ザポリージャ原発、外部電源喪失が続いていて ・・・

ザポリージャ原発、外部電源喪失が続いていて ・・・

ロイターのウェブサイトより
Ukraine’s Zaporizhzhia nuclear plant now without offsite power for six days, Grossi says

Ukraine’s Zaporizhzhia nuclear plant now without offsite power for six days,
Grossi says

2025年9月29日 JST
Reuters

「やかんをのせたら~~」ではこのところ、
・ 核抑止問題を突っ込んでいた
という事情もありますし、加えて
・ ザポリージャ原発の外部電源喪失は、すでに何度も起こっている
という事実もあるため、
現時点でのザポリージャでの外部電力喪失については、
取り上げるのが遅くなりました。
決して、無視してたわけじゃ、ありません。
Reutersの報道記事から、私が一部抜粋要約・日本語化して
紹介しますね。
<  > 内は、私からの補足説明です。

ドロボーだ!

*******************************
(Reuters) – ザポリージャ原発が外部電力の供給を失ってから、今日で6日になると、国連の核監視機関で<あるIAEA>のチーフ、ラファエル グロッシが月曜日<29日>に述べた。

・・・・・

IAEAの事務局長であるグロッシがXに投稿したところでは、グロッシはワルシャワでウクライナのAndrii Sybiha外相と会談、ザポリージャ原発の状況についての意見を交換した。さらにグロッシは、IAEAが外部電力供給の回復に努めているとも述べている。

IAEAによる同原発の一時的委託管理を、ウクライナは希望

ウクライナの国立核規制監視局のヘッドであるOleh Korikovが声明で述べたところによれば、外部電力供給が失われたことで「原発と放射性物質に関し、深刻な安全上の脅威が」生じているとし、外部電力の回復を目指す取り組みを求めた。

IAEAによると、ガ部電力線が先週切断され、これは今回の戦争が始まって以来10度目のことだ。緊急用ディーゼル発電機の稼働が始まった。

<原子炉の冷却については、上の肥大化した黒いメニューの
終わり近くにある 付録 w-15) を参照>

Sybiha外相はグロッシとの会談についてXで投稿、ロシアが「ウクライナの原発を盗み、原発事故の危険が増大しているにも関わらず、ロシアの送電グリッドに無理やり組み入れようとしている。そんなことを世界は許すわけにいかないという点で、グロッシ事務局長と合意した」と述べている。<上の黒いメニュー中ほどにあるページ d-6) で、5) 「原発ドロボーが事故起こしやがった」 リスク という個所も参照>

同外相は、「唯一の現実的な選択肢」とは同原発を一時的にIAEAに委託管理してもらうことだとしている。

****************************

Lascia ch’io pianga —
私のかなり昔の作品

メルトダウンなどにならず、無事にIAEAの手にいったん渡ることを祈ります!
無論、ロシアはなかなか応じないでしょうが。

Posted in Uncategorized | ザポリージャ原発、外部電源喪失が続いていて ・・・ はコメントを受け付けていません

新たな固定ページ nd-6) をアップロード

新しい固定ページ
nd-6) (Nuclear deterrence) 「正気」が崩れると、
核抑止は ・・・

をアップロードしました。
上の黒いメニュー(肥大化していて使いにくくて
ゴメンナサイ!)で nd-6) を見つけてクリック!
黒いメニュー内の項目は、基本的に
アルファベット順です。

核抑止が成立する主な前提の1つに、当事者国家の
指導層が「正気」であること、というっものがあります
よね。
はたして、この「合理的な判断をしてくれる」という
想定は、どこまで現実的なのか?
大問題ですよね。

この大問題についての専門家の論考を、
一部抜粋・日本語化で紹介しております。

nd-6) を見つけて、クリック!

Posted in Uncategorized | 新たな固定ページ nd-6) をアップロード はコメントを受け付けていません

こういう方も、「不可分性」を

こういう方も、「不可分性」を

これは日本語メディアの記事なので、ご自分でお読みくださいませ。
原爆も原発も「同じ」… 6歳で広島の爆心地を歩いてから80年 いま福島で高校生に伝えたい、痛切な思い
にございます。

「◆原発事故に衝撃 ・・・・」という段落では、要するに
「やかんをのせたら~~」の中核にあるメッセージと同じことを、
この黒田さんも仰っていますよね。
「やかんをのせたら~~」では、その不可分性を技術的にも説明し、
不可分性が現れた過去の実例や不可分性の発生事情となった
歴史の展開なども説明しているわけですね。

さらに
「◆おかしいと思ったら、・・・・」という段落にあるとおり、
私もたとえ孤立したとしても、この「やかんをのせたら~~」
を続けていく覚悟です。
ただ、上の黒いメニューが肥大化して使いにくくなっているんで、
これはいずれ何とかしようと検討しております。時間がかかり
そうですが。

Posted in Uncategorized | こういう方も、「不可分性」を はコメントを受け付けていません

問題が変化しているのに、既存のソリューションに固執してしまっていては~

問題が変化しているのに、既存のソリューションに固執してしまっていては~

ScienceウェブサイトにあるBeyond nuclear deterrenceという論考の紹介
https://www.science.org/doi/10.1126/science.adf2194

