イランの核開発について、イスラエル メディアの報道

The Jerusalem Post
Iran has enough uranium for five nukes, not just one – Gallant – Israel News – The Jerusalem Post (jpost.com)

イランのU濃縮がそもそも問題の発端なので、それに関する略図を再掲

イランのU濃縮がそもそも問題の発端なので、それに関する略図を再掲

別に私は、イスラエル VS イランという
近年の対立において、何もイスラエル側を
贔屓してるわけじゃ、ありません。むしろ
イラン国営メディアの報道なども、今まで
紹介してきました。
どちらかのサイドにつくんじゃなくて、
こうした対立がある場合には両側の報道を
取り上げることが必須だと単純に考えて
おります。

特にイランの核開発については、以前から
モサドなどが調査を進めているので、
イスラエルはかなりの情報をつかんでいる
はずです。

加えて、この問題については最近、日本語
メディアによるカヴァレッジは極めて限られて
ますよね。

でも 「やかんをのせたら~~」 なら、日本の
メディアがあまり取り上げていない問題に
ついての海外メディアの記事を、日本語で
読める ・・・ そんなウェブサイトでありたい
のですね。
先週中に日本語化して掲載したかったのです
が、固定ページの中国関連のコンテンツ作成に
時間がかかったため、今になってしまいました。

じゃ、いつも通り
私による日本語化
< > 内は、私からの補足説明
です。

「ダヴィデの目」??

「ダヴィデの目」??

******************************
イランの保有するウラニウムは、核弾頭1発
ではなく5発分に相当と、Gallant国防省

<イスラエルの国防相> Gallantの発言では、
イラン イスラム共和国が今も引き続き核兵器
の増強に努めていることが当然の事実と
されている。

Yonah Jeremy Bob記者、
Tovah Lazaroff記者

最終更新 2023年5月4日 23:04

イランが保有する濃縮済みウラニウムを
核兵器にし、起爆ならびに輸送システムも
実現して発射できるように決断した場合、
核弾頭5発を作成できると、木曜日
<5月4日> にYoav Gallant 国防相が
述べた。

「イランは、核兵器1発では満足していない。
すでに濃度20%と60%の濃縮ウラニウムを
核兵器5発に相当する量、蓄積済みだ」 と、
同防衛相は訪問先のギリシャでギリシャ当局
関係者たちに対し述べた。

「イランが核兵器レベルであれば90%まで
の濃縮を実施するのなら、それは大変な
誤りだ。巨大な代償を払うことになろう。
中東を獄火に陥れる結果となるだろう」
とも、同防衛相は語った。

Gallant がさらに暗に述べたところに
よれば、彼はイランの核による脅威と
中東地域でのテロリズムについて、さらに
詳しく話し合う機会を設けるとのこと。
これは、イランの革命防衛隊がこのところ
ギリシャ在住のユダヤ人に対するテロ攻撃
を仕掛けているためだそうだ。

Gallantによれば、今まで <ギリシャのユダヤ
系住民に対するテロ活動による> 悲劇が
発生していないのは、イスラエルとギリシャ
によるトップ レベルの諜報機関間の協力が
あったためだ。

長距離ミサイルで、どこにでも叩き込めてしまう

長距離ミサイルで、どこにでも叩き込めてしまう

IAEAのイランの濃縮ウラニウムに
関する報告

<イスラエルの> ベンジャミン ネタニヤフ
首相は木曜日、イランが核兵器を手にする
なら、どこの都市でも脅迫することが可能
になろうと語った。.

「イランが核兵器でアメリカのいずれの都市を
も脅迫できるようになれば、歴史は大きく暗転
することになろう」 と、同首相はイスラエルを
訪問していたアメリカの超党派議員団に
述べている。.

「イランの核兵器は、北朝鮮50国分に
相当しよう。単に隣にいるいじめっ子
なんてものではなく、北朝鮮をも支配する
専制君主のような存在だ」 とも、
同首相は語った。

特定集団をサタン呼ばわりするのは ・・・

特定集団をサタン呼ばわりするのは ・・・

「イランは一種のイデオロギー国家で、我々
イスラエルをサタンの子分、皆さんアメリカを
サタンの親分とみなしている」 とネタニヤフ
は議員団に語っている。この議員団を
率いたのは、オハイオ州選出共和党の
Michael Turner 議員で、議会の諜報に
関する常設特別委員会の委員長だ。

この議員団の訪問に先立ち、同じ週の前半
には共和党の下院議長Kevin McCarthyが
訪問をしており、彼は <イスラエルの
議会である> ネセットの総会で演説し、
ネタニヤフとも会見した。この両名も、
核武装したイランの危険性について
話し合っている。

