固定ページ if-2) をアップロードしました。
IFRとそのフォロワーの「主張されている」主な安全面での特性を紹介し、
その問題点も指摘しております。
確かにメルトダウンはしにくいのですが、高速中性子炉である以上
つきまとう、Naの反応性の問題などは残っていることが、お判り
頂けることでしょう。
上の黒いメニューはアルファベット順に項目を並べております。
if-2) をクリックなさってくださいな。
固定ページ if-2) をアップロードしました。
IFRとそのフォロワーの「主張されている」主な安全面での特性を紹介し、
その問題点も指摘しております。
確かにメルトダウンはしにくいのですが、高速中性子炉である以上
つきまとう、Naの反応性の問題などは残っていることが、お判り
頂けることでしょう。
上の黒いメニューはアルファベット順に項目を並べております。
if-2) をクリックなさってくださいな。
IFRとそのフォロワーの問題点を取り上げるシリーズ if-x) のページ if-1) を
アップロードしました。
EBR-II –> IFR –> S-PRISM それぞれの構造や特長を短く説明しております。
それを知れば、問題点もお察しいただけるかも。
上の黒いメニューで if-1) をクリック!
メニュー内の項目は、アルファベット順に配列してあります。
お待たせしました、IFRとそのフォロワーに関する固定ページの
シリーズ if-x) の最初のページ、if-0) をようやくアップロードしました!
「IFRって、何??}とかおっしゃる方は、とにかく上の黒いメニュー
(項目は、アルファベット順に並んでいます)で、if-0) をクリック!
もちろん、続くページ if-1) の作成も始めております!
アップロードまで、しばらくお待ちくださいな。
上の黒いメニューの下部にある通り、新たな固定ページ付録 w-4) を
アップロードしました。
新たな固定ページとしては、EBR II –> IFR –> S-PRISMを取り上げる
つもりだったのですが、どうも日本語メディアでは「日本の元総理大臣
5名による、EU Taxonomyへの抗議書簡」が今のところ喧しいですね。
そこで、このTaxonomyと書簡を、短く取り上げました。
書簡は、その全文を読んだうえでのことです。
日本語メディアの報道を見ると、書簡全文を紹介してはいない
記事が多いのですが、読まずしてとやかく言うのは~~
私は、全文を読んだうえで私見を述べております。
さらに、高名なアメリカの Al Gore元副大統領の核発電に関する発言も
対比紹介しております。
日本の政治家の皆様には、「しっかりしてくれ!」と
お願いしたいです!
EBR II –> IFR –> S-PRISMについては、さらに何日かお待ちくださいませ!
次にアップロードする固定ページ、制作を進めているのですが、
難航しております。
何を取り上げたいのか??
端的に言えば、GEHによるS-PRISM(あるいは、単にPRISMとも
呼ばれています)という新型原子炉を紹介し、例によって
そのproliferation risksを指摘したいのですが ・・・
実はその一種の前身として Integral Fast Reactor (IFR) なる
「原子炉というよりも、使用済み核燃料の処理施設」が
あり、S-PRISMも「使用済み核燃料の処理装置」と見るべき
でして、「副業として発電も行う」ということなのですね。
要するに、使用済み核燃料というものが、どれだけ処分に困る
難物かが如実に表れている実例と呼べます。
しかも、IFRにもさらに「前身」があって、Experimental
Breeder Reactor II (EBR II) と呼ばれています。EBR II
では1986年に「意図的にメルトダウンを起こさせようとする」
実験が実施されたのですが、LOCA (Loss Of Coolant Accident、
冷却剤喪失)になっても原子炉内の核分裂が「勝手に」
シャットダウンしてメルトダウンしなかったことで知られています。
つまり、「原発 ⇒ メルトダウンが怖い! ⇒ 反対!」という
論理だけでは、反対する根拠が見つからない原子炉なのですね。
でも、放射性廃棄物やproliferation riskを考えるなら、反対すべき
なのですね。
やはり原子炉とは本来、「Pu という ”核ゴミ” を製造
⇒ 原爆に使う」という「核兵器製造のための装置」として
作られた装置です。ですから「核ゴミとproliferation」という
視点を踏まえて見ていかないと、本質をとらえた反対活動が
できなくなるわけです。
その視点からIFR –> S-PRISMを説明したい~~そんな固定ページを
制作中なのですが、上記だけでもお分かりのように、S-PRISMという
1つの技術を説明するのに、IFRもEBR II も説明しないといけない
わけでして。
難航しております!