英語の論考を読める方は、下の私による日本語化要約よりも、ぜひ英語原文をお読みになってください。原文の日付は、2022年10月13日です。
著者のStephen Herzogさんは、スイスのETH Zurichという研究機関のCenter for Security Study (安全保障研究センター) でnuclear arms control (核兵器の管理) を専門とする上級研究員でいらっしゃいます。

問題やその状況などが変化・変質しているのに、昔に流行ったソリューションに固執してしまう ・・・ 困った性質ですが、現実にはよくありますよね。

一例として、20世紀後半には「内需主導、”モノ”中心」で急成長できた経済があったのだけど、今では世界の経済環境が変わり、文化で国外のお客様を引き付けアレコレ金銭を使っていただくなど、新しいやり方が必要になってますよね。でも、旧時代のやり方しか知らない政治家が多いと、その経済は崩壊していきます。

世界の核兵器をめぐる環境を見ても、以前に「やかんをのせたら~~」でも指摘したように、
核の多極化が進んでしまっている
ミサイル迎撃システムや軍事ドローン、サイバー戦争など、新たな技術が広がっている
という2点から、冷戦時代(1991年まで)とは大きく変質しつつあります。
ところが。
「核問題 ⇒ 核抑止を!」という条件反射的な主張が多くみられる現状であることは、皆様もご存じのとおりです。

私たちは、核からの自由を得るため、核抑止に代わる新たなソリューションを研究開発するべきでしょう。
それを、下の論考でHerzogさんも訴えてらっしゃいます。

こうなる前に、核抑止を乗り越えるソリューションを考えよう

できるだけ上のリンク先で英語の原文を読んでいただきたいので、私の日本語化要約は、ごく短い抜粋にします。
<  >内は、私からの補足説明です。

*********************************************
・・・ 今回のウクライナでの戦争でプーティンは核兵器を使うぞとの脅しをたびたびおこなっているが、これは核の脅威が冷戦後の今も存続していることを証明する、間違うことなき証左なのだ。世界的な核軍縮を実現するための新たな科学研究の流れを直ちに始めることが必要だ。
・・・・・

・・・ 核のリスクの軽減のための研究予算は急速にカットされており、関心を持つ研究者がいても、実際にそうした研究に従事できる機会は少ない。

社会科学の研究の大半では、核兵器をなくすことではなく、核兵器のある世界で生きていくことに焦点を合わせてしまっている。・・・

しかし学術界の多くの人たちは、核抑止のことを永遠に変わらぬ現実であるかのごとく捉えてしまっている。・・・
・・・・・

今こそ、核抑止を超えた未来の世界を作り上げるための科学研究に出資し、発展させていく時代なのだ。
**********************************

光を投げかけて前を見れば・・・
私の昔の作品
Soft pastel on paper

「核問題 ⇒ 核抑止を!」という条件反射は、間違いなく冷戦時代の約46年間に形成され広まったものですよね。冷戦時代からは「核の状況」が変わっている以上、新たなソリューションを探求するのは当然の課題です。
この当然なことを忘れて、核抑止や核共有の議論をしてしまうっていうのは ・・・

Posted in Uncategorized | 問題が変化しているのに、既存のソリューションに固執してしまっていては~ はコメントを受け付けていません

Peace Negotiations and Zaporizhzhia Nuclear Power Plant

Peace Negotiations and Zaporizhzhia Nuclear Power Plant
(和平交渉とザポリージャ原発)

「やかんをのせたら~~」では核抑止問題にしばらく
注目してきたため、
ザポリージャ原発のことを最近あまり取り上げて
きませんでした。
しかし、忘れていたわけじゃ、ございません。
https://www.rusi.org/explore-our-research/publications/commentary/peace-negotiations-and-zaporizhzhia-nuclear-power-plant
に、Darya Dolzikovaという方による今月(2025年9月)
4日付の論考を見つけました。
いつもどおり、一部抜粋・日本語化して紹介しますね。
詳しくは、上のリンクから元の英語テキストをどうぞ。

<  >内は、私からの補足説明です。
*************************************

<リード>
ロシアとウクライナ間の和平交渉を求める機運が高まる中、
ヨーロッパ最大の<ザポリージャ>原発が今後どう
なるかは予断を許さない。

15-sec and 30-sec croquis / 15秒クロッキーと30秒クロッキー
みんな、逃げて~
私の15秒クロッキーと30秒クロッキー

<本文>
ザポリージャ原発(ZNPP)は今も、両国がせめぎ合う
前線にある。和平・停戦交渉がどのようなものであれ、
同原発とその付随都市であるエネルホダルとは、
ロシアの支配を離れるべきだ。さもないとこの原発は
ウクライナにとってもヨーロッパにとっても放射性物質の
脅威をまき散らしかねない存在として際立ち、ロシアは
引き続き軍用機器類や人員をそこに保管するだろう。
同時に、同原発をウクライナに引き渡したとしても、
安全性を確保するのは大仕事だ。・・・・

ロシアによる誤った稼働

・・・エネルギー用インフラを標的にするのは戦争での
常とう手段だが、原発の場合には核物質があるため
独自の危険性がある。それを軍事標的にするのは、
無責任だ。原発への攻撃は、非戦闘員に被害をもたらす
恐れがあるなら、人道のための国際法で禁じられている。
原発に深刻な事故を発生させるには、原子炉を直接
攻撃する必要はない。攻撃やメインテナンスの不備などで
冷却水や外部電源システムに損傷が出れば、原発の稼働と
安全のためのシステムには問題が発生しうるのだ。
そして、実際にZNPPではそうした事態が幾度か発生して
きている。最悪の場合、こうした事態から放射性物質が
漏出することもあり得る。<上の黒い巨大化した
メニューで、付録 w-15) も参照>

・・・・・

20-min croquis of strokes / ストロークのクロッキー、20分
拷問はやめてくれ・・・
私の20分クロッキー、男性のモデルさん

・・・同原発を占拠中のロシア軍は、ウクライナ人の
原発スタッフやエネルホダル市民に対し、拷問や拘束、
その他嫌がらせを行ってきている。・・・ ZNPPの
スタッフに対する拷問の報告には、証拠もよく整って
いる。著者に入った情報によれば、2025年8月の時点で
最低でもエネルホダルの住民19名がロシアにより拘束
されている模様だ。そうした人たちの中には、
長期間の投獄刑に処された人たちもいる。・・・

・・・ 同原発でのロシア軍の活動を監視するTelegramの
チャネルもあり、その一部はロイターでも報道されている。
そうした動画などを見ると、ロシア軍はそこから武器を
発射、軍用機器を保管、さらには敷地内でBBQをしたり
している。・・・ ZNPPに配置されているIAEAのチームが
先日報じたところによれば、「敷地の教会に極めて近い
位置から」外へ向けての発砲が聞こえたそうだ。
ウクライナ高官たちによれば、ロシア軍は以前から、
この原発からドニプル川対岸にあるニコポルなどの
都市への攻撃を行ってきている。だがウクライナ軍は
それに対抗する充分な反撃をできずにいる。迂闊な
反撃をして原発に損害をもたらし、原発事故を招く
わけにいかないからだ。
<敵軍がこちらの原発を占拠してしまった場合、
こちらは迂闊に手を出せなくなる ・・・ つまり原発は
防衛の脆弱箇所となりえるのですが、これについては
多くの方がご指摘済みです。「やかんをのせたら~~」
でもとっくに指摘済みで、上の巨大化した黒いメニューで
ページ d-6) にある「原発ドロボーの襲来」という
あほバカ漫画の下をご覧くださいな>

そうでなくとも、戦場において原発を稼働させること
自体に、大きな問題やリスクがある。その実例の一部
として、すでに外部電力供給の喪失や冷却水供給の
深刻な問題がたびたび発生してきた。しかも、ここ
数中間、悪化しているのだ。加えて、優秀なスタッフも
不足している。・・・・ ロシアの原発のスタッフを戦地に
ある原発で働くよう招いても、なかなか応じては
くれないだろう。・・・

それだけの問題がありながら、ロシアの国営原子力
企業Rosatomの経営陣の発言からも、ZNPP周辺で
観察された出来事を見ても、ロシアはこの原発の
再稼働に執着してしまっている。現状で再稼働など
すれば、無責任極まりない。・・・ <現在、ZNPPの>
原子炉はコールド シャットダウン状態にあり、
この状態では何かあった場合に対応する時間が取れ、
重大事故を防止しやすくなる。炉内の核燃料の同位体
組成も、稼働中かコールド シャットダウンかで
異なってくる。稼働中のほうが、無論リスクが高い。
現在のような戦時下において再稼働に踏み切れば、
原発事故のリスクは大幅に増大してしまう ・・・

20-min croquis / 20分クロッキー
呆れてすっ飛んじゃう~
私の20分クロッキー

ロシアによる制御が続く場合のリスク

上述の各理由から、ZNPPとエネルホダルをロシアが
制圧したままでは、どのような停戦あるいは和平協定も、
不完全で持続性のないものになってしまう。原発の稼働や
メインテナンスの人材もなかなか手に入れられずにいる
ため、ZNPPを無事に運用する能力は低下していく。
同時に、経年劣化も起きる ・・・

ロシア側の操作員たちにはRosatomとロシア政府から、
ZNPPの<6基ある>原子炉の一部でも再稼働せよとの
プレッシャーがのしかかる見込みだ。Rosatomの経営陣に
よれば、2023年までの時点で同社はZNPPとエネルホダル市
とに200億ルーブル<約356億円>を充当しており、
2026年までにさらに900億ルーブルを投じる計画だ。
一方、第三者のロシア語ウェブサイトにある財務記録を
見ると、Rosatomの子会社がZNPPの運営を継承して
いるのだが、その子会社の2023年の純損失は120億
ルーブルに達していた。

この原発の操作員たちにしてみれば、ロシア政府に
対しても国際社会に対しても、自分たちにはこの原発を
再稼働させて運用していく能力があるのだ、と実証したがる
ことであろう。これは資金フローを確保するためであると
ともに、ロシアの核発電技術とZNPPの和平交渉での
カードとしての価値とを高く見せるためだ。・・・・
上述のように、現状でZNPPを再稼働してはならない。
重大な事故を招く危険があり、そうなればウクライナ
だけでは済まず、ヨーロッパ各地に被害が出る。

さらにZNPPがロシアの掌中にある限り、ウクライナ国内
並びに停戦・和平交渉の相手(つまり、ウクライナであれ
国際的な国家連合体であれ)にとっては、ZNPPは恐怖の
対象となる。・・・ この原発は、ニコポルから直線距離で
わずか13㎞の位置にある。・・・ ロシアの手の内に
とどまってしまった場合、この原発はロシア軍の
サンクチュアリとなる。NATO軍もウクライナ軍も、
原発に対し本格的な攻撃を行うわけには行かない。・・・
ZNPP周辺が一種の緩衝地帯ないしは立ち入り禁止地帯に
指定された場合には、当然、ロシア軍がZNPPにいること
自体が問題となる。
<ついでに言うと、原発の侵略軍による占拠・基地化は
基本的に世界のどこででも起こりえるのですから、
世界の商用原発すべての周囲に非武装地帯を設ける必要も、
まじめに検討すべきですよね>

Actually, 5 minutes of sleepy hands' work / 眠る手による、5分の作業
憂鬱だ~
私の20分クロッキー、男性のモデルさん

ZNPPの今後に関する選択

理想的には、ZNPPの正当な所有者はウクライナであり、
適切な管理運営ができるのもウクライナのみである以上、
ウクライナに変換するべきである。しかしロシアも、
これ程貴重な戦利品を返したがらないだろう。・・・・

短期的により実現性の高い選択として、ZNPPの所有権を
何らかの国際的なタスク フォースないしはコンソーシアム、
あるいはIAEAに移すのが賢明かもしれない。ZNPPの敷地と
その周辺は、エネルホダルも含め、中立地帯に指定できよう。
そうした地帯を原発周囲に設けることで、原発が軍事基地に
転用されてしまうことを防止できるだけでなく、原発が
周囲の軍事活動からの被害を被るリスクも軽減できる
はずだ。

IAEA内部でのロシアの影響力を考えると、IAEAが
どこまでZNPPに関与できるのか、といった懸念も表明
されていた。この原発をIAEAが委託されて管理運用する
ことで、中立性や信頼性を高めやすくなるだろう。
だが、IAEAは大型事業の運営や重大なインフラ施設の
管理を行う機関ではない。そのため、IAEAだけでは
人材も資金も不足となろう。さらに、IAEAの核エネルギー
部門を担当する副事務局長は、ロシア国籍なのだ。

そこでそれに代わる選択肢として、IAEAと民間主体とが
協力してZNPPの管理運用に当たるという選択がある。
その民間企業としてはヨーロッパやアメリカのもの、
さらに韓国、日本、中国の企業なども考えられる。
そして国家政府や世界銀行、OECDなどが資金援助を行う。
世界銀行は最近まで核エネルギー プロジェクトへの出資を
禁じていたのだが、今年6月に解禁した。
<核発電を”野放し”にしておくと、このように地球規模で
多大の資金問題も招き得ることにもご注意>

ロシアでもウクライナでもない組織がZNPPにいることで、
将来の軍事攻撃を抑止する要因にもなるだろう。・・・・

20 minutes with ball-point pens / 20分のボールペン描画
不安しかない・・・
私の20分クロッキー

理想としては、返還後のZNPPを直接に操作するのは、
ウクライナ人の人材であるべきだ。・・・ この原発の
現場・現状を熟知しているのはウクライナの技術者たち
だけだ。それでもロシアは、少なくてもしばらくは
ロシア人の人員も同原発に配置するべきだと固執する
かもしれない。・・・・

この原発周辺での戦闘が止み、徹底した安全評価と
メインテナンスを行い、外部送電グリッドとの接続の
重複化や冷却水の確保といった主な補助システムや
安全システムを再構築できれば(もっとも、この水源の
確保が難題だが。現時点で、カホヴカ貯水湖が破壊
されているので)、原子炉を1~2基稼働させることも
あり得よう。時間はかかるだろうが。だが、これには
専門技術も巨額の資金も必要になる。技術はウクライナに
あるが、財源については国外からの援助を必要とする
はずだ。関連施設すべてを検査し、それに先立ち
大がかりな地雷撤去作業も必要となりえる。どの程度の
投資が必要となるのか、その金額推定は難しい。ロシアが
返還する時点で、どのような状態になっているか不明
だからだ。それでも、数十億ドルにのぼる可能性がある。

・・・・・

20-min croquis / 20分クロッキー
こんなの、前例にしないでよ~
私の20分クロッキー、男性のモデルさん

前例となってしまう誤りの回避

・・・・

ロシアに和平・停戦交渉においてZNPPの返還を確実に
議題に取り上げさせるためには、当面、ウクライナを
支援する諸国はロシアが引き続きこの原発を占拠したく
なくなるような動きをせねばならない。一例として、
RosatomがZNPPを占拠していることを理由とする、
同社のスタッフ並びに世界での業務を対象に制裁を
実施することだ。そうすれば、ZNPPの占拠を続けても
損失が大きくなるだけで、利益にはつながらないと認識
されよう。

ロシアによるZNPP占拠をやめさせることができない場合、
その影響はウクライナ戦争を超えてしまう。・・・
相手国のエネルギー インフラを占拠するという暴挙が
まかり通ってはならない。ウクライナ戦争はいろいろな
意味で前例を作っているのだが、原発の占拠継続という
先例は、まだ回避できる悪しき前例なのだ。
****************************************

特に真新しい考察があるわけではなく、今迄からZNPP
関連で指摘されてきている問題が列挙されてますよね。
ある日本の防衛軍(自衛隊)の士官の方のお話ですと、
某国軍が日本に攻め込んでくる場合、最初に占拠を
狙うと自衛隊が見ているのは若狭湾の敦賀原発だ
そうです。
敦賀に限らずとも、泊も柏崎刈羽も若狭湾も、原発が
「ザポリージャ化」されるリスクを抱えてますよね。

「本当に日本を愛する」のであれば、核発電と
いうものを再考すべきでしょう。

Posted in Uncategorized | Peace Negotiations and Zaporizhzhia Nuclear Power Plant はコメントを受け付けていません

核抑止がこの80年間機能してきたからといって ・・・

核抑止がこの80年間機能してきたからといって ・・・

中央日報のウェブサイトにある日本語記事
「80年の核抑止、いつでも崩れる…金正恩、米中に挑発者となる可能性」
を、まずご自分でお読みくださいませ。

要するに、核抑止はこの80年間に関しては確かに機能してきたが、
いつ崩れるかはわからないと、専門家であるアリソン教授が
語っておられますよね。

現時点で日本国内の核抑止推進論を聞いていると、あたかも
「核抑止は構造的に機能する」、つまり
「核攻撃をしたら、核でやり返される」⇒「ともに滅亡してしまう。
これは回避したいから、こちらが核兵器を持っていれば、敵も
核攻撃をしてこない」
というものが目立ちます。非常にprimitiveな抑止論ですね。
やはり、日本では今まで核に関する議論や考察があまりなされて
こなかったので、今になってこんなprimitiveな主張がまかり通っている
・・・というのも、1つの要因でしょう。

で、上の抑止論正当化の理論では、人間の「やり返されたら、滅んでしまう」
という恐怖・警戒の心理が根拠とされており、この心理が効果を発揮する限り
”時代や状況に左右されず”つまり”構造的に”核抑止は機能する
ハズ、とされています。

でも、よく考えてみてくださいな。この抑止理論って、要は一種の
「心理ゲーム」に立脚してますよね? 今年の8月に広島県の湯崎
知事が仰ったように、「不変の物理的真理ではない」のです。
広島県知事「核抑止重要、本当にそうなのか」 平和記念式典で問いかけ(中国新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

人間の心理なんて、時代とともに移り変わっていくに決まってます。
たまたまこの80年間は核兵器の使用がなかったからといって、
今後も「構造的に」核抑止が変わらず効果を発揮すると妄信する
のは、あまりにも危険です。
それと、その80年間が始まる直前には、実際に原爆が戦争で使用されたのです。

アリソン教授が「・・・ いつでも崩れる ・・・」と仰っているのは、
さすがに専門家だなあと思った次第です。

核抑止に騙されず、あくまで核は廃絶を目指す以外にございません。

Posted in Uncategorized | 核抑止がこの80年間機能してきたからといって ・・・ はコメントを受け付けていません

新たな固定ページ s-9) をアップロード

新たな固定ページ s-9) をアップロードしました。

ここ数年、巨大データ センター専用の電源として
SMRを推す声が高く、SMR企業であるNuScale社の
株価は1月のDeepSeekショックでいったん急落したものの、
予想通り回復し上昇を続けております。

しかも、SMRなら小型でpassive safetyを備えているので、
大事故にはならない ・・・
・・・との主張が良く聞こえてきますよね。

さて、
データ センターとSMRとを電源線で接続すること、
1か所のコントロール ルームから複数のSMRを遠隔制御
すること
に、危険性はないのでしょうかねえ??

その問題を取り上げたページです。

上の黒いメニューがゴチャゴチャで申し訳ないのですが、
項目は基本的にアルファベット順です。
s-9) を見つけてクリック!

Posted in Uncategorized | 新たな固定ページ s-9) をアップロード はコメントを受け付けていません

「発作的攻撃」はやめましょうよ~~

「発作的攻撃」はやめましょうよ~~

殺人的な暑さもようやく終わりつつあり、夏バテを
乗り越えて新たなステップに進みたいものですが~~
この8月、あるソーシャル メディア(日本語では
SNS)で呆れる罵倒投稿を見かけました。
核発電関連のもので、40年ほど前からあった
ような「発作的攻撃」をやらかす内容でした。

まず、どんな投稿だったのか?

ある方が、日本語で原発にかかわる問題を指摘する
投稿をしてらっしゃったのです。

それに対し別の投稿者(以下、「発作的投稿者」と
します)から、次のような主旨の応答がありました。
「電気を使って原発に反対する境界知能」

これに対して元の投稿者さんは、彼がある電力供給
事業者を利用していることを答えたのですが、
その事業者は原発からの電力を利用していないのです。

「発作的投稿者」さんからの再応答は、その時点では
見当たりませんでした。

2011-12年ごろ、原発反対運動に対する”発作的な攻撃”
の例として、よく見かけましたよね。「(原発に反対する
なら)お前ら、電気使うなよ!」とか。

ブラックアウト、あったっけ??

で、実際に東京でブラックアウトはあったか??

はて、原発全廃 ⇒ ブラックアウト、という現実のリスクが
あるのなら、「お前ら、電気使うなよ!」も分かるのです
が ・・・
現実には:
2012年以降今までTEPCOに関する限り、「核による電力」
は送電されていないはずですよね。東日本では、そもそも
2024年10月に女川原発が再稼働するまで、原発が稼働して
いないのですから。
「西側」からの電力融通を受けた場合には、そこに
いくらか「核電力」が混じっていた可能性はありますが。
融通を受けた場合には、日本語メディアで小さく報じられ
ますよね。

で、2012年から今までの14年間、東京で一度でも
ブラックアウトとか、あったでしょうか??
一度もなかったと記憶しているのですが。これだけ
危険な熱波を、幾度も体験してきた近年の東京で
あっても。

現実には、30%だった

そもそも東京電力の原発依存率は、2010年以前で
およそ30%でした。
原発全廃を求める人は、自分の電力消費を約30%
削減すれば、全廃をアピールする資格があるはずです。
私自身、核発電に反対するようになったのは1990年の
ことだったのですが、その時私も自分の消費電力を
計算、TVを極力使わない、照明を(当時ですから)
蛍光管に切り替える、などなどして30%削減しました。
そのうえで、原発の全廃を求めると公言し始めたの
ですね。

こういう喧嘩は、やめましょうよ

で、その頃からすでに ・・・

だれかが「原発反対」を唱えると、どこかから「お前ら、
電気使うなよ!」とのヤジが飛んできたものでした。
上で紹介した「電気を使って原発に反対する境界知能」は、
2025年8月のものでしたが、40年近く前から見られた
ヤジを繰り返してますよね。
こんな「発作的反応」が、核推進勢力の一部にいまだに
見られるとは ~~ やれやれ。
原発依存率くらい弁えて、ものを言いましょうよ。
逆に原発反対勢力なのに、自分の消費電力の管理すら
していない人(もし、そんな人がいらっしゃれば)
にも、問題はありますし。

それと、ad hominem (対人攻撃、人格攻撃)はほんとに
やめましょうよ。議論のルールは守らないと、ディベートに
なりません。ディベートと単なる悪口喧嘩とを混同して
らっしゃる人が、少なくないようです。

核発電に賛成しようが反対しようが、「古からの発作的な
反応」やad hominemを繰り返すのは、もう卒業しましょう。

ほんと、発作的投稿にはあきれる ・・・
私の、かなり昔の10分クロッキー
20分クロッキーの予定だったものが、
モデルさんの体調不良で10分になったものです。

kettle, 2016, Feb 25

Posted in Uncategorized | 「発作的攻撃」はやめましょうよ~~ はコメントを受け付けていません

できるだけPCでお読みくださいな

「やかんをのせたら~~」は
できるだけPCでお読みくださいな

「やかんをのせたら~~」の方針に関するお知らせです。
一言で言っちゃえば、可能な限りスマートフォンじゃなくて、PCでお読みくださいませ
今までもそうですが、今後もスマートフォンで読むことは想定しません
もちろん、スマートフォンしかお持ちでない方々は「スマホ」でお読みになる結果にならざるを得ないのですが、PCで読む場合と比べ読みづらくなることを、ご了承願います。
「スマホ画面に合わせたレイアウト調整」などを、しませんので。

なぜか?
その理由を、この投稿で説明いたします。
簡単に言っちゃえば、「安直反知性主義」とでも呼ぶべき最近の社会的傾向に抗いたいからです。
「スマートフォンを使うと、アホになる」とか言いたいんじゃ、ありません。でも、PCや印刷書籍と比べると、スマートフォンを使う場合には、「即座にすぐ読める・分かる回答が欲しい」ケースが多いですよね。

「すぐにワカル」が何年も続いた場合に招きやすい結果については、たとえば以下のような研究による指摘がすでに発表されています:

スマホ使いすぎると「勉強が台なしに」 脳トレ・川島隆太教授がデータで解説 | 朝日新聞Thinkキャンパス

スマホ使用で成績・学力が下がる (小中学生調査) 文部科学省,川島隆太 | くらしデータ.com

「スマホを3時間以上使う子ども」成績は平均以下? スマホ利用が学力に与える悪影響を脳科学者が解説 – コクリコ|講談社

add-4) の図、再掲。
図がグチャグチャになってしまうくらい、複雑に多数の問題系が絡み合ってます。
「パッと理解できる、単純な世界」では、まったくないです。

そもそも核問題というものは、「すぐ読める・分かる回答」で満足していてよいような安易な代物じゃありません。多角的な情報を集めて分析し、あれこれ考えることが必須です。
2011年―12年ごろに流行った反原発運動を見ていて、そうした「安直な反知性主義」を私は感じ取り、正直言うと辟易していたこともありました。「理屈はいらない、ただイヤ ・イヤ・イヤ」とか。
それから14年たった今、核をめぐる社会状況が逆転しちゃったのは、言うまでもございません。

あるいは、
以前から日本では「核に関する議論」をタブーとするような社会的雰囲気が
+ (それに加えて)
近年の「安直な反知性主義」

今まであまり考えても来なかった「核抑止」なるものを聞いて、多くの人たちが単純に信じ込んでしまった

「核武装したほうが安上がり」などと主張する候補が、国政選挙で当選してしまった

というような実情です。

インターネット上でこうした社会潮流にあらがうのなら、スマートフォンに迎合せずPC中心に考えるのは、ご納得いただけるでしょう。
加えて読者の皆様にとっても、PCを使うことに慣れておいた方が、就職や仕事の際にも有利です。

それと皆様、印刷書籍の重要性もお忘れなく!
私はPCでインターネット上の核関連記事を読むだけでなく、関連した専門書籍も読むのですが、やはり専門書にはネットにはない良さがございます。特に紙の「余白」が重要でして、読んでいて考えたことや疑問点などを余白に書き記していけるので。私のように、文字だけじゃなく絵や図も余白に描く人間にとっては、書籍だけで味わえる思考と記録の仕方なのですね。

お分かりと思いますが、
「スマートフォンを使うのやめよう」なんて言ってるんじゃ、ありません。
スマートフォン / PC / 印刷書籍。それぞれの特性があるので、適切に使い分けよう
ってことです。

では、よろしくご了解願います!

Posted in Uncategorized | できるだけPCでお読みくださいな はコメントを受け付けていません

アメリカでシュリンプからCs

アメリカでシュリンプからCs
~ 珍しく食品汚染関連の話題
長文ご容赦 ~

Fukushima Fallout Awareness Network
(FFAN) というアメリカの健康推進
団体のプレス リリースより:
HEALTH ADVOCACY GROUP HAILS ONGOING RECALL OF RADIOACTIVE SHRIMP, BUT SAYS IT RAISES QUESTIONS ABOUT THE CONTAMINATION’S SOURCE AND LAX US STANDARDS  – FoodIndustryNetwork
その他でお読みいただけます。

add-4) の図、再掲。
ゴチャゴチャで申し訳ない~~
でも、多数の問題グループが絡み合った問題体系だってことは、お判りいただけるでしょ?


食品汚染を扱っていないワケ

「やかんをのせたら~~」では、食品の
放射性物質による汚染に関しては、殆ど
取り上げておりません。私(ひで)の
専門でないためです。
上の黒いメニューが膨張しすぎて使い
にくくなっており、実に申し訳ないの
ですが、項目は基本的にアルファベット
順です。
そこでページ e-1) または add-4)
見つけてクリックすると、冒頭に
グチャグチャの図が登場
します。(グチャグチャなのは、
要するに関与する問題系が多すぎて、
私がきれいにはまとめられなかった
のです)
そのグチャグチャの図でお分かりの
通り、核問題には多数の問題系が
絡んでいるので、一人でそのすべてを
カバーすることは、できません。関与
したい人はそれぞれ、自分のフォー
カスするエリアを選んで決めません
と。私の場合、核抑止やproliferation
という中核的・本質的な分野を選んだ
わけですね。

・・・そんなことを申し上げると、
「私の赤ちゃんに何を食べさせたら
安全か、それを心配しているのに、
無視するの!?」
なんて訳の分からぬ反感を買ったこと
がありますが~~
食品などの放射性物質汚染を専門に
してらっしゃる方々は、核抑止や
proliferation専門の人間よりも多数
いらっしゃるようなので、そうした方々
を探して相談なされば、それでよい
ことです。

じゃあ、なんでエビのプレス リリースなんか紹介してんの?
私の、かなり昔の20分クロッキー

では、今回のプレス リリースを
取り上げる理由は?

・ 発表元のFukushima Fallout Aware-
ness Network (FFAN) さんが、ご自分たちを
health advocate groupと定位してらっしゃる
のが、明確な自己定位の例として私は気に
入ったこと
・ たとえALPSがCs-137/134やI-131を
実際にはきれいに吸着していたとしても、
「吸い残し」があるんじゃ?という疑惑は
招いてしまう、という問題が現実には
発生する

という2点に私の関心が引かれた
ためです。

ではまず、事実を抑えておきましょう。
アメリカの店舗で、シュリンプ(小エビ)
に何があったのか?

簡単に言えば、小売用のシュリンプの
一部にCs-137が検出され、Walmartなど
が回収を実施した、ということです。

なお、Cs-137とはセシウムの放射性
同位体の1つですが、Cs-137, Cs-134,
I-131は放射性物質が存在していないか
を調査する際の、まず対象にする同位体
の代表格3つです。

このたこ焼き、大丈夫かいな?

では、このリリースのタイトルや
リードから:
以下で、<  >内は私からの
補足説明です。
*********************************

<リリースのタイトル>
健康推進団体が、現在実施中の放射性
シュリンプの回収を称賛。ただし、
汚染源とアメリカの食品基準の甘さに
懸念

<リード>
ワシントンDC発、2025年8月22日 ―
健康推進団体Fukushima Fallout Awareness
Network<福島からの放射性物質を認識
するネットワーク>は、今週<アメリカ
の食品管理行政局である>FDAが今週
発した警告を称賛している。これは
インドネシアから輸入したシュリンプに
放射性同位体Cs-137が検知されたことを
受けての警告で、これに応じ店頭から
このシュリンプが回収された。だが、
この警告や回収そのものは大いに結構
なのだが、この放射性物質の汚染源が
どこなのかという問題が浮かび上がると
ともに、健康を守るためのアメリカの
食品安全基準が甘すぎるのでは、
さらに消費者向けラベル表示が必要なの
では、といった懸念が高まっている。

何が入っとるか、分からんがな~

<本文の一部>
FDAが今週発した警告によれば、
アメリカの税関・国境取締局<Customs and
Border Protection>がインドネシアのBMS
Food社からのGreat Value-brandという
冷凍シュリンプを検査したところ、少なく
ても1つのサンプルでCs-137が検出
された、とのことだ。このブランドを
扱っていたWalMartはこのブランドのシュ
リンプを回収した ・・・ 木曜日にFDA
は再度警告を出し、それに応じ他の取扱
業者も回収を実施した ・・・

・・・ このシュリンプの含有Cs量は
約 68 bq/kgで、日本の食品規制レベルを
超えている。アメリカでは1,200 bq/kg
なのだが、それでもFDAは警告を
発した。・・・現行のアメリカの基準は、
本気で健康を守れるものなのか否か 、
・・・

FFANの担当者Robertsonは、こう述べ
ている:「・・・2023年8月、太平洋
へのトリティウム水の放出が始まった。
・・・日本の北部ではシュリンプの漁
獲が行われ、それをインドネシアに
送り、そこからアメリカ市場に来て
いることも分かっている ・・・」
****************************

次の3点を ・・・

以下の3点に、ご着目頂きたく願います:

FFANがhealth advocate group
と定位
してらっしゃること

現在の日本で「福島放射性物質・・・」
といった名称を使うと、「反原発団体ね」
といった反応を招きやすいものです。
しかしこのリリースでFFANさんは、
health advocate groupと定位して
らっしゃいますよね。自分たちが
どのエリアで活動するのか、それを
明確に定義してらっしゃるので、大変
良いことだと私は考えます。
・・・ そんなことを言うと、「いや、
専門化しすぎて、視野狭窄や孤立を
招くだろう」といった反論がすぐに
返ってくるのですが:
自分がどのエリアで活動するのかを
明確に定位した団体や個人が、
必要に応じて協力し合ったほうが、
1つの団体で何もかもカヴァーしようと
無理をするよりも、遥かに現実的・
効率的でしょう。
私自身、日本の反原発団体いくつか
から依頼を受けて協力してきましたが、
どうも「自分たちはどのエリアで」
という定位が不明な団体が多かった
です。

北太平洋の運命や、いかに・・・

たとえALPSがCs-137/134やI-131を
実際にはきれいに吸着していたとしても、
「吸い残し」があるんじゃ?という
疑惑は招いてしまう

正直、私自身はALPSがトリティウム以外
の放射性物質をよく吸着していると見て
おります。だからこそ、中国の分析チーム
などが福島第一海域の海水に、そうした
放射性物質を検出しなかったのでしょう。
ただし。
たとえ検出されていなくても、トリティ
ウム水の太平洋への放出を続けている限り
は、世界のどこかで「実はこっそり
Cs-137とか放出してるんじゃ??」と
いった疑惑の眼は発生してしまう
ものです。
それを解消したければ、民間団体による
測定値も含め、できるだけ多様な測定値
を正直に、見つけやすい場所で公表し
続けませんと。
「IAEAも、基準値以下と認めてくれて
います」だけじゃなくて、民間の反原発
団体の一部なども測定を続けているの
ですから、可能な限りそうした測定値も
公表してくだされば。

ロブスターもステーキも入ったお好み焼きの開発中やで!
そんなバカでっかいお好み焼き、誰が食べるの??
この時、ロブスターがどこの海でとれたか、いちいち確認
するでしょうか??

元々日本産であっても、最終輸出元が
インドネシアであれば、インドネシア産
とされる

こうした複雑な事情が絡むので、食品の
放射性物質汚染への対応では、「○○県
産とXX県産を避けましょう」といった
単純で分かりやすい基準では、実は
対応できていないのですね。
つまり、専門的な知識や調査が必要、
ってことです。FFANさんは、そうした
専門性を持った活動をしてらっしゃる
ようです。
ご関心がおありの方々は、次へどうぞ:
Fukushima Fallout Awareness Network | NISLAPP

なお、上述の「私自身はALPSが
トリティウム以外の放射性物質を
よく吸着していると見ております」
といった記載を受けての、
「おまえは、放出に賛成なの
か??」という誤解について;

いえ、私自身は次の主な理由から、今回の
放出には反対してきました。「やかんを
のせたら~~」は他の諸問題で多忙な
ため、これについてはあまり述べて
きませんでしたが:
・ まず、間違いなく、トリティウムは
北太平洋に放出される
・ CsやI-131などなどをALPSがきれい
に吸着できている場合、それは取りも
直さず、ALPS内部には放射性物質が
大量に保管されてるってことですよね。
それ、どこに持って行って・どう処理
するの??
・ すると、ALPSの建物は原子炉ほど
には頑丈でないようなので、テロ攻撃が
あったら??
ALPSが巨大なダーティ ボムになって
しまうのでは??

やめて!
私のかなり昔の10分クロッキー

こうした放出の問題では、「水」の方
だけを見ていたのでは、片翼飛行に
なってしまいます。吸着したら、吸着
装置に放射性物質がたまっていくのは、
当然のことです。

Posted in Uncategorized | アメリカでシュリンプからCs はコメントを受け付けていません