昨年12月終わりに首相の職に返り咲いて
以来、イランへの対処に関しネタニヤフは
イスラエルの同盟諸国、特にアメリカに
強い圧力をかけてきている。イランは
ロシアとのつながりを強めているため、
同盟諸国の協力は得やすくなってきている。

イスラエルと西側諸国が協力してイランに
対抗しようという関係を強化しているのを受け
イラン政府は中東地域の諸国との結びつき
強化に努めている。<イランの>
エブラヒーム ライシ大統領は水曜日、
ダマスカスでシリアのバシャール アサド
大統領と会見した。2011年にシリアで内戦が
始まって以来、イランの国家元首がシリアを
訪問するのは初めてのことだ。シリアは
アラブ諸国との関係が悪化していたが、
それが雪解けを迎えつつあり、両国間の
つながりの強さを強調する結果となった。

イランとロシアの両者から経済と軍事両面での
支援を受けているシリアのアサド大統領は、
反政府軍勢を退けシリアの大半の支配を
取り戻している。反政府勢力は中東諸国から
の支援を受けていたが、こうした諸国も今では
アサドとの対話を求めている。

昨日の顔と今日の顔

昨日の顔と今日の顔

ライシによる訪問と同時期に、イランと緊張・
対立してきたサウディ アラビアがイランとの
関係再構築を始めている。サウディ政府も
含めアラブ諸国はアサドとの関係を断って
きたが、ここにきてアサド政権との関係を結び
なおしている。

ライシとアサドの会見は、中東諸国に
とっても世界にとっても憂慮すべき事態で
ある。アメリカ国務省のスポークスパーソン
代理のVedant Pateは、水曜日にワシントン
にて記者団に対し、次のように述べている。
「この2政権はともに、安定性を損なう
悪質な活動に加担を続けてきた。それも、
隣国に対してのみならず、広く中東地域
全般においてだ」

もはやJCPOA再建交渉は過去のことなのか?

もはやJCPOA再建交渉は過去のことなのか?

IAEAによれば、イラン政府はすでに、
まだ核兵器レベルではないにせよ
<原子炉用よりも> 高い濃縮度の
ウラニウムを保有しており、その量は
核兵器4個分に相当する。Gallantの
発言から、イラン政府が今も核兵力
構築に努めていることは明らかだ。
アメリカ軍部のトップ交換が最近
述べたところによれば、イランがその
ウラニウムを兵器に仕上げるには、
わずか2週間足らずしか要さない。

だが実は専門家たちの間で見解は分かれて
いる。実際に使える核兵器製造には起爆
装置も輸送 <核弾頭を運ぶロケットなど>
装置も完成させねばならず、これらは
難物だ。それをイランの核兵器チームが
完成させるのに半年で済むのか、最長
2年間ほど要するのか?イランは核開発
活動の一部を2003年にいったんは停止
したのだが、その時点で核兵器チームが
どこまで形成されていたのか、それが諜報
活動ではあまり明確になっておらず、
それもあってこの論争は困難なものに
なっている。.

モサドは2018年にイランの核開発活動を
捉えたが、その際に核兵器チームの重要な
側面を発表している。さらにそのスパイ
ミッションが明かしたイランの文書から、
核開発の目標はいつの時期にも最低で
5個の核兵器を保有することであったこと
が明らかにされている。そして今や、その
目標実現は今までになく手の届くところに
来ているのだ。

イランからの核による脅威が増大している
現状にあって、6月に開催されるIAEA
理事会のメンバーに対し、国連安保理に働き
かけてイランに対する強力な国際的制裁を
再開するようイスラエルは説得に努めて
きている。

本記事は、Reutersからの情報を受けて執筆した
ものです。
*********************************

どっちもどっち~~ 私の、20分点描クロッキー

どっちもどっち~~
私の、20分点描クロッキー

上の黒いメニュー (項目は基本的にアルファ
ベット順) にあるページ c-3)、c-4) で説明
したように、イスラエルはとっくに核兵器を
保有しているようです。それが、イランが核を
持とうとしているとなると、ここまで警戒し制裁を
求める ・・・ というのは、どこかアンフェアな
感がしないでもないですよね。
1国でも核兵器を持っている国がある限り、
それ以上核を拡散させないように努めたところで、
「あいつらは持ってるのに、なんで俺たちが
持っちゃいけないんだ!?!?」 という問題は
必然的に発生しちゃいます。やれやれ。。。
唯一現実的なソリューションは、すべての国で
核兵器を減らしていき、最後は地球上に
核兵器が全くないようにすること。それしか
ないですよね。

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固定ページ b-8) をアップロード

固定ページ b-8) をアップロードしました。

近年、中国が核兵器の急速拡大に取り組んで
いるんじゃ、という嫌疑が広く持たれています。
それについて、アメリカからの見方が表れて
いる考察テキストを、2つ抜粋・日本語化して
紹介しております。

上の黒いメニュー (項目は基本的に、
アルファベット順) で、b-8) を見つけて
クリック!