もうしばらく、お待ちください!
現時点でのJCPOA再建交渉の様子を知りたいのですが、どうも報道があまり多くは
ないです。
そこで、報道内容に「イラン寄り」の偏りを私は感じるのですが、2022年1月30日の
タスニムによる記事から抜粋・紹介しますね。タスニムは、イラン政府寄りの報道
機関です。
Sanctions Removal, Verification, Guarantees Imperative for Deal in JCPOA Talks: Raisi – Politics news – Tasnim News Agency
(経済制裁の解除、検証、確約がJCPOA会談で合意に達するために不可欠と、
ライシ大統領 – タスニム ニューズ エージェンシーより)
2022年1月30日
ライシ大統領とフランスのエマニュエル マクロン大統領とは、<2022年1月29日>
土曜日夜に電話で会談、多様な問題を論じ合った。
2名の大統領が話し合った話題の一部として、両国間の関係強化のための戦略、
地域の問題、そして包括的共同行動計画(JCPOA)再建を目指す交渉の現在の状況や
イランへの制裁の解除などもあった。
アメリカは最近までイランに対しては最大限の圧力をかけるという方針を採用して
きたが、今ではアメリカ自身がその失敗を認めていることにもライシは言及し、
「イラン イスラム共和国は、交渉の過程で合意に達する意志と誠意とを示した。
この点で、交渉相手も制裁解除と検証、有効な確約を必ず示す必要がある」と
強調した。
さらにライシは、中東地域での安全と安定を実現するには地域内での問題解決だけが
方策であり、外部からの介入では実現できないと力説、国際社会に対しイエメンでの
人権危機に注目し同国で弾圧されている人々を包囲解除するよう求めた。イラン
大統領の公式ウェブサイト <Lifting of sanctions, verification, valid guarantee basic principles of a deal / Discussing strategies to strengthen Tehran-Paris ties (president.ir)> の報道による。
イエメン情勢は多面的だし、バイアスのかかった
報道が多いから、ここではやめておくわね ・・・
私の100分デッサンより
・・・(中略)・・・
マクロンはさらにイエメンの市民に対する軍事攻勢を非難、特に先日のサウディ主導の
軍事同盟による攻撃を弾劾した。
両大統領はそれ以外の中東地域情勢についても話し合ったが、それにはレバノン情勢も
含まれていた。
*******************
イエメンの問題に関しては、「やかんをのせたら~~」のフォーカスを離れてしまう
ので、説明はやめておきますね。
JCPOAのきっかけとなったウラニウム濃縮問題だけを見れば、簡単に言うと
イランが「平和利用」という名目でウラニウム濃縮 ⇒ いつのまにやら、
濃縮程度が20%に ⇒ 西側が問題にし、経済制裁や交渉へ ⇒ 2015年、JCPOA
合意成立 ⇒ 2018年、トランプ政権のアメリカが一方的に脱退、イランへの制裁を
再開 ⇒ そうこうしているうちに、イランのウラニウム濃縮が60%に ⇒ JCPOA再建
交渉開始、でもいろいろ難航
といった具合です。
つまり、ウラニウム濃縮を始めたら、後に抜き差しならない事態になってしまった
実例ですね。
そのためウラニウム濃縮はすべて国際管理下でのみ行うようにすべきだという意見も
昔からあるのですが (上の黒いメニューで下の方にある ページ add-2) を参照)、
まだ実現しておりません。
ウラニウム濃縮が、いかに厄介で危険な事態を招き得るか、その実例ですよね。
そして現在主流派の軽水炉 (PWRとBWR)は、ウラニウム濃縮なしでは、
燃料がないので稼働できません。
本来ならこの2022年1月にニューヨークで開催予定だった国連の核拡散防止条約(NPT)再検討会議ですが、COVIDパンデミックのため今年8月に延期されたことは、日本語
メディアなどでも報道されているのでご存じでしょう。関連して、各種団体からの
声明も出ていますよね。
一例として、日本原水協|核兵器のない平和で公正な世界 (antiatom.org) など。
で、共同通信の報道によると、延期を重ねたNPT再検討会議を今年春に開催しようと
する動きもあるそうです。その記事から、一部抜粋して紹介しますね。
No Nukes と複数にしているのは、
「核兵器も核発電も」ってことです。
私がペイントしたタンクトップ
(私による抜粋・日本語化)
国連 核拡散防止条約の会議、ヨーロッパでこの春に開催の動き
