の衆」に見えました!
そこには分業も組織化も見えなかったからです。
だから私は当時、「いずれ10年も経って
ほとぼりが冷めると、日本政府は新型原子炉
の建設とか言い出すだろ~よ」 と予測して
いました。今まで、幾度か述べたとおりです。

そして2023年2月現在、実に不本意ながら、
私の予測は的中しちゃいましたよね。
私としては、今からでもこの予測を 「ハズレ」
に変えたいのです。

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イスラエルのi24テレビの報道より、JCPOA関連

本日はJSTで2月5日なのですが、
それより2週間前の報道なので、新しいもの
ではありません。
ただ、そもそも日本語ニュースでは最近、
JCPOA再建交渉についての報道がほとんど
聞こえてこないのですよ。「やかんをのせたら
~~」 のフォーカスからして、やはりJCPOA
については時折取り上げませんとね。

というわけで、イスラエルに本拠を置く
i24NEWS English の報道を、私が聞き
取って日本語化、紹介しておきます。

英語のニュースを聞いてわかる方々は、
US says Iran rejected chance to revive nuclear deal – YouTube
をご覧くださいませ。

そんなキビシーことばかり言うのよね、このウェブサイトは!

そんなキビシーことばかり言うのよね、このウェブサイトは! 私の、昔のデッサン

そもそも、イランが核開発に踏み切った動機
としては、イスラエルが核兵器を実際には
保有していることに対する対抗ではないのか?
と多くの人たちは見ていますよね。
そんな対立関係にあるイスラエルなので、
報道内容もはっきりと反イランぽいものに
なっていることには、ご注意ください。
ニュース報道を読む・聞くというものは、
いうなれば 「編集された伝言」 を聞くこと
なのだという事実を、何事でも忘れないよう
にしたいですね。

では、
私が英語ニュースを聞きとって日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。

****************************
US says Iran rejected chance to revive
nuclear deal
(イランは核合意の再建チャンスを拒絶したと
アメリカは主張)

イラン国内では反政府デモに対する残虐な
弾圧が続いており、そのため国際関係では
じりじりと隅に追いやられている。イラン
イスラム共和国は本日、5名の男性をデモ
への関与を理由に死刑執行した。今までに
逮捕された人は推定で1800名を超えており
500名以上がセキュリティ部隊により殺害
されている。さらに先週、イランはイラン系
英国市民であり前副防衛大臣のアリーレ
ザクバリーを絞首刑に処した。スパイ容疑で
ある。国際社会は引き続き強い抗議を示して
いるのだが、イラン政府は全く反応を示して
いない。アメリカにとっては、こうした出来事も
あって、<2015年の> 核合意再建交渉は
さらに手の届かないところに行ってしまった。
特に、イランが同合意に復帰するよう申し出
があったのだが、それをイランが拒絶して以来
状況は絶望的である。

この道の先は ・・・ かなり昔の私のスケッチ

この道の先は ・・・
かなり昔の私のスケッチ

(画面が変わり、ブリンケン国務長官)
「核合意に復帰する機会があったのだが、
イランがそれを台無しにしてしまった。もう
何か月も前のことだが、交渉テーブルに
戻る機会があったのだ。それをイランが
拒否した。他の関係者すべてが、そうした
機会を用意したのに、である。ヨーロッパ、
アメリカ、さらにその時点ではロシアも
中国も。その結果、JCPOAは現実上は
もはや議題の1つにもなっていない。
そんな状態が、もう何か月も続いているのだ。
そのため、アメリカとしてももはやJCPOA
にはフォーカスを合わせていられない。
イランの国内情勢や人権弾圧、ロシアが
使用する武器のイランからの供給と
いった問題に、すでにフォーカスを移している」

関係諸国の多くにとって、イランとの核合意
再建はもはや不可能となっており、そうなって
から久しい。イランは核兵器の製造保有に
執念を燃やし、しかも国民を残虐に弾圧し、
国外からの警告も無視している。これをどう
するか、頭を痛めている。英国のジェームズ
クレバリー外相は、今もこのように答弁して
いる。

もはや望みなし??~~ 私のかなり昔の10分クロッキー

もはや望みなし??~~
私のかなり昔の10分クロッキー

(クレバリー外相)
「今後も我々はイランに働きかけていく。
いずれ、我々の忠告を真面目に聴く日が
来るだろう。何千年もの洗練と芸術の歴史を
誇る国が、醜悪さと残虐性という悪評を国際
社会から受けることを願っているとは、
思えないからだ」

だが、そんな国際社会からの非難をイランが
本気で気にしているのか否か、怪しい。西側
は少なくても、イランの困った行動を無視して
いないぞ、という合図を送り続けている。EU
議会はこの水曜日午後 <1月25日の
ことだろうと思います>、イランの革命防衛隊
をテロ組織と認定することに賛意を示した。
イラン政府へのプレッシャーを狙ってのことだ。
****************************