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復旧して、固定ページ b-7) をアップロード

新しいPC (中古ですけどね)を買ってきて
昔のデータを回収しました。

ということで、「やかんをのせたら~~」の
再開です。

さっそく、固定ページ b-7) をアップロードしました。
中国の核発電というより核兵器導入初期の様子を
紹介しております

上の黒いメニュー (項目は、基本的に
アルファベット順) で、b-7) をクリック!

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新しいPCでアップロードの確認

アップロードのテストです。
Scan2023-05-05_201807

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PCがダウンしました~~

ここまで本「やかんをのせたら~~」の執筆に
付き合ってくれていたPCくんが、ついに
ダウンしました。
CPUそのものが老朽化してしまっているそうで、
新しいPCを買ってくるまで、通常の更新ができません・・・

この「PCがダウンしました~~」という
お知らせそのものは、友人のPCを借りて
アップロードしております。

そんなわけで、固定ページ  b-7) (原子炉の正体) 中国1
をアップロードできるまで、しばしお待ちくださいませ。

 

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ページ b-7) (原子炉の正体) 中国1 を作成中ですが~

ページ b-7) (原子炉の正体) 中国1 を作成中ですが、
中国での核兵器開発の歴史については、1950年代
からの略述が、英語版Wikipediaなどにもあるの
ですが、同時期の核発電に関する情報となると、
インターネットをアレコレ探しても、見当たりません。

どうも、この国では「まず、核兵器の開発」 という
狙いだったな?? と思えて仕方がありません。
「やかんをのせたら~~」で繰り返し説明して
いるように、核兵器と核発電は不可分なので、
どうも中国では
まずは核兵器 ⇒ そのための原子炉とU濃縮 ⇒
その後で、核発電を拡大
という順序であったように思えます。

私は何も「嫌中」ではまったくない (それどころか、
中国文明の歴史には敬意を払っているのですが)ので、
初期各発電に関する情報が、こうも見つからないと、
上述の嫌疑を抱かざるを得ません。

もう少し調べてみますので、ページ b-7) を
アップロードできるまで、今しばしお待ち
くださいませ。

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固定ページ d-10) をアップロード

d-10) ソモソモなぜ 「核分裂」 させるのか?
をアップロードしました。

「やかんをのせたら~~」 としては珍しく、
「崩壊熱とは?」 といった基本的な事柄
説明しています。
きわめて基本的な問題である、「そもそも
原子炉で核分裂を起こさせるのは、なんの
ためか?」 という疑問を考えていただく
ためですね。
原子炉の正体」 を知るうえで、本質的な
疑問です。

上の黒いメニューでは、基本的に項目を
アルファベット順に配列しています。
ページ d-10) を見つけてクリック!

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核技術にはやはりヤバい機密が ・・・

CNNのウェブサイトより
US warns Russia not to touch American nuclear technology at Ukrainian nuclear plant (msn.com)

やはりというか、ザポリージャ原発などで
アメリカのWestinghouse社の核燃料を使い
始めたことは、すでに昨年報道されて
いましたが
(Westinghouse to supply all of Ukraine’s nuclear fuel – Bellona.org)、
その時以来 「核技術関連の秘密は、大丈夫
なのかあ??」 と心配でした。なにせ、
アメリカの核燃料を使っている原発を、今の
ところロシア軍が占拠してるわけですから。
やっぱり! CNNの報道を見てみましょう。

いつもどおり、私による日本語化
< > 内は、私からの補足説明
です。

…こういう事態にならないとは ・・・

…こういう事態にならないとは ・・・

***********************
US warns Russia not to touch American
nuclear technology at Ukrainian nuclear
plant
(ウクライナの原発にあるアメリカの核
技術には、ロシアは手を出すなとアメリカ
が警告)

Natasha Bertrand記者、
2023年4月19日

ウクライナの某原発ではアメリカの機密性の
高い核技術を利用しており、アメリカ政府は
ロシアに対し、そうした技術には手を出さない
よう警告している。アメリカのエネルギー省が
ロシアの国営核エネルギー公社Rosatom
に対し、先月送付した書簡に基づく。