共同通信 – 2022年1月27日
Spring talks in Europe eyed for U.N. nuclear non-proliferation pact (kyodonews.net)
ニューヨーク発 – 国連の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の議長に指名されている
人物が、同会議をこの春にヨーロッパで開催する可能性を探っている。これは、
今年の8月に開催しようという予定を繰り上げることになる。木曜日<1月27日>に、
外交筋が明らかにした。
このNPT再検討会議の議長に任命されているGustavo Zlauvinen がこの繰り上げを考えているのは、加盟諸国の一部からの要請を受けてのことだ。
・・・(中略)・・・
情報筋によると、今年3月には核兵器禁止条約の加盟諸国による最初の会議がウィーンで開催される予定で、その後でオーストリア、オランダ、スイスなどでNPY再検討会議を
開催することを、Zlauvinen は検討しているとのこと。
・・・(中略)・・・
核兵器禁止条約は核兵器の開発・保有・実験・使用を禁止するもので、昨年1月に
発効した。
この核兵器禁止条約には、核兵器保有国は1国も加盟していない。また世界で唯一
核爆弾投下の被害を受けた日本も、調印をしていない。これは1つには、アメリカの
核の傘の下で守られているという安全保障上の事情によるもの。
**************
まあ、日本が未加盟の理由は、良く知られたことですね。
問題は、日本の政治家たちの多くに見られる「冷戦期へのノスタルジア症候群」で
して ~~
上の黒いメニューにあるページ mo-2) の終わりでも短く言及した症候群です。
「核抑止」という発想そのものが、冷戦時代のノスタルジアではないのか??
世界的に核兵器を廃絶していくことこそ、真の安全保障ではないのか?
そうした「核抑止」という問題を、いずれ「やかんをのせたら~~」の最大の
フォーカス イッシューとして考えていく計画です。無論、核発電も不可分の問題
として絡み続けます。
「核抑止」問題を取り上げるまでに、かなりの準備が必要になりますので、
その準備期間中に新型原子炉の proliferation risks その他を説明しているわけ
ですね。
しばらく固定ページの作成に追われていたので、JCPOA再建交渉の件から
お暇しておりました。
そのJCPOA再建交渉に関して、できるだけ新しい報道を紹介しますね。
なお、固定ページの方は、次世代原子炉の問題点紹介を続けておりまして、
次回は EBR II –> IFR –> PRISMを取り上げる計画です。長い開発の歴史があり、
「実証炉 EBR II で、“故意に” メルトダウンを起こさせようとする実験を行った
結果、それでもメルトダウンしなかった」という、実にinherently safeな原子炉です。
つまり、「原発 ⇒ メルトダウンが怖い ⇒ 反対!」というパターンでは、
反対する理由がなくなってしまう原発です。さて、その新型原発の問題点とは??
アレコレ調べることが多いので、ページをアップロードするまで時間がかかります。
しばし、お待ちください!
「しばし、お待ちください」って、どうせ何日も ・・・」
私の20分クロッキーより
では、今日のところは、JCPOA関係の記事を。
Iranian Labor News Agency (ILNA)はテヘランに本拠を置くニュース機関で、
2003年2月の設立です。2007年にいったん閉鎖され、2008年7月に
再開されました。
2022年1月26日付の
Vienna Talks is not the end of big game; A French politician
(フランスの政治家、「ウィーン会談で大局が決まるわけでは、ない」)
という記事から、一部抜粋・日本語化して紹介します。< >内は、私 Heeday に
よる説明です。
(私による抜粋・日本語化)
「JCPOAと、その再建交渉の新ラウンドとは、簡単に言ってしまうなら実は
イランと交渉相手つまりアメリカとイスラエルの間での交渉ではない。この交渉が
成功するか失敗するかは、世界の新秩序が出来上がるか、無秩序に終わるかという
大きなゲームの一環なのだ。 このゲームを何と呼ぶべきか?「トゥキディデスの罠」と呼ぶのがふさわしい」と、欧州議会の議員がILNAに語った。
<トゥキディデスの罠とは、2012年にアメリカの政治学者 Graham T. Allisonが
編み出した造語で、古代ギリシャの歴史家トゥキディデスが記録したスパルタと
