爆撃でつぶせなかったら、地上軍だあ~~??

The Economic Timesのウェブサイトより
America weighs ground raid to grab Iran’s buried uranium stockpileAmerica weighs ground raid to grab Iran’s buried uranium stockpile

私も心配していたのですが、アメリカがイランへの地上軍派遣を
検討?という記事です。
やれやれ・・・
地上軍投入の可能性については日本語メディアの一部にも報道が
ありますが、The Economic Timesの下の記事も詳しいものですので、
紹介したく思います。

いつもどおり、
私の抜粋・要約・日本語化
<  > 内は、私からの補足説明

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再掲 地下にあるんだよ~~

America weighs ground raid to grab Iran’s buried uranium stockpile
(アメリカ、イランの埋もれたウラニウムを没収すべく
地上攻撃を検討)
2026年7月28日

ホルムズ海峡周辺での空襲をアメリカは突然中止したが、実はすでに
空襲よりもはるかにリスクの大きい選択を検討している可能性がある。New York Post紙の報道によれば、<アメリカの> 軍事作戦
立案者たちは非常に特殊な地上作戦を検討中で、それはイランの
備蓄している濃縮ウラニウムを手に入れることを目的としている。
だが専門家たちによれば、このミッションは歴史上の軍事作戦の
中でも飛びぬけて複雑なものだという。そうした情報が飛び交うのと
同時に、トランプ政権はイランの核インフラに対する空爆の効果の
限界を見直している模様だ。さらに、やはりこのタイミングで
ワシントンでは、軍事的圧力だけで果たしてイランが核開発能力を
維持ないしは再構築することを防止できるのだろうか、という新たな
議論が喧しい。確かに交渉もまだ技術的には命脈を保ってはいるの
だが、交渉が失敗に終わった場合には何が必要になるのか、
という問題に話題が加速的に移りつつある。

再掲 隠れ家と地下道があると ・・・

空爆から、地上作戦の可能性へ

New York Post 紙の報道によれば、アメリカ軍の特殊作戦部隊は
実質的に、スタンドバイ状態にある。軍の作戦立案と親密な
ある情報筋によると、それは「軍事の歴史でも特に高度な作戦」の
ためのスタンドバイであるそうだ。その目的とは、イランの厳重に
防御されている核施設から濃縮ウラニウムを取り出し、イラン国外に
運び出すことにある。だがこれは理論上は分かりやすくても、
実行するとなると極度に困難なものだ。

New York Post 紙によると、検討対象となっているこの作戦では
イランの核施設に入り込み、施設の周辺の防御を広範に固め、
施設内などに張り巡らされている可能性があるブービートラップを
回避し、物資などの供給路と退路となるルートを守らねばならない。
何万もの兵力が必要になる。施設の占拠ができれば、選抜作戦員の
チームが核物質を奪取する。

Center for Strategic and International Studies <戦略国際問題研究所>
のディレクター代理を務めるJoseph RodgersがNew York Postに
話したところによれば、交渉が今のまま停滞している場合には、
軍事行動しかイランの既存のウラニウムをなくすための最終的な手段が
ない、という結果になる恐れもある。「こんなことは認めたくはないが、
交渉はすぐには何の結果も生み出しそうではないので、イランの
核物質を除去できるもっとも確かな方法、少なくても今ある核物質を
取り除ける方法とは、軍事作戦のようだ」とRodgersは述べた。

・・・ (中略) ・・・

どうしろと?
私の20分クロッキー

その軍事作戦があまりにも困難なものとなる要因

困難は、核施設に入り込むことで終わるわけでは、まったくない。
New York Post の報道にあるように、攻め込んだアメリカ軍部隊はまず、
複数の核施設の周囲に堅固な守備体制を確立せねばならない。しかも、
それと同時に、イランからウラニウムを運び出すためのルートの
守りも固めねばならない。Rodgers の説明によれば、核物質を搬出する
ためにはその周囲を制圧すること、さらに物資や兵員などを安全に
輸送できる経路、ウラニウムを安全な目的地へと運び出すための空路を
利用できる場所の安全確保が必須になる。工兵隊などの技術者たちは
おそらく、施設に入るにはその壊された入り口をクリアーし、地下の
損害だらけの施設内へと潜り込まねばなるまい。しかもその間、
イラン軍からの攻撃という脅威も襲ってくるのだ。

アメリカ国家安全保障会議(National Security Council)で以前に
委員を務めていたRichard Goldbergは、第1次トランプ政権でイランの
大量破壊兵器問題を扱っていた。そのGoldbergは、さらにもう1つの
問題点を強調している。<上述のような> ミッションを最後まで
継続できるのか、そして安全に撤退できるのか?「そんなミッションを
どこまで継続でき、そのうえで全軍を無事に撤退させられるのか?」 Goldberg はNew York Post に、そう述べていた。こうした作戦では、
イラン領空を効果的に制圧することも必須で、そのためにはアメリカ
空軍と海軍両方からの広範な支援も欠かせない。

再掲 どこにいったんか、わかりまへ~ん

関与が考えられる兵力

・・・ (中略) ・・・

2025年にIAEAが発表したところによれば、イランが保有する
濃縮ウラニウムは20,000ポンド <約9,000kg> を超える量で、
そのうちどれだけが奪取可能なのか、現時点でどこにあるのかは、
不明だ。

ウラニウムをめぐる謎

不は明事項の中でも特に深刻なものの1つとして、イランの濃縮
ウラニウムがどこにあるのか、という問題がある。イランの主要
核設はフォルドー、ナタンズ、イスファハンに分散されているが、
それらに加えて新設のピケックス マウンテン(Pickaxe Mountain)
核施設もある。前回のイスラエルとアメリカによる攻撃では
フォルドー、ナタンズ、イスファハンが標的にされたが、核物質が
どれだけ残っているのかは、謎のままだ。

・・・ (中略) ・・・

再掲 実は、爆薬も作ってまして~~
やっぱり!!

 

イスファハン、そしてブービートラップの恐怖

New York Postの報道によると、イスファハンの複合核施設への
攻撃がありえるものと考え、イランは準備を整えてきているそうだ。Goldbergが同紙に述べたところでは、各種の報告を見るとイランは
同核施設の堅牢化に努め、周辺の治安維持部隊を配備しブービー
トラップも設置したそうだ。Goldbergが強調していた点として、
こうした施設の重要性を両国とも理解しているため、特に驚くには
あたらない。「現時点で、驚くような要因は見当たらない。標的は
固定されている。アメリカには標的の場所も分かっている。
イラン側も、標的がどこにあるのかを知っている」と、Goldberg は
述べた。

そうした懸念をさらに増幅する要因として、先月CNNが報じた
ところでは、イラン軍はイスファハンのトンネル内に地雷や爆薬を
敷設した模様だ。敵襲がありえると踏んでのことだ。そうした対策の
ため、同複合施設の地下部分に侵入し核物質を奪取しようとする
作業は、大幅に遅れることになろう。

再掲 こんな毒ヘビはもちろん実在しませんが、地下にある施設とは実に厄介な代物です。

 

ピケックス マウンテン施設に関心が向かう理由

もう1つ、ピケックス マウンテンという施設にも関心が向かいつつ
ある。花崗岩の岩盤に掘削された、地下深くにある複合施設だ。
フォルドーやイスファハンとは異なり、ピケックス マウンテンは
<イスラエルとアメリカによる> 以前の攻撃の時点でまだ建設中で
あったため、大きな損害を免れたとされている。だがそれ以降、
アメリカとイスラエルの高官たちが引用している諜報評価を見ると、
イランは遠心分離機や核関連機器類をピケックス マウンテンに移設した
可能性がある。Goldberg がNew York Postに述べたところでは、
ピケックス マウンテンを巻き込んだミッションを行うとすれば、
イスファハンでの作戦とは目的の違うものとなろう。

軍の作戦立案者たちが、このピケックス マウンテン施設は空爆だけ
では充分に破壊できず施設内に直接足を踏み入れる必要があると
判断した場合には、その進入を行う特殊部隊が必要になりそうだ。
その場合、目的は核物質の搬出というよりも施設の破壊になるだろう。Goldbergによると、ピケックス マウンテンに攻撃を行うなら、
ヴェネズエラの前大統領Nicolas Maduroを逮捕した際の作戦に
似通った作戦となろう。敵地に入り込み、破壊作業を実施して迅速に
撤退する。長期間、軍は滞在しない。

変わりつつある、戦略的風景

・・・ (中略) ・・・

再掲 すべて売り切れで~~

Axios <というアメリカに本拠があるニュース ウェブサイト> の
報道によれば、<アメリカ中央軍(US Central Command)> の
司令官であるBrad Cooper 提督が上級士官たちに忠告した内容として、
限定的な攻撃をこれ以上繰り返しても、その効果は減少を続けて
しまうことになろう。それを避けたいのなら、アメリカはより
大規模な軍事作戦を展開する覚悟が必要だ。それと同時に、
ある報告によれば、統合参謀本部議長のDan Caine大将が次のように
警告している。防空用迎撃兵器の残量が減少しているため、
<イランでの> 紛争がさらに激化した場合、アメリカ軍が自軍と
地域の友軍とを守る能力に悪影響が出る恐れがある。

・・・ (中略) ・・・

アメリカ指導層が直面するディレンマ

・・・ (以下略) ・・・

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もとをただせば、だれのせいよ~~
私の、かなり昔の20分クロッキー

・ 核物質があると、武力介入を招いてしまう場合がある
・ いったん核施設が(特に地下の場合)できてしまうと、
それを破壊するのも生易しい作業ではない

といった問題の実例が、たった今、イランで発生しているわけですね。
そして同国の濃縮Uは、「平和利用だ」という主張の下で蓄積されて
きました。
「平和利用」つまり核発電が、のっぴきならない面倒で困難で危険な
物質と施設の「隠れ蓑」になった実例でもあるわけです。

なお、何も私はイランを一方的に攻撃しては、おりません。そもそも
同国に核発電技術などを最初に導入したのは、党のアメリカだったの
ですから。
上の黒いメニュー(ゴチャゴチャで使いにくくて、スイマセン!)に
あるページ f-2) をご覧くださいな。

About FrancisH

A freelance painter, copywriter, and beading artist
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