2023年3月17日付の同書簡をCNNでは
入手したのだが、エネルギー省の
Nonproliferation Policy (核不拡散政策)
担当のAndrea FerkileがRosatomの
社長に対し、エネルホダル市にある
ザポリージャ原発ではアメリカで作成した
核関連の技術的データを利用しているが、
これはアメリカ政府が輸出規制している
データだと述べている。

アメリカの国家安全保障上の利益を損なう
ような使用が可能である物品、ソフトウェア、
技術は、アメリカの輸出規制の対象となる。

このエネルギー省からの書簡の背景として、
ヨーロッパ最大の原発であるザポリージャ
原発を今もロシア軍が占拠している。昨年
2月にロシアはウクライナ侵略を始めたが、
それ以降ロシアはザポリージャ原発がある
地区を占領している。同原発はそれ以来、
同地区でのロシア軍による激しい砲撃の
ため、頻繁にグリッドから切断され、核事故
が発生するのではと、ヨーロッパ中で不安
が高まっている。

他人が勝手にいじると~~

他人が勝手にいじると~~

同原発を実際に稼働させているのは今も
ウクライナ側のスタッフだが、管理主体は
Rosatomになっている。アメリカの
エネルギー省はRosatomに対し、この
書簡で、アメリカの技術をロシアの市民や
団体が操作するのは 「非合法だ」 と
警告している。

CNN では、Rosatomにもコメントを求めた。

この書簡によれば、「アメリカの法の下では、
許可を受けていない人物が <こうした核
技術を扱うのは> 非合法であり、それには
ロシア国民やロシアの団体も含まれる。
Rosatomやその系列企業などもだ。ここで
禁じられている行為は、そうした技術や
技術的データを意図的に入手・保有・制御・
輸出・保管・強奪・検査・再輸出・輸送・譲渡・
複写・操作すること、また他者がそうした
行為をするよう指示あるいは許可することなど
だ。 そうした行為を願うロシアの個人や
団体は、アメリカのエネルギー長官から許可
を受けねばならない」

情報が錯綜していても、本物は本物

情報が錯綜していても、本物は本物

この書簡にRosatomが回答したのか否か
は、明らかになっていない。エネルギー省の
National Nuclear Security Administration
(国家核安全保障局)がCNNに述べたところ
によれば、この書簡は本物である。

この書簡のことを最初に報道したのは、
ニュース報道機関であるRBCウクライナ
だった。

「エネルギー省のNational Nuclear Security
Administrationとしては、この書簡が本物で
あることは確認できる」 そう語るのは、同
Administrationの公共問題担当副理事の
Shayela Hassan だ。

Hassanはさらに、「エネルギー長官には、
機密に該当しない民間の核技術の譲渡や
外国の核エネルギー活動への支援であって
も、それらを許可する法的な責任がある。法
規制活動については、エネルギー省は
コメントしない」 と述べている。

Ferkileがエネルギー省の監察官に宛てた
別の書簡もあり、これも CNNが内容を確認
しており、2022年10月24日付のものだ。
その書簡には、ザポリージャ原発で使用する
ためにアメリカがウクライナに輸出した核
技術の概要が記載されており、しかも
エネルギー省には“そうした核技術や技術的
データを何らかのロシア国籍の個人や団体に
譲渡してよいとの許可を現時点で発している
という記録は皆無だ” と繰り返し記されている。

エネルギー省のOffice of Nuclear Energy
(核エネルギー局) では、アメリカが
ザポリージャ原発に支援を行っているという
事実は公然と認めており 、同省のウェブ
サイトでも2021年6月に、ウクライナでの
“エネルギー安全保障を最終的に強化する
ための原子炉の新たなメインテナンス手順
や操作の実施を支援してきた” と記して
いた。
*********************

ヘタな奴らの手に渡ると~~

ヘタな奴らの手に渡ると~~

「原子力」 が完全に 「平和利用」 であるの
なら、発電用核燃料をロシアが分析したとして
も、あくまで私企業間の技術秘密に関する
問題となるハズで、国家政府がここまで
反応する必要はありませんよね??
現実にはアメリカ政府がこうした対応をしなきゃ
ならないってのは、「平和利用」 が実はいかに
アブナイものかの現れ見るべきでしょう。
そもそも 「原子炉」 とは本来何のためのもの
だったのか、「やかんをのせたら~~」 では
繰り返し説明してきました。まだお読みでない
方は、上の黒いメニューにある固定ページ
シリーズの b-x) や d-x) をご覧くださいな。
また、「商用」 原発で発生するトリチウムを
公に核兵器用に使用している実例について
は、ページ シリーズ t-x) を!