アテネの間で争われたペロポネソス戦争にちなんだ言葉です。今まで支配的だった
勢力と、新興勢力とが接触すると、戦争になりやすいという傾向を著している
そうです>
ILNAニュース機関の独占インタビューで、フランスの政治家エルヴェ ジュヴァン(Hervé Juvin) は「衰退しつつある勢力の前に、新興勢力が登場したら、何が
起こるか?このゲームにおいて、EUと一部ヨーロッパ諸国とは、とにかく存続を
続けたいとあがいている」と述べた。
「定かではないが、まあ、存続はできるだろう。だが問題の要は、ワシントン、
テルアヴィヴ、モスクワ、北京の間にある。この問題の本質は、西側世界による
全世界の支配ということなのだ。・・・(一部省略)・・・」
ジュヴァンによれば、アメリカや西側諸国にとって、1990年代に <英国の首相であった> トニー ブレアの次の言葉は、今も真実だ。「イスラエルの安全を完全に保障することなしには、何も達成できない。 ・・・(一部省略)・・・」という言葉である。
「だが、イランにも同じことが言える。シンにイランの発展を考えているのは、
誰なのか?<西側との>組織的な対決を進め、経済制裁にもがき苦しむ国民の
過激化を望む勢力なのか?それとも、イラン周辺地域の融和やイスラエル国家の承認、
中東のすべての国々との外交・経済的な関係樹立を目指して人知れず活動する勢力
なのか?」
「1つの身体が、4つの空間に分かれていたら・・・?」
私の20分クロッキーより
・・・(一部省略)・・・ 最近、イラン大統領がロシアを訪問しており、<JCPOA
再建に>対する期待が強いことは間違いない。だが、ジュネーヴでの交渉ですべてが
決まるわけではない。
「イランとロシアの間での交渉の今後、そして中国との合意でそれが完成する。
その方が、ワシントンからの経済制裁構成よりもはるかに重要なのだ」
エルヴェ ジュヴァンが力を込めて語るには、「イランとその人たちには、未来がある。イラン帝国には3000年ほどの歴史があり、JCPOA交渉が失敗に終わったとしても、
そのためにイランの歴史が終わるわけではない。・・・(一部省略)・・・」
ジュヴァンの結論は、次の通り。「ただし、これは言っておかねばならないが、
制裁や貿易規制も戦い方の1つだ。戦争よりも優れた戦い方だ。この戦いがどうなるか、それは戦いの初日の時点では、誰にもわからない。誰でも知っている通り、勝った軍で
あっても、犠牲者なしでは済まない。しかも現代の戦争では、民間人の犠牲者は
正確な人数さえ分からないのだ。平和を保ち、民間人の安全を保つため、あらゆる
努力を尽くさねばならない。世界のどこであっても。この平和のための尽力こそ、
EUが取り組むべき課題なのだ」
*****************
もうお分かりのとおり、核発電はその発生時点から核兵器と不可分でして、すると
核発電には当然、世界情勢や軍事問題、大国の覇権といった深刻な問題が絡みついて
いるわけですね。単に「エネルギー源と経済」だけの問題ではありません。
(もちろん、エネルギー源と経済も重大な問題ですが) ましてや、「メルトダウン
こわい! ⇒ 原発反対!」 (無論、これも深刻な問題ですが) というだけの問題など
では、決してありません。
国際関係、国防、核抑止、軍事とエネルギーが経済に及ぼす影響、・・・ などなどが
絡む巨大な問題なのですね。
ですから、「原発問題」という1つの問題系があるわけじゃ、ありません。あまりにも
多岐に及ぶ問題が絡み合った複雑系なのですね。したがって、反原発運動には、
多様な分野の人材が必要になります。
一人一人は、自分の専門分野を決めて取り組んでいくことに ならざるを得ないですね。
私の場合、それをproliferation riskにしようとしているわけです。
固定ページ mo-2) をアップロードしました。
上の黒いメニューの中の項目は、やたら多数あるのが申し訳ないのですが、
アルファベット順に並んでおります。シリーズ g-x) の後に、mo-x) がございます。
mo-2) では、MOXと再処理に伴う問題を歴史的に振り返って論じてくれている論文
を抜粋・日本語化して紹介しております。終末時計で世界的に名高い
Bulletin of the Atomic Scientistsで、昨年(2021年)9月に投稿された記事ですね。
固定ページ mo-1) をアップロードしました。
上の黒いメニューで g-7) の次にございます。
MOXに代表されるような Pu 利用への固執が、いまだに
一部諸国では見られます。
それには、どんな問題があるのか??
それを「やかんをのせたら~~」では今まで取り上げていなかったので、
短く取り上げました。