昨年8月終わりに紹介しておくべきでした~~ 遅くなりまして
Reutersのウェブサイトより
Exclusive: Trump plans to make Cold War-era plutonium available for nuclear power | Reuters
トランプ政権が「核を好む」ことは、広く世界的に知られて
おります。
ただ、下の記事が報じているような「Puあげるよ~~」まで
やらかしていたとは~~
私も見落としていて、Beyond Nuclear Bulletinで知りました。
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で毎週金曜日前後にEメールが来ますよ。
では、Reuters独占のその記事を、私の抜粋要約・日本語化で
紹介しますね。
いつも通り、< > 内は私からの補足説明です。
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Exclusive: Trump plans to make Cold War-era plutonium
available for nuclear power
(独占記事: トランプ、冷戦時代のプルトニウムを核発電に
使う目論見)
Timothy Gardener
2025年8月23日
ワシントン発、2025年8月22日(Reuters)
トランプ政権は、アメリカの核兵器を解体して得られた
冷戦時代 <1945年ごろから1991年終わりごろまで。アメリカ陣営と
旧ソヴィエト陣営の2つが睨みあっていた時代で、核兵器を双方が
大量に保有していました> のプルトニウム約20トンをアメリカの
電力各社が原子炉用燃料として使用できるようにすることを
目論んでいる。本件に詳しい情報筋、ならびにこの目論見の
輪郭を記したメモによる。
・・・ (中略) ・・・
このプルトニウムは、ほぼ無料同然で発電業界に提供される模様だ。
ただし、輸送経費や設計費用、形成、エネルギー省の承認を得ての
核施設発電業界が負担する。件のプルトニウムをリサイクル・
加工して核燃料にするには、そうした費用が必要となると、
そのメモには記されている。
このプルトニウムの量や本計画での発電業界の責任、ならびに
アメリカ政府からの公表のタイミングとして考えられる時期に
ついては、今回初めて明らかになった。本件の20トンの
プルトニウムは、アメリカが本来は処分するはずであった兵器
グレードのプルトニウム34トンから取り出すもので、本来なら
ロシアとの核不拡散に関する2000年の合意に基づき34トンを
廃棄することになっていた。
・・・ (中略) ・・・
アメリカの発電業界を底上げすることはトランプ政権の優先政策の
1つで、その背景としてアメリカでは現在、人工知能用データ
センターのための電力需要増大の関係で、20年ぶりにアメリカの
電力需要が膨張している。
使用しなくなったプルトニウムを <原発の> 核燃料として
利用するという発想は、核の安全性の専門家たちの間に懸念を
招いている。以前にも類似した取り組みはあったのだが、
失敗に終わっている、というわけだ。
<上述の> 2000年の合意では当初、このプルトニウムをMOX
燃料に加工し、原発で燃料として使用することになっていた。
だが2018年、第一次トランプ政権はMOXプロジェクトの契約を
反故にした。同政権によれば、MOX化には500億ドル以上もの
費用が必要だそうだ。
アメリカエネルギー省は余剰プルトニウムを、厳重な警備下の
兵器保管施設の中に保管しており、そうした施設の例としては
サウス カロライナ州のサヴァンナ リヴァー、テキサス州の
パンテックス、ニューメキシコ州のロス アラモスなどがある。
プルトニウム <239> の半減期は24,000年ほどであり、
取り扱いには防御具が必須である。
・・・ (中略) ・・・
エネルギー省の推定では、このプルトニウムを地層処分 <埋める>
するには、200億ドルの費用が必要となる。
「このプルトニウムを原子炉燃料に作り直そうとするのは、
正気の沙汰ではない。過去のMOX製造プログラムの災厄を
繰り返しながら、違う結果を得ようとするようなものだ」
そう語るのは、「憂慮する科学者同盟」の核物理学者、エドウィン
ライマンだ。
・・・ (以下略) ・・・
Timothy Gardner記者、エディターはRichard Valdmanis と
Lisa Shumaker
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米ロに限らず、核兵器は世界から廃絶せねばなりません。その
必須課題を進めるにあたり、核弾頭のPuや濃縮Uをどう処分する
のか?という差し迫った問題も、対応を迫っています。
もし安全かつ確実に原発燃料として使用できる方法があったと
仮定しても、その原子炉から核ゴミが出ることに変わりは
ありません。で、その最終的な処理方法はいまだに見つかって
いないのです。(地層処分しても、はたして何万年も無事でいて
くれるのか~~?)
核兵器とその副産物である核発電とは、これほど危険で厄介な
問題なのですね。




