IAEAの核査察官たち、イランに戻るけど~~

IAEAの核査察官たち、イランに戻る
が、制裁再会を食い止める見込みは
薄い

RadioFreeEuropeのウェブサイトより
Nuclear Inspectors Return To Iran But Unlikely To Stop Snapback Sanctions

2025年8月27日夜 JST
Kian Sharifiさん

「イランが60%のU濃縮って ・・・
IAEAは何やってたんだ??」
当然の疑問です。イラン側がIAEAに
充分な現地検査を許可していないの
が問題なのですが、するとなおさら
「疑惑」を招きますよね。
で、イスラエルとアメリカによる
攻撃が(いったんは)終わり、IAEA
の査察官たちがイランに戻ってきた
ようですが~~
はたして、どこまで真実を明らかに
できるのでしょうか?

Non grata —

それに関するRadioFreeEurope
のウェブサイト記事を、抜粋・要約・
日本語化でごく短く紹介します。
<  >内は、私からの補足説明
です。

***********************************
イラン当局はこの2か月間、IAEAとの
協力を停止していたが、この度IAEA
査察官たちが再度イランに到着した。
同国には、国際社会からの経済制裁の
再開という苦境が迫っている。

6月のイスラエルとアメリカによる
核施設への攻撃を受け、イランはこの
7月にIAEAによる査察を
一時停止した。

とりあえず今回のIAEAの使節団は準備
的なもので、深刻な被害を受けた核施設
のモニターを再開するにはどうすれば
良いのかに焦点がある。

だがこの程度のことでは、ヨーロッパ
諸国による経済制裁の再開は、止められ
そうにない。
しかもイランには今も約400㎏の高濃縮
Uがあるのだ。それに関する説明は、
まだ行われていない。

ある程度高くなると、頂点までの勾配が小さくなる~
U濃縮でも、ある程度の濃度になると、兵器グレード(90%)に達しやすくなる

英国、フランス、ドイツは。経済制裁の
再開を取りやめるための条件として、
次の3つを求めている:
査察を全面的に再開すること、既存の
Uについての正直な説明、そして
アメリカとの外交交渉だ。このアメリカ
との交渉については、イランはアメリカ
との直接交渉を拒否してきている。

事態を複雑化させているもう1つの要因
として、イランはIAEAを信用して
いない。政治的偏見に満ち、イスラエル
とアメリカとを叱責していないでは
ないかと非難している。IAEAのグロッシ
事務局長がイランに足を踏み入れる
なら、「裁判にかけて処刑せよ」と
アピールする新聞もあるほどだ。
**************************

食い違うんだよなあ~~
私の20分クロッキー、x2

武力攻撃では武力を消し去ることはでき
なかった、というのが教訓の1つですが、
さらに
もともと核兵器製造のための技術で
あったU濃縮や原子炉
「やかんをのっけた」だけの発電
装置を世界に普及させながら
同時に核兵器の拡散は防止しようと
するのは、
明らかに自己矛盾です。
だから、現実にはIAEAは今後も
多方面で困難に直面することでしょう。

論理的に整合した姿勢・方針としては、
核兵器と核発電は、ともに廃絶
という選択しかございません

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クルスク原発でのドローン撃墜と火災の件

Ukrainian Newsウェブサイトより
Russia spreads fake news that Ukraine attacked Kursk NPP with drone – Center for Countering Disinformation | Ukrainian news

ウクライナがクルスク原発をドローン
で攻撃とのフェイク ニュースを
ロシアが流布 ― 誤情報対抗センター

2025年8月25日夜JSTの時点で
エディター: Tetiana Herasimova

ロシアのクルスク原発でドローンに
よる攻撃?事故?があったとの報道は、
8月25日夜 JST現在、日本語でも
流れていますね。
ですが。戦争状態では、片側だけの
情報を鵜呑みにすることはマズイです。
ウクライナのThe Center for Countering
Disinformation (CCD、誤情報対抗
センター)によれば、フェイク
ニューズだそうです。
それを紹介する、Ukrainian Newsの
記事を、私の日本語化・抜粋・要約で
紹介します。

どっちが事実?
私のかなり昔の20分クロッキー、2つ

いつもどおり、<  >内は私から
の補足説明です。
**************************

侵略国ロシアの情報機関などが、
ウクライナがクルスク原発をドローン
で攻撃、「核関連の脅威を作り出した」
とのフェイク ニューズを広めている。
Center for Countering Disinformation
(CCD)が発した声明に、それが
記されている。