忘れないでね 私の、かなり昔の作品

忘れないでね
私の、かなり昔の作品

このまま進むと、核兵器保有国がまた1つ
増えることになりますね。
イランの場合、ウラニウム濃縮工場がその
大きなカギを握っている点を、忘れては
いけません。核発電 (平和利用) と核兵器
の間の境界なんて、こうして幾度も破られて
きたのです。
上の黒いメニュー (項目は、基本的にアルファ
ベット順) の 付録 w-4) で後半に紹介して
いる、アル ゴア前副大統領のインタビューも、
まだお読みでない方は是非お読みください。

私たちは、「平和利用」 というお題目に
騙されず、核兵器と核発電の両方の廃絶を
目指してまいりましょう。

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ザポリージャ原発に関する交渉が 難航 ・・ロイター

Reuters

Talks on Zaporizhzhia nuclear
plant tough – RIA cites Russian
deputy foreign minister
(ザポリージャ原発に関する交渉が
難航 ― ロシアの副外相が発言とRIAが引用)

RIAとは、ロシア国営の国内向けニュースの
ブランドです。
ザポリージャ原発周辺に非武装地帯を設ける
交渉が難航するだろうというのは、皆様も予想
されてらっしゃったと思いますが、やっぱり
ロシア側はそれをウクライナのせいにして
いるようですね。

その様子の一端を、Reutersが報道して
くれています。
Talks on Zaporizhzhia nuclear plant tough -RIA cites Russian deputy foreign minister | Reuters

いつもどおり、
私による日本語化
< > 内は、私からの補足説明
です。

どうなることやら・・・ 私がかなり昔に描いた、20分のボールペン クロッキー

どうなることやら・・・
私がかなり昔に描いた、20分のボールペン クロッキー

**************************
モスクワ発、1月30日(Reuters) –  ロシア
軍が占拠しているウクライナのザポリージャ
原発の周辺に非武装地帯を設けるための
交渉が、難航している。しかもウクライナ政府
は、単に時間稼ぎw3押しているように見受け
られると、ロシアの副外相Sergei Ryabkov が
この月曜日 <1月31日> に述べたと、
<ロシア国営のニュース機関> RIA Novosti
が報じた。

「IAEAとの交渉は継続しているが、同原発
周辺の保護地帯のパラメーターとしてどの
ようなものを設定できるのかについては、
公に発言ができない。この交渉プロセスは、
容易なものではない」 と、Ryabkov はRIA
とのインタビューで述べた。

「ロシア側としては、すでにIAEAの
ラファエル グロッシ事務局長にこちらからの
提案を提出しているのだが、我々の知る限り、
ウクライナ政府がまだ、IAEA事務局長の申し
出に対して明確な回答を出していない。
明らかに、時間稼ぎをしているだけだ」
**************************

争いが始まる前になんとかしないと ・・・ でもそれには~~ 私の、かなり昔のコラージュ作品

争いが始まる前になんとかしないと ・・・ でもそれには~~
私の、かなり昔のコラージュ作品

ウクライナ側からの事情説明も、グロッシ
事務局長の見解も、聞いてみたいですよね。
やはり、交渉事では関係者各位の意見を
聞いてみませんと。

やっぱりな~~と言うべきか、侵略開始 →
原発が占拠されたという事態になってからだ
と、IAEAなどが動いてもなかなか交渉は
進まないものです。原発や核施設には初め
からかなりの防衛部隊が必要になりますよね。
日本での 「警備会社」 程度のものじゃなくて、
少なくてもPMC (Private Military Company)
を充分に配備しておきませんと。すると、その
発電コストはどれだけ跳ね上がるのか ・・・?

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固定ページ d-8) をアップロード

固定ページ d-8) をアップロードしました。
上の黒いメニューでは、項目を基本的に
アルファベット順で並べております。
d-8) を見つけて、クリックなさってください。

d-6) などで述べた 各発電の軍事的リスクが、
現実に今回のロシア軍によるウクライナ侵略で
軍事計画に取り入れられていた、という
凍り付くような現実がお分かりになると思います。

Business Insider というアメリカの金融情報や
ニュースのウェブサイトが報じている記事の
紹介です。

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ザポリージャのロシア側当局、IAEAに暴言

インドの右派メディア、REPUBLICWORLD.COM
のウェブサイト報道記事より
Zaporizhzhia official lashes out at IAEA over its claims about explosion in nuclear plant | Russia Ukraine Crisis (republicworld.com)

このインドのRepublicというメディア企業
にはあれこれ問題があるようですが、いろいろ
な立場の報道を読んでみるという意味で、
紹介しておきますね。

いつもどおり、
私による日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。


核なき未来へ!
私のハンドペイント シャツ作品

***********************
Zaporizhzhia Official Lashes
Out At IAEA Over Its Claims
About Explosion In Nuclear
Plant

(ザポリージャ当局、原発周辺での爆発に
関するIAEAの主張を乱暴に否定)

2023年1月27日
Buhagyasree Sengupta記者

ザポリージャ地区の <ロシア側> 当局は、
ザポリージャ原発周辺での爆発に関する
IAEAの報告を 「挑発行為」 と非難した。
Sputnik <というロシアの通信社> との
対話で、ザポリージャ地区 <のロシア側>
行政府のある役人が、<上述のIAEAに
よる> 報告を虚偽だと主張、挑発行為だと
述べた。このザポリージャ当局役人による
攻撃的な発言は、IAEAがこの木曜日
<1月26日> に発表した声明を受けての
ことだ。<IAEAのグロッシ事務局長は26日、
ザポリージャ原発周辺で激しい爆発が続いて
おり、当地での軍事活動のし烈さを示している、
との声明を発表しました>  この声明に
おいてグロッシ事務局長は、ウクライナの
ザポリージャ原発周辺で 「激しい爆発」 が
続いていると断言している。

another pose, 20-min / 別のポーズ、20分
疲れたモデルさん
私が昔描いた、20分クロッキー

グロッシによるこの断言に応答し、
ザポリージャの <ロシア側> 地域行政
当局のメンバーであるVladimir Rogovが
IAEAに嚙みついた。

「この声明の情報は、現実と対応していない。
ザポリージャ原発周辺では爆発など発生して
おらず、特に激しい爆発など起きていない。
明らかに、この声明はIAEAによる巧妙な
情報操作・印象操作であり、ザポリージャ地区
での状況に関する懸念を作り出そうとする
挑発行為だ」 とRogovは断言した。

Rogovは、IAEAが 「キーフ政府とその指導
層の政治的意図」 を遂行してしまっている、
と批判した。 「キーフ政府とその指導層の
政治的意図」を遂行してしまっているとの
印象を得る。キーフ政府は、戦闘の前線の
うちザポリージャ地区ではロシア軍が侵攻を
成功させているが、それを憂慮している。
そこで彼らは、あらゆる手段を講じて誤情報を
拡散しているのだ」 と述べている。

もう一人のロシア側役人も、ロシアの信頼を
失墜させようとしていると、IAEAを批判

ロシア政府のエネルギー庁であるRosato
<Rosatomの誤りだと思います> の
一部であり国営の原子力機関である
Rosenergoatom の局長付顧問の
Renat Karchaa も、この声明に関して同じ
ような断言をした。「ここでは、専門家たちが
激しい爆発音を聞いたと言っている。だが、
そうした音がどこからしていたのかは、決して
述べていない。つまり、彼らは聴覚も視覚も
委縮しているのだ。そして、あいまいな情報は
何でも反ロシア的に理解されてしまう」 と
Sputnikに述べている。

"Argument III -- To the Rescue"
“Argument III – To the Rescue”
私の、昔の作品

Karchaa は、砲撃が 「どこから」 行われた
のかを意図的に公表していないと、IAEAを
非難した。「同原発の核安全性を確保できず
にいる国家としてロシアを貶めようとする
攻撃練習の一環だ。同時に世界の衆目を
集めて、深刻で重大な事態が進んでいると
思わせたいのだ」 とも語った。

この声明とは?

木曜日 <26日> に <グロッシ> 事務
局長はこの声明において、ウクライナの
発電所にいる専門家たちからの情報によると、
同発電所周辺では爆発が頻繁に発生して
いると述べている。この声明においてIAEA
は、ロシア軍が同原発をウクライナ軍の砲撃
から守り安全を確保する能力を問題に
している。

IAEAはさらに、ここ何週間かは爆発の報告
が、ウィーン本部に対してほぼ毎日あると
述べている。今回の声明でグロッシはさらに、
砲撃を恐れてウクライナ国内の原発では
出力を落としているとウクライナからIAEA
への報告があるとしている。

「すでにIAEA では、チョルノービを含む
ウクライナのすべての原発に恒久チームを
配置している。そうしたチームは技術的な支援
や助言を行っており、さらに発電所のニーズ
の評価や発見事項のウィーン本部への報告
なども行っている。こうしたチームがいること
で、今回の戦争のただなかでウクライナの
原子力の安全とセキュリティの確保を支援
しているIAEAの努力を示す、大きな証左と
なっている」 と、グロッシは今回の声明で
語っている。
*********************************


“YouTube Politician”
私の作品

まあ、戦争ってこんなものですよね。
敵対する両社からの情報操作があって、
情報が錯綜してしまう。そして、第三者
機関もその錯綜に巻き込まれてしまう。

ロシアとしては、昨年秋にザポリージャ
州の併合宣言を出した以上、原発への
砲撃などをウクライナ軍のせいにしたがる
のは、容易に推察できますよね。
でも、ウクライナにしてみれば、
自分たちの貴重な電源をわざわざ破壊して
「巨大ダーティ ボム」 にしてしまう理由は、
どこにもありませんよね。自国領土も甚だしく
汚染されてしまうので。

IAEAでは原発現地にチームを配置している
のですが、それが 「爆発があった」 と明言
しているのに、「砲撃がどこから来たのかを
述べていないじゃないか」 とイチャモンを
つけて否定するのは、いかにもロシアの軍
や政府らしいですよね。

ウクライナに1日も早く平和が戻ることを!

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固定ページ e-3) をアップロード

固定ページ e-3) をアップロードしました。
内容は極めて基本的なもので、
・ 有名な 「終末時計」 が10秒進んでしまった
という報道の紹介
・ 核発電とは、それに関わる深刻な
問題であること
・ それを日本語で説明するため、
「やかんをのせたら~~」 をやっていること
という 根本的な3点を述べております。

この深刻さを日本語でも説明してくれる
個人や団体が、さらに増えてくれますことを!

上の黒いメニューでは、項目を基本的には
アルファベット順に並べております。
そこで e-3) をクリック!

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ウクライナの原発にHIMARS??

Russian spy service says HIMARS, other weapons deployed at nuclear power stations in Ukraine

Russian spy service says HIMARS, other weapons deployed at nuclear power stations in Ukraine – CNA (channelnewsasia.com)
シンガポールの国営系多言語ニュース
チャネル、CANのウェブサイトより。

ウクライナの原発にはHIMARSなどの西側
供与兵器が配備されていると、ロシアの
諜報機関が非難しているという報道です。

いつもどおり、
私の日本語化
<  > 内は私からの補足説明
です。

2023年1月23日 JST

20 minutes with ball-point pens / 20分のボールペン描画
錯綜 ・・・
私の、昔の20分ボールペン クロッキー

************************

ロシアの対外情報庁 (SVR) が月曜日
(1月23日)、ウクライナが西側支給の
兵器をウクライナ全土の原発に配備して
いるとウクライナを非難した。

だがその主張の根拠をSVRは示して
おらず、Reutersはこの主張の確認を
できていない。

ある声明でSVRは、アメリカが供与した
HIMARSというロケット発射装置や防空
システム、火砲弾薬がウクライナ北西部
のリウネ原発に配備されていると
述べている。

「ウクライナ軍は、西側が供与した武器
や弾薬を同国の原発敷地内に保管して
いる」 とこの声明は述べており、さらに
リウネ原発への武器搬入は12月の最後の
週に行われた、としている。

ウクライナには原発が多数か所あり、
今回の侵略戦争の開始以来今も、懸念の
焦点となっている。

ロシア軍は侵略開始から48時間以内に、
稼働不能になっているチョルノービ
原発を占拠、さらにヨーロッパ最大の
ザポリージャ原発も今回の戦争初期
以来占拠している。

ザポリージャ原発での砲撃については、
ウクライナとロシア両国政府は互いに
相手を非難しあっており、また
ウクライナによればロシアは同原発を
実質的な武器庫にして利用している。

国連の核監視機関 <IAEA> では同
原発周辺での軍事攻撃に関する深刻な
懸念を表明しており、核災害が発生する
リスクを警告している。
****************************


どの線が本当なの?
私の、昔の20分クロッキー

実際にどうなっているのかは私には確認
しようもないのですが、今までの経緯
から推察する限り、ロシア当局の言い
そうなことですよね。
そもそも、原発がミサイル攻撃を受け
ないよう迎撃システムを配備するのは、
当然といえば当然だと思いますし。

上の黒いメニューでは項目を基本的には
アルファベット順に配列していますが、
その d-6) で核発電に伴う各種の軍事的
リスクを列挙しております。それらの
深刻なリスクに加え、敵国がこうした
情報操作を行うことも、当然予想でき
ます。

たとえば 「どっかの敵国」 が日本に
攻め込んできて、日本の原発のいずれか
を占拠したと仮定しましょう。すると、
その敵国は「日本は、その各所にある
原発に武器や弾薬を配備している。
最悪、核事故を故意に引き起こすつもり
なのだろう」 といった情報操作もやら
かしてくる可能性がある、ってこと
ですね。
核も含めたWMDというものは、ここ
までいろいろな面倒を引き起こすもの
です。廃絶するに越したことは、あり
ませんね。

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