nd-7) いよいよアヤウイ世界に?
2026年6月
a) イスラエルのBegin Doctrine + イランは「平和利用」と
いいつつ用途不明の60%濃縮Uを保有 ⇒ 現在の戦争 ⇒ 世界的な
石油類価格高騰 ⇒ 「もっと原発を!」という、
ソモソモの原因を考えない世論
b) 「ウクライナが核兵器を保有していれば、ロシアに攻め
込まれることはなかった」
その根拠は?そもそもロシアは大量の核兵器を保有してるけど、
現在、ウクライナ軍に攻め込まれてますが?
(上の黒いメニューにある nd-1) nd-2) 参照)
c) 北朝鮮が核保有しているため、韓国や日本でも核武装を求める
世論が高まっている
こうした現状の世界にあって、たとえば
「SMRでHALEU(20%近くに濃縮したU燃料)を使う。
核ゴミを減らすためだ。
さらにSMRはモジュール式なので、工場で各モジュールを
大量生産して、現地に運び組み立てればよい。そうして
全世界にSMRを多数設置するのだ」という主張が
⇒ HALEUが全世界に蔓延する恐れ
上記のような問題指摘を、本「やかんをのせたら~~」では
展開してきました。
上のa) b) c) の現状認識を、もっと日本の反原発諸団体も訴える
必要があると私は考えるのですが、もう一つ聞こえてこないのは、
どうして??いまだに、「原発問題と核兵器問題は別」など
という洗脳から目が覚めないのでしょうかねえ??
で、a) b) c) の現状認識は、Chatham Houseつまり英国のThe
Royal Institute of International Affairs(王立国際問題研究所)
もはっきりと表明してらっしゃるようですよ。
まずは、そのChatham Houseのウェブサイトにある該当記事
The Iran war risks triggering a new wave of nuclear proliferation
から、要約・抜粋・日本語化して紹介しますね。
いつもどおり、< > 内は私からの補足説明。
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The Iran war risks triggering a new wave of nuclear proliferation
(イランでの戦争のため、新たな核兵器拡散の動きが始まる
リスク)
アメリカの <核の傘による> 防衛に不確実性が差し込む中、
諸国は他国からの攻撃を抑止すべく独自の核兵器を
欲しがる恐れが
Georgia Coleさん
2026年3月30日
世界的な核不拡散体制は既に深刻な危機を迎えているが、そうした
ただ中でアメリカとイスラエルがイランに敵対して戦争を
展開している。
アメリカとロシアの間には最後の核兵器管理の二国間条約である
New STARTが締結されていたのだが、それがこの2月に失効、
それに代わる新たな条約は未定だ。また中国も目下、保有する
核兵器の近代化と増設とに努めている。さらにフランスも、
核兵器プログラムの拡大とヨーロッパのパートナー諸国との
協力の強化とを進めると公表している。
<現時点では> 核兵器を保有していないトルコやポーランド、
韓国など数か国での世論調査を見ても、自国による核兵器開発を
支持する世論への動きが見られる。冷戦時代に得た教訓や
核兵器使用の惨劇の記憶が風化しつつあるのだ。
そうした状況のただなかで、果たしてアメリカが核抑止の傘を
広げて持ちこたえられるのか、同盟諸国の安全保障という約束を
守れるのか、という疑念が広まっている。特に、アメリカが
THAADというミサイル防衛システムの一部を もともと韓国に
配備していたのだが、それを中東に移動させたとの報道があり、
東アジアのアメリカ同盟諸国はそのため不安を募らせている。
こうした核不拡散体制の崩れは今回のイラン戦争とTHAADの
配備地区変更との以前に始まっていた。それでも、国際社会に
そうした事態に対応できる余力がなくなっていたタイミングで
発生した問題であり、不拡散体制の崩壊というリスクも
考えられる。
危険な教訓
こうした情勢を目の当たりにしている多くの諸国が、ある”教訓”を
単刀直入に取り入れてしまう危険性がある。つまり、通常兵器では
抑止ができない場合でも、核兵器さえあれば敵からの攻撃を
抑止できるはずだ、という <誤った> 教訓だ。
そうした <核への> 信仰はすでに、ロシアによるウクライナ
侵攻が始まった時点で広がりつつあった。つまり、ウクライナが
旧ソヴィエト時代の核兵器を廃棄したため、無防備になって
いたことの証明がこの侵攻だ、と理解するものが一部にいる
のだ。<1922年から1991年までソヴィエト連邦という国家があり、
アメリカと世界の覇権を競っていました。核兵器でも、
アメリカと並ぶ二大核保有国でした。今のウクライナや
バルト3国、カザフスタンなどもこのソヴィエトの一部だった
のですが、1991年末にソヴィエトが「解散」した時点でそれぞれ
独立したのです。その後、ウクライナは国内に配備されていた
旧ソヴィエト時代の核兵器を廃棄しました> 現実には、
ウクライナが独力で核抑止を手に入れようとしても、かなりの
障害があったはずで、たとえば核兵器の操作や指揮系統などの
問題である。それでも、ウクライナが核兵器を保有していれば、
ロシアによる全面的侵略があったとは考えにくい、という見方が
あるのだ。
同様にイラクとリビアも <かつて核兵器プログラムを進めて
いたのだが> そうしたプログラムを破棄、そのため軍事行動の
対象とされた、という主張もある。<いえ、実際にはアメリカや
UK はイラクがWMDを開発しているからという名目で攻め込んだ
のですが、実際にはイラクにはWMDは見つかりません
でしたよね。この侵攻が始まったのは、2003年3月のことでした。
イラクによる核開発の疑いについては、上の黒いメニューで c-1)
参照。リビアについては、f-8) > 対照的に北朝鮮はすでに
核兵器を開発済みであるが、外国からの攻撃を今のところ
受けていない。
アメリカとイスラエルはイランへの攻撃を正当化するための
理由の1つとして、イランによる将来の核兵器開発を防止するのだ
と主張している。だが人によっては、すでにイランが核兵器に
よる抑止を実現していれば、今回の攻撃を受けることもなかった
はずだと認識する者もあろう。
さらにイランは今回、積極的な交渉の進展中に二度にわたり
攻撃を受けた。2025年6月と2026年2月終わりの2回だ。アメリカ
政府との外交交渉を検討している諸国は、この実例から何かを
察するはずだ。つまり、対話ではイランを守れなかったのである。
中東での核の拡散
今回の開戦を受け、イラン政権内部で現在の影響力が強い
意見として、イランはNPTを脱退して核兵器を開発すべきだ
との声もある。Reutersの報道による。
・・・ (中略) ・・・
サウディ アラビアのモハンメド ビン サルマン皇太子はすでに
幾度も、核兵器には反対との姿勢を表明している。だが、
2023年のインタビューも含め今迄に幾度か、イランが核兵器を
手に入れるならサウディも核兵器保有を目指すと警告を
発している。そうなった場合、 そうでなくても不安定な中東では、
核兵器の拡散がさらに蔓延してしまう危険性がある。
東アジア
東アジアの情勢も、同じく不安を募らせるものだ。日本と
韓国では、自国の核兵器を保有すべきか否かという真剣な議論が
ここ数年高まってきている。その要因となっているのは、中国が
核兵器の増強を続けていること、また北朝鮮の核武装拡大、
そしてアメリカによる安全保障を信頼してよいのかという
懸念である。
アメリカは2017年に <いったんは> THAAD というミサイル
防衛システムを韓国に配備したが、これは東アジア
<の安全保障> へのアメリカの姿勢を示す目に見えるシンボルで
あった。同盟国が攻撃を受けた場合にはアメリカも防衛に加わる
というアメリカの決意をさらに固めているという印であった。
必要ならアメリカの核兵器の使用も辞さない、という姿勢も
含まれていた。
・・・ (中略) ・・・
核の拡散に反対する主張を再び
上述のいずれの問題があっても、核兵器の拡散が不可避になる
わけではないし、戦略的に正当化されるわけでもない。核兵器を
求めることの代価は今も膨大なものになりうる。包括的な経済
制裁 <を諸外国から受け>、国際金融システムからの排除、
安全保障と通商の両面での国際関係の崩壊。こうした関係は、
構築に何十年も要するものだ。
核抑止の拡大が信頼できるものであれば、今後も信頼性が高い。
自国で <核開発の> プログラムを新たに始めても、脆弱なものに
なってしまう。核抑止を実現するための道のりは、代価のない
ものでなければ短期間で出来上がるわけでもない。核兵器保有に
至る前に、その途上で先制攻撃を受ける可能性が高く、攻撃の
抑止にならないケースが多い。
だが問題は、そうした現実の指摘が無視され、反論さえ受けて
いるという事実だ。New START が失効したため、核開発を
控えようとする動きは、そうでなくても弱まっている。先月
<2026年2月>、アメリカはロシアと中国が核実験を実施した
ことを非難した。それに先立ち、アメリカのドナルド トランプ
大統領はペンタゴンに対し、30年ぶりの核実験再開を指示した。
確かに以前トランプは核の拡散を世界の最大の問題だと述べて
いたのだが、2016年のその同じインタビューでは、日本と韓国が
独自の核兵器を保有する可能性を排除しておらず、それは
「交渉が必要な問題だ」と語っていたのだ。
こうした曖昧さと昨今の出来事が示す兆候とが組み合わされれば、
根本的に今までレッド ラインとされてきた <核兵器の蔓延という> ことが、世界の通常と化してしまう恐れがある。核の拡散防止
という基準の信頼性を取り戻すには各種方面での行動が必要で、
しかも緊急を要する。
Proliferation risksの回避
・・・ (以下略) ・・・
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拡散しちゃうよ~~
私の20分クロッキー3点を組み合わせて切り抜いたもの
こうした ただ中で、SMRを普及 ⇒ HALEUが蔓延
で、こうした世界情勢のただなか、SMRを全世界に普及させ
ようとする動きがあることは、以前から紹介してきました。
小型なので、核ゴミを減らすため濃縮度が20%に近いHALEUを
使うという動きがありますが(s-6) s-8) s-10) )・・・・
HALEUがSMRとともに世界に蔓延したら~~
その一部が「核兵器開発の隠れ蓑」になることを、どうやって
防止できるの??
(とっくに、たとえば現在戦争中のイランでも、「隠れ蓑」を
防止できなかったというのに!)
さらに、U供給が欠乏 ⇒ 再処理が蔓延したら??
「原発は燃料費の占める割合が小さいので、問題ないよ」で
済まされやすいのですが~~
核兵器と核発電が世界に蔓延してU消費が膨れ上がった場合、
燃料費だけの問題だけじゃすみませんよね。つまり、Uの供給
そのものがひっ迫したら??値段がどーのこーの言う以前に、
(2026年6月時点でのナフサのように)Uそのものが入らなく
なっちゃいますよね。
すると、核燃料のリサイクルを求める声が ・・・
核兵器+核発電の急速膨張 ⇒ U供給そのものが希少化 ⇒ 核燃料
リサイクルの需要 ⇒ 再処理の拡大
こうなってしまった場合、もはや核兵器の拡散をどうやって
防止できるのでしょうか??
単なる私個人の杞憂であって ほしい!

最後に待っているのは、空虚な惑星となった地球かも ・・・