CCDによれば、ロシアによるこの
プロパガンダはクルスク原発の現状
に関する誤情報を広めるもので、
ウクライナのドローンを撃墜した
結果、同原発の変圧装置で火災が
発生したと主張している。

この声明によると、「”軍事活動の
結果として火災が発生した” という
ことをIAEAも独自に確認できて
いないと、IAEAも発表している」
ウクライナがクルスク原発に攻撃を
加えたと主張し、核の安全性に関する
問題を起こそうとしているとの主張
は、ロシアがプロパガンダで利用する
典型的な手段だ。ウクライナの信用を
失墜させ、ロシアによる侵略を正当化
しようとするものだ」

この3月にアメリカとウクライナ間の
会談があったが、その前夜にも侵略者
ロシアはクルスク原発をウクライナが
攻撃しようとしているとのフェイクを
喧伝していた。

2024年10月3日にもウクライナが
同原発を攻撃しようとしているとの
フェイクをロシアは流布していたが、
The Center for Countering Disー
information はそれを強く否定
している。
***********************************

暗雲の向こうに・・
私のかなり昔の作品
私の昔の作品 “Light Gazing”
紙にソフトパステル

さて、どちらの言い分が正しいのかは
今後の報道を待ちますが、
プロパガンダ合戦とはこんなものです。
日本国内に目をやると、反原発団体の
多くは腹を据えてプロパガンダ合戦に
対応してきたのでしょうか?
たとえば、
核推進勢力は「原発はCO2を出さ
ない」と喧伝し、世界の原発を
(発電量で)3倍に増やすと主張して
います。この「CO2を出さない」
との主張の問題点を、反原発勢力は
充分に指摘しているでしょうか?
(「やかんをのせたら~~」では、
そうした指摘を行ってきております
よ。たとえば、
上の黒いメニューの終わり近くに
ある 付録 w-1)  w-3)  w-4)  w-8)
w-16)  w-17)  w-18)  w-19)  など)

あるいは、
このところ日本でも「核抑止」主張が
喧しいのですが、反核勢力は核抑止の
問題点を、どこまで体系的・網羅的に
情報発信してきたのでしょうか??
(「やかんをのせたら~~」では、
核抑止の問題点の指摘も行ってきて
おります。たとえば、やはり上の黒い
メニュー [項目は基本的にアルファ
ベット順] にあるページ
nd-1)  nd-2)  nd-3)  nd-4)  nd-5)
などなど)

特に核抑止問題については、今から
体系的&事実ベースの論陣を
張らないと ・・・
現実に、「核武装が安上がりだ」と
いう現実的根拠のない主張をしていた
候補が、国政選挙で当選しちゃい
ましたよ。
その議員個人への攻撃とかするんじゃ
なくて、その主張が無根拠である
という真実を発信しましょう。

たった一人でも、戦う ・・
私の15分クロッキー、かなり昔のもの

 

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新ページ nd-5) をアップロード

新しい固定ページ nd-5) をアップロードしました。
上の黒いメニューが肥大化しすぎており
使いにくくて申し訳ないのですが、
項目は基本的にアルファベット順です。
nd-5) を見つけて、クリックなさってください。

インドは以前からパキスタンと「核抑止」状態にある
国ですが、そのインドの専門家による核抑止に関する見解を
抜粋要約の日本語化で紹介しております。

そのインドの専門家の考察をお読みいただくと、
従来の核抑止理論の大前提であったMADという
理屈が、今後の世界では通用しにくくなっている、
との指摘が明らかです。

冷戦時代の産物であるMADをそのまま引きずり出して
「日本も核武装すべきだ」などとする主張が、
このところ日本や韓国では喧しいですが、
世界の現状や核の歴史をよく調べてから
ものをいうべきですね。

では、ページ nd-5) をクリック!

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「救急暑」のなか、MADに関する考察を執筆中

これほど危険な暑さのなかで、執筆中です~~

明らかに危険な暑さなのに、「酷暑」だの「猛暑」だので
済ませてしまっているのは、私としてはどうも~~
「危険」であることがはっきり分かるように、
「救急暑」とか「危険暑」とか「熱波災害」とか
言うほうが、人命を守るためには良いように・・・

とにかく、そんな熱波災害のただなか、新しい固定ページを
執筆中です。
核抑止を必要不可欠とする意見が強いインド、その
インドの専門家による核抑止の今後に関する見解を
紹介しております。

日本や韓国の「核抑止論」を聞いていると、
単純素朴な「MAD信仰」に立脚しちゃってる見解が
目立つのですが、さすがはパキスタンとの核抑止の
只中にいるインドの専門家、MADの効力に対し
世界構造や関連技術、核保有主体などの変化が
及ぼす影響を考察してらっしゃいます。

新たな固定ページ nd-5) をアップロード出来次第、
またお知らせします。

暑いの何とかしてよ~
私の20分クロッキーより

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別の専門家も指摘 - 「核抑止」は「核抑止」でしかない

たびたび申してきましたが、上の黒いメニューが
肥大化しすぎており、使いにくくてお詫び
申し上げます。
別のプラットフォームに移行したいのですが、
現在の世界では核関連の問題や紛争などが
次々に発生しており、それらに関する
記事ばかり作成せねばならず、
移行している時間がありません~~

とにかく、黒いメニュー内の項目は、
基本的にはアルファベット順です。

そこにあるページ nd-1) で、
Daniel Postというアメリカ海軍の
司令官の方による
The Value and Limits of Nuclear Deterrence
という論考を紹介しました。
原文を読みたい方は、次へどうぞ:
The Value and Limits of Nuclear Deterrence | Proceedings – January 2023 Vol. 149/1/1,439

Post司令官の指摘の1つとして、

核兵器が抑止できるのは核攻撃だけで、
通常兵器による攻撃まで抑止できる
わけではない

というものがありましたよね。
それを、別の専門家も指摘してらっしゃいます。
東京大学の公共政策大学院の鈴木一人 教授で、
彼の発言を下記でお読みになれます:
「核武装は安上がり」発言を東大専門家が否定「コスパは悪い」「持っていたって起こる時には…」

日本語ですし、短いものなので、ぜひお読みくださいな!

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Quad Cities原発での事故の件

Quad Cities原発での事故の件

他の問題をアレコレ扱っているうちに
Quad Cities原発の事故を取り上げる
のが今になってしまいました。
今年6月ごろに、アメリカでは話題に
なりました。日本語メディアでも短く
取り上げられたのですが、どうも
日本語報道の内容が分かりにくかった
と思います。
そこで、ごく短くこの原発とそこ
での事故について要約しておき
ますね。

本来、原発事故の説明は「やかんを
のせたら~~」のフォーカスではない
のですが、無関係というわけでもない
ので、短くここで紹介しておきます。

情報ソースは、次の2つ:

英語版Wikipedia, ”Quad Cities
Nuclear Generating Station”
Quad Cities Nuclear Generating Station – Wikipedia
2025年8月5日 JST 更新

Nuclear Newswireウェブサイト、
”NRC begins special inspection at
Constellation’s Quad Cities p;ant”
NRC begins special inspection at Constellation’s Quad Cities plant — ANS / Nuclear Newswire
2025年6月5日

Cogito
なんやら、よくわからない~
私の作品 “Cogito”

まず、Quad Cities原発について

アメリカのイリノイ州のCordovaという
ミシシッピ川岸の町にある原発で、
原子炉は2基。いずれも1973年に稼働
開始なので、かなり古い原発ですね。
GE社製のBWRです。
稼働責任企業はConstellation社で、
その親会社が2022年までExelon社
でした。

この原発は採算が合わなかったので、
Exelonは2018年6月にQuad Cities
原発を閉鎖すると発表していました。
ところが。
2016年12月、同社はこの原発の稼働
を続けると発表しました。イリノイ州
議会がFuture Energy Jobs 法案という
ものを成立させ、それに則りこの
原発への補助金を州が出すことに
なったためですね。

Experiment with "resonance" / 「共鳴」の実験
ああ、こういうことだったのね~
私の20分クロッキー

Quad Cities原発の過去の事故

これが日本語での報道内容を分かり
にくくしているのですが、
この原発では今までに何度か事故が
発生しています。
それらのうち、主な3つを短く紹介
しますね:

☆ 2002年3月  出力増大試験の際に
・・・
2号機の蒸気管で振動が発生。振動が
激しく、メインのタービン制御シス
テムで漏れが発生、手動で原子炉を
停止させた。4月2日に2号機を
再稼働したが、まだ振動が発生、
メインの蒸気排出管が壊れた。それを
修理して再稼働を始めたのだが、6月
には原因不明の異常が蒸気系統に再発、
再度停止させて検査したところ、
スティーム ドライヤー(蒸気中の
水滴を分離する装置)に穴が空いて
いたのが原因であることを発見、
修理して再稼働を始めた。

☆ 2023年3月  1号機の圧力容器
から冷却水漏れ。

排水弁177個を閉めそこなったことが
原因で、6分間の漏れの間に約1200
ガロンつまり約4,500リッターの
冷却水が漏出した。その際、少なく
ても作業員2名が冷却水を浴びた。
(下の図にあるように、BWRの
冷却水は炉心から「直通」で、当然
放射性です
そのあとで原子炉稼働担当のシニア
技術者が提出した書類には、この事故
がホースの破損によるものだとの虚偽
が記載されており、不正確な報告で
あった。
当然、NRCなどによる調査が入ること
になりました。

再掲 BWR(沸騰水型)の原理

☆ 2025年5月、2号機のバッテリーで
異常

2号機のバッテリーで異常が発生、
それを受け1号機が緊急停止。
冷却水に関連するポンプ類も作動して
いなかったため、原子炉内の水位も
低下した。
同月後日、2号機のバッテリーで
小規模の火災が発生。発電所内だけの
対応で消化できたが、その作業の間も
全出力で稼働を続けていた。
NRCが調査を始めた。

上記の複数の事故があったため、
日本語での報道がどの事故のことを
扱っているのか、分かりにくいです
ね。そのため、よくわからない日本語
記事をいくつも見る結果になったの
です。

それにしても、
政府が補助金を出して、ゾンビ―
原発を稼働させた ⇒ 事故が発生
というパターン、日本でも起こり
そうな嫌な予感が~~
税金は納税者たちの安全のために使う
べきもので、彼らを危険にさらす
ために使っちゃ、困ります。

やめて!!
私のかなり昔の15分クロッキー

 

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フランスの原発、クラゲにとめられる

フランスの原発、クラゲにとめられる

France 24のウェブサイトにある報道を
ベースに
Jellyfish force French nuclear plant shutdown

Jellyfish force French nuclear
plant shutdown
(フランスの原発、「クラゲ」にとめ
られる)
フランスのリール発、AFPからの情報だ
そうです。

海の大怪獣クラ―ゲン 現る
ほんまかいな~~

核発電推進プロパガンダでは、気候変動
の緩和のために原発が必要だそうです。
え?ほんまかいな??
このプロパガンダの誤りを指摘する
ページを、既にいくつも「やかんを
のせたら~~」にはアップロードして
おります。

まず、核発電が本当にCO2を
出さないのか?
という問題については、上の黒い
メニューの終わり近くにあるページ
付録 w-1)  w-3)  w-8)  w-18)
をお読みくださいな。

次に、既に激化している気候の中で、
原発が耐えられるのか?
という既に発生している疑問に
ついては、やはり上の黒いメニュー
の終わり近くにあるページ
付録w-10)  w-11)  w-16)  w-17)  w-19)
で取り上げております。

で、今回は新たに発生中の後者の実例を。
フランスのグラヴリヌ原発をクラゲが
とめている、という記事を要約・日本語化
して紹介します。

まあ、AFPのこの記事、既に日本語
メディアでも紹介されているのですが、
やはり補足説明が必要だと思います。
そこで、記事の要約・日本語化の下に
私からの補足説明を入れますね。
記事要約中の<  >内も、私からの
補足説明です。

--- Is Lifting Me Up II
ああ、情けない~
私の作品 “— is lifting me up”

*********************************************
フランス北部にある原発が、月曜日<8月
11日>、一時的にシャットダウンした。
原子炉を冷却する水を吸い上げるポンプを
クラゲの大群がふさいだためだ。
<フランスの>エネルギー企業グループ
であるEDFの発表による。

2025年8月12日 発表

グラヴリヌ原発の原子炉4基が自動的に
停止したのだが、「原発の安全や人員の
安全、環境に影響はない」と、同原発の
稼働担当企業であるEDFはそのウェブ
サイトで述べている。
「今回のシャットダウンの原因は、
大量のクラゲが<冷却水の>ポンプ
システムを詰まらせたという予測不能な
事態だ」とEDFは発表している。
下記参照
<グラヴリヌ> には他にも2基の原子炉
があるが <合計で6基>、その2つは
メインテナンスで停止中である。
稼働を再開するための調査が進行中で
ある ——-
—–
この原発の敷地には、次世代型原子炉
2基を新設、2040年までに稼働開始する
計画で、1基あたり1,600MWの予定だ。
下記参照
—–
クラゲが原発をとめた実例はフランス
以外にもあり、良く知られた事件と
して、2013年にはスウェーデンで
クラゲのため原発が3日間停止、1999年
には日本で原発の出力が大幅に低下した。
下記参照
専門家たちによれば、魚の獲り過ぎや
プラスティックによる汚染、気候変動の
ため、クラゲが異常繁殖しやすい状態が
出来ているという。
******************************************

まず、
気候変動は単に「地球規模で暑くなる」と
いった単純なものじゃなくて、
生物の繁殖や生息域などにも影響するもの
です。
そして、そうした生物群への影響が、
実際に原発を停止させた事実が何度も発生
してきたわけですね。(下記参照)
これでは、「気候変動の緩和のために
原発を」というのは単なる戯言で、
現実には
「気候変動のせいで、原発を稼働でき
ない」になってますよね。

次に、上で<下記参照>と記した問題点
について:

☆ <冷却水の>ポンプ システム
グラヴリヌ原発はPWRなので、PWR
の場合の冷却水のルートを概略図で。

あくまで説明用の概略図ですよ

☆ 1基あたり1,600MWの予定
具体的な原子炉タイプは、アレコレ調べた
のですが、どうも源治帝では未定の
ようです。
とはいっても、
1基あたり1600MWという以上、SMR
ではありえません
かといって、大型のHTGRなどは、2040
年に稼働開始できるとは~~
すると、EPR過疎の類だと推察するの
ですが、ページ al-4) で、EPRに
ついては説明済みです。
その al-4) で詳細に述べたように、
EPRには現実には
工期のだらだら延長
⇒ 予算を大幅オーバー
⇒ 電気料金に痛く響く
というパターンがつきまとっております。
そもそも核発電は、カネがいたずらに
必要な発電方式ですが、EPRは特に
それが顕著なのですね。

予算全部、アイツが食っちまいやがった

☆ スウェーデンでクラゲのため原発が
3日間停止、1999年には日本で ・・・
どちらも実例なので、短く紹介して
おきますね:

スウェーデン
2013年9-10月、ストックホルムから
南に200㎞程度の海岸にあるオスカー
シャム原発でもクラゲの大群が冷却水の
取水口を塞ぎ、原発が停止しました。

日本
1999年7月、柏崎刈羽原発で同様の
事態が発生、1-3号機で冷却水を
充分に得られないため、出力を
大幅に削減。

それと、今回はクラゲでしたが、
今後たとえば海藻類の異常繁殖とか
他の生物による取水不能もありえると
考えます。

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ロシア、ザポリージャ原発を軍事上の シールド代わりに利用

ロシア軍がザポリージャ原発を軍事上の
シールド代わりに利用、核事故を招く
恐れも ― ウクライナが非難

United 24 MEDIA(ウクライナ政府運営
の報道メディア)のウェブサイトより
Ukraine Condemns Russia’s Use of Zaporizhzhia Nuclear Plant as Military Shield, Warns of Nuclear Disaster — UNITED24 Media

Ukraine condemns Russia’s use of
Zaporizhzhia Nuclear Plant as aq military
shield, warns of nuclear disaster

Cyril Barabaltchouk
2025年8月7日

広島で平和式典が行われていた最中に
すら、ザポリージャではロシア軍が
「勝手に占拠」した地域の原発を実質
上の軍事シールドに利用していた ~~
原子炉とはもともとが核兵器製造用の
機械ですので、軍事と切り離すこと
などできない・・・ それが本来の
「不可分性」つまりproliferation
とは異なる形で現れた
実例の1つですね。

そしてこうした「侵略軍による原発
占拠」は日本でも起こりえますし、
いったん占拠されると手の打ちようが
なくなります。

では、United 24によるその記事を私の
要約・日本語化で。
<  > 内は、私からの補足説明です。

再掲  原子炉とは要するにPu-239製造装置
その際、大量の熱も出すので~~

************************
・・・ 8月6日、IAEAのラファエル
グロッシ事務総長が発表したところ
では、ザポリージャ原発そばでロシア軍
の砲撃部隊が複数回の一斉射撃を実施、
使用済み核燃料の保管庫を標的として
いた。・・・

この砲撃は1時間以上続き、同原発
並びに広く該当地域の安全が深刻に
懸念される。

ウクライナ外務省(MFA)は怒りを
露にし、ロシア軍によるこの攻撃は
同原発を軍事目的に利用しようとする
もので、しかも<原発なるがゆえに>
ウクライナは報復もできない、
と公表した。

このロシア連邦による行為はウクライナ
の安全を脅かすだけではなく、核事故を
招けばヨーロッパ大陸全体に被害を
及ぼしえると、MFAは述べている。

・・・ この原発の稼働安全性は既に
脅かされており、それは外部電力供給線
への損害のため、バックアップ用の
供給線1本のみに依存しているためだ。

・・・・

ウクライナはただちにザポリージャ原発
の非武装化を国際社会に対して求めた。
同時に、同原発の本来の運用企業である
Energoatom社に管理を戻すよう
要請した。

・・・・

以前に報じられたところによれば、ザポ
リージャ原発を再稼働させるならば、
まずは同原発をウクライナの手に戻して
からだ。これは、IAEA加盟48か国が
合同声明で力説したことだ。

再掲  原発の冷却(PWRの場合)

*************************
敵軍に原発を占拠されると、こちらは
手が出せなくなってしまう。これは、
容易に想像できますよね。
それにしても、使用済み核燃料の
保管庫めがけて一斉砲撃って ・・・
事実なら、放射性物質が広域に飛散する
ことは確実で、風向き次第では日本
列島にもやってくるでしょう。
飛散する結果にならないことを祈って
います!
そして、核兵器と核発電とがこの世界
から消え去ることも!

なお、極めて基礎的な知識ですが、
原発には(稼働中でなくても)
外部からの電力を供給しないと、
原子炉や核燃料を冷却できなくなって
しまうという事実については、
上の異常に肥大化してしまった黒い
メニューの終わり近くにある
付録 w-15) をお読みください。

再掲
使用済み核燃料冷却プールの冷却
プールからの温排水がややこしいのですが、これは放射性物質を含むので、熱交換器を使って冷却します:
プールの温排水(放射性)⇒ 熱交換器で冷却 (熱を、湖などからの水に交換器経由でうつす) ⇒ 冷めたプールからの水は、プールに戻す + 湖などからの水は湖などに戻す

 

 

 

 

 

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現在の韓国の場合で、「核抑止」は現実的か??

Should South Korea Pursue
Nuclear Weapons? A Deliberate
and Cautious Approach
(韓国は核兵器を保有すべきか?
意図を明確にした、慎重な
アプローチを)

北朝鮮が核兵器を増大・先鋭化させる中
韓国内では「韓国も、核抑止のため独自
の核兵器を!」という声が高まっている
ことは、「やかんをのせたら~~」では
幾度も紹介してきました。

今回、韓国系と見られる専門家の考察で
分かりやすいものをReal Clear Defense
というウェブサイトに見つけましたので
私の日本語化・要約で紹介しますね。
特に、日本語圏ではたった今話題に
なっている「核抑止」の現実上の問題に
ついて専門家が簡潔にまとめてくれて
います。その視点で、要約して
おります。

Jihoon Yuさんの考察
2025年2月5日
Real Clear Defense
Should South Korea Pursue Nuclear Weapons? | RealClearDefense

* Jihoon Yuさんは、
韓国国防分析研究所(Korea Institute for
Defense Analyses)の研究フェローで
国外協力担当ディレクターで、韓米同盟
や韓欧の安全保障協力、北朝鮮との
関係、国防、海洋安全保障、海洋戦略
などがご専門だそうです。韓国軍の小型
空母プロジェクトや潜水艦プロジェクト
にも関与された、とのことです。

殴り合いは、楽しいかい?

では、かなり短く要約紹介していきます。
<  > 内は、私からの補足説明です。
***********************************
韓国独自の核兵器開発・保有を進める
にせよ、反対するにせよ、韓国の国防、
周辺地域の安全保障、国際関係のダイ
ナミクスなどが複雑に絡み合う
ややこしい問題だ。

安全保障上の憂慮事項と、核抑止の
主張根拠

北朝鮮が核武装を強化する中、韓国が
独自の核武装を持てば抑止力が高まり、
アメリカへの依存を軽減でき、韓国の
国防方針をより自律的にできる、
との主張もある。

北朝鮮以外の地域も視野に入れると、
インド洋・太平洋での中国の存在感が
拡大する中、核武装した韓国があれば
各地の各種勢力による攻撃の危険性に
対する対抗勢力となれる、と説く者も。

だが、核兵器の開発そのものが単純な
課題ではなく、しかも核を保有しても
その効果を確保するには重大な問題も
ある。核抑止を確かなものとするには
単に核弾頭さえあればよいわけでは
なく、それを運ぶ手段 <ミサイル
など>、確かな指揮系統、明確な戦略
ドクトリンなども必要となり、これら
はいずれもかなりの時間もリソースも
要する。

アメリカとの同盟の役割と抑止力の拡大

韓国は長年、アメリカの安全保障つまり
核の傘の下で守られてきた。そのアメ
リカの対外方針の変化を受け、韓国独自
の核武装を求める声が高まるのも
当然だろう。

だが韓国が核武装するなら、アメリカ
との同盟関係は緊張感を高め、衰えて
しまう危険性すらある。アメリカはどの
ような場合でも、その同盟国が核兵器を
拡散させることには反対してきた。韓国
が独自の核武装を行えば、米韓間の
緊張が高まり、安全保障での協力の
縮小さえ招きかねない。

いろんなところに影響が~


経済や外交面での影響

安全保障という問題以外にも、核保有
が経済や外交に及ぼす影響も考慮しない
といけない。韓国はNPT加盟国であり
NPT下での義務に違反すれば <つまり
独自の核武装をすれば>、国際的な
反発を買う。通称制限や経済制裁、
外交上の孤立などを招きかねない。

そもそも現在の韓国の経済的繁栄は、
国際通商や投資と密接に結びついて
いる。その韓国が核武装を目指す
なら、重要な経済パートナーである
アメリカやEU、中国などとの関係
が悪化しかねない。その損害は、
核武装がもたらす利益を凌ぐものと
なりかねない。

地域での軍拡競争と不安定とを
招く恐れ

韓国が核武装プログラムを進める
なら、この地域での軍拡競争を招き
かねない。たとえば日本が対抗して
軍備強化を進める恐れがある。そう
した動きが始まるなら、東アジアの
緊張が高まり、誤った判断や意図
せざる紛争が起きる危険が増大
しよう。さらに、中国とロシアは核武装
した韓国を新たな脅威とみなし、
対抗して軍備増強を始める恐れもある。

さらに<韓国が核武装した場合>、
北朝鮮との緊張が一層高まるリスクも
ある。核兵器というと核抑止の手段と
捉えられやすいのだが、北朝鮮が従来
以上に強硬な反応に出る危険性もある。
何らかのご判断などがあれば、核武装
のために紛争を回避できるのではなく、
むしろ紛争を招いてしまう可能性も
あるのだ。

あちらに別の道が ~
私の15分クロッキー

 

核武装に代わる方策の探求

核武装には深刻なリスクも不確実性も
伴うことを鑑み、韓国は安全保障の
ための核武装に代わる手段を慎重に
探さねばならない。韓国軍は既に
世界でも有数の強力な軍隊である
ので、通常兵力をさらに強化すること
も有効な選択肢である。ミサイル防衛
システムやサイバー攻撃への防御、
精密攻撃兵器などへの投資を続ける
のも効果的な抑止策だ。

アメリカとの協力を深めることも、
抑止力の教会につながる。アメリカ
だけでなく日本も含めた3か国の
同盟関係の強化も抑止力の向上に
役立とう。

外交も引き続き重要である。確かに
北朝鮮との交渉は大変だが、交渉
チャネルを開いておきこの地域での
信頼関係を構築することは、安全
保障との関連でも安定した環境の
形成につながる。
*********************************

たとえ遠くに見えても、確かにある希望 ~
私のスケッチ、東京・港区

2025年8月6日の広島、平和祈念式
での湯崎広島知事のご挨拶が秀逸で
あったと、
現在日本では話題になっています。
上で紹介した考察と照らし合わせても、
次の「核抑止」に対する見解は、
確かに秀逸だと私も考えます!
その挨拶からの引用、
「抑止とはフィクション」広島が世界に問う“核抑止力”原爆投下から80年(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース

「このような世の中だからこそ、核抑止が
益々重要だと声高に叫ぶ人達がいます。
しかし本当にそうなのでしょうか。確かに、
戦争をできるだけ防ぐために抑止の概念
は必要かもしれません。一方で、歴史が
証明するように、ペロポネソス戦争以来
古代ギリシャの昔から、力の均衡による
抑止は繰り返し破られてきました。なぜ
なら、抑止とは、あくまで頭の中で構成
された概念又は心理、つまりフィクション
であり、万有引力の法則のような普遍の
物理的真理ではないからです」

同感です!

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イラン、それでもU濃縮再開できるだけ の科学者は充分に

イラン、それでも「U濃縮再開できる
だけの科学者は充分にいる」

やはり、こういう主張をしてきまし
たね。

虚勢を張っているのなら、
核施設自体を破壊しても、何らかの形で
「濃縮を再開したぞ」と見せかける
活動はするでしょう ⇒ つまり、何らか
の核活動を再開するでしょう

実際に再開できるのなら、
武力で核施設を破壊することでは、
核活動をやめさせることはできな
かった、という実例の1つとなり
ましょう

つまりどちらであっても、武力で
できることには限界が ・・・

ではどうすれば良いのかを論じる前に、
まずは報道を見てみましょう:

まずは現実を見ましょう~

FOX Newsのウェブサイトより
一部抜粋・日本語化して紹介しますね。
<  > 内は、私からの補足説明です。
******************************
Iran says it has ‘plenty of
scientists’ left to restart
uranium enrichment, despite
US, Israeli strikes
(イラン、アメリカとイスラエルに
あれだけ攻撃されてもU濃縮再開
できるだけの科学者は充分にいる)

Iran says it has ‘plenty of scientists’ left to restart uranium enrichment, despite US, Israeli strikes

Morgan Phillipsさん、2025年8月2日

アメリカとイスラエルからあれだけの
攻撃を受けたものの、イランには今も
ウラニウム濃縮を行う能力があり、
望むなら核開発プログラムを再開
できると、イラン外相は主張している。

アメリカはイランの主要核施設3か所に
攻撃を実施、イスラエルはイランの
防空システムの大半を破壊、イラン軍の
トップ司令官たちを殺害し、少なくても
核科学者13名も殺した。一般市民
1,000人超も。イラン側の提示している
数値だ。これに対しイスラエル側の主張
では、イランの国防高官30名とトップ
クラスの核科学者11名とを殺害した
そうだ。

「建築物なら、建て直せる。機械なら、
交換できる。技術は、我らにあるからだ。
核施設に勤務していた科学者た技術者
なら、多数いるのだ」 イランのアッバス
アラグチ外相は、先日のFinancial Times
とのインタビューで、そう述べていた。

「ただし、再開がいつ・どのように実行
されるかは、情勢次第だ」

Bunkerbuster, 手短に説明

アメリカ政府は、イランに2か所ある
主要U濃縮機関のフォルドウとナタンズ
に深刻な損害を与えたと主張している。
さらにミサイル攻撃で、イスファハンの
核施設を基本的に稼働不能にしたとも
述べている。これによってイランの
核プログラムは「何年か」後退した
そうだ。

そして今、果たしてイランと西側が合意
を締結、イランが核兵器委への野望を
放棄する代わりに経済制裁を緩和して
もらうという結果を実現できるのか、
世界が注視している。

アラグチによれば、イランがそうした
交渉を進めるには、6月の攻撃に対する
賠償をアメリカが提示すべきだ。

「<6月の>攻撃以前には交渉が進んで
いたのに、その最中になぜアメリカは
攻撃をしかけてきたのか、アメリカが
説明すべきだ。・・・ さらに、[将来の
交渉の進行中には]、今回の攻撃のような
ことを繰り返さないことを保証して
いただきたい。それも、今後のっ交渉の
ための前提だ」と、アラグチは述べて
いる。「<アメリカは>あれだけの損害
をもたらしたのだから、[イランに]
補償すべきだ」

アラグチの主張によれば、今回のいわゆる
「12日間戦争」により、「イランの核プロ
グラムを武力で解消させることはできない
ことが、実証された」

交渉拒否への道 ・・・

 

さらに同外相によると、今回の攻撃を
受けイラン政権内部では核プログラムを
核兵器製造へと発展させてしまえ、との
声も強くなってしまった。それでも
イランは、核兵器の製造を禁ずる
20年前からのファトゥワ<イスラムの
法学者による決定> の順守を続ける
そうだ。

さらにアラグチによると、「交渉に
反対する感情が大変強い。もうこれ以上
時間を無駄にするな、あいつらに騙され
るな ・・・ もし交渉が始まっても、
あいつらの真の狙いを隠すためだけの
交渉だ」というわけだ。

イランは何があっても民生用ウラニウム
濃縮をやめることはないとしており、
アラグチ外相もそれを繰り返し訴えて
いる。アメリカにとっては、これが実に
問題なのだが。
「U濃縮がなければ、すべてをイランは
失ってしまうのだ」

・・・中略・・・

アラグチによると、経済制裁を再執行
するならイランはヨーロッパ諸国との
交渉を打ち切るとのことだ。「つまり、
それで行き止まりということだ」
************************************

ああ~どうすれば・・・
私の20分クロッキー

別に私は、イラン寄りの立場ではあり
ません。むしろ、どの国であれU濃縮
など、やめてほしいです。
ただ、この外相もおっしゃったとおり、
武力でやめさせられるかというと ~~
特にイランの場合、U濃縮にトコトン
こだわりがあるようですが、
いったいなぜ???

民生(核発電)用なら、4%程度までに
しておけば ・・・
その場合でも、得られるものは電力
だけなのですが。
20%を超えると、今回のような攻撃を
受けるリスクがあるのですがねえ~~

この「何のためのU濃縮?」という
謎を納得できるように説明していただ
かないと、国際社会も対応に窮する
だけなのですが。

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