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固定ページ s-6) をアップロード

SMRに関する固定ページのシリーズ s-x) に、
新たなページ s-6) をアップロードしました。

小型原子炉のほうが、大型と比べ、
発電量あたりの放射性ごみの発生量が多くなる
のはなぜか? その原理を説明しております。
まあ、きわめて単純な原理なのですけどね。

上の黒いメニュー (項目は基本的に
アルファベット順) で、s-6) をクリック!

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イランの核開発と、市民による反政府抗議

THE CONVERSATIONというウェブサイト
(ニュースと学術発表を内容とする、非営利
ウェブサイト)
With Iran purportedly capable of making a nuclear bomb in a matter of months, what will its leaders do next? (theconversation.com)
より

イランはすでに 「潜在的核兵器保有国」 と
みなされています (日本もそうですよ) が、
では今後どうなるのか??
実に心配ですよね。

まさしくその問題に関する論考です。

ニュースだと 「新しさ」 も大切になりますが、
下記はニュースというよりも論考なので、
発表日から1週間近く経過した本日 (17日)
になって読み、アレコレ考えるのも良い
でしょう。

いつもどおり
私による抜粋・日本語化
< > 内は私からの補足説明
で紹介します。

U濃縮以外でも ~~ 「平和利用」 は実は 核兵器と不可分⇒ 核兵器開発へ、という 典型的な実例か?

U濃縮以外でも ~~ 「平和利用」 は実は
核兵器と不可分⇒ 核兵器開発へ、という
典型的な実例か?

**************************
With Iran purportedly capable of
making
a nuclear bomb in a matter
of months,
what will its leaders do next?
(2-3か月で核兵器を製造する能力をイラン
が手に入れたとみられる中、同国指導層の
次の動きは?)

Amin Naeni
オーストラリアのDeakin大学の市民権と
グローバル化に関する研究所で、博士号
候補

2023年4月11日
Atomic Energy Organization of Iran/AP

もはや、これに構ってられん~~

もはや、これに構ってられん~~

イランと西側諸国の間での、イランの核開発
プログラムに関する交渉は従来から一進一退
を重ねてきているが、またもや両者間の
食い違いのため足踏みしている。

アメリカのアントニー ブリンケン国務長官は
交渉テーブルを再構築する 「機会をつぶした」
としてイランを非難、バイデン政権にとって
この交渉はもはや優先事項ではないという
主張を保持している。

一方のイランは、実際に核兵器を製造
できる地点にじりじりと近づいているようだ。

IAEAの査察官たちによれば、イランは
すでに84%のウラニウム濃縮を実行して
おり、核兵器に必要となる90%濃縮まで
後わずかだ。

アメリカの統合参謀本部議長マーク ミリー
大将 (General Mark Milley)がこの3月
終わりに米国下院に述べたところでは、
イランは 「2週間もかからずに」 核爆弾を
製造するに充分な核分裂性物質を保有して
おり、<核爆弾部分だけでなく完成品として
の> 核兵器自体も数か月で製造できる。

こうした展開の中、<イランと西側が>
合意に至る余地はあるのだろうか?

アメリカの政治専門ケーブル チャネル
C-SPANによるTweetからの引用
Mark Milley議長: 「イランは2週間も
かからずに核爆弾を製造するに充分な
核分裂性物質を製造でき、核兵器自体も
数か月で製造できる」

これじゃ、目の前しか見えない ・・・ 私の点描練習

これじゃ、目の前しか見えない ・・・
私の点描練習

核交渉の視野狭窄

この2年間、アメリカとEUは <2015年
締結の> 核合意を再建しようと躍起だった。
Joint Comprehensive Plan of Action
(JCPOA、包括的共同作業計画) という
この合意だが、2018年にアメリカのドナルド
トランプ大統領 <当時> が廃棄した。

だが西側の再建努力はいまだに結実して
いない。これは、イラン側が 「過剰な要求」
しているためだとされている。そうした要求の
一例として、アメリカが認めるアメリカ国外
のテロ組織のリストから、イスラム革命防衛隊
<というイランの武装政府機関> を除外せよ
というものもある。

そうした困難にも関わらず、JCPOAは今も、
イランの核プログラムに対する唯一の対処
策だ。アメリカは確かにこの交渉を優先課題
から外してはいるのだが、まだこの交渉が
終わってしまったとの正式な発表もして
いない。

そうした視野狭窄に陥ると、2015年以降の
変化やイランにおける全般的な意思決定の
パターンを見落とすことになる。

この核合意を支持する勢力はよく、この合意
によってイランの核開発能力が大きく制限
されたと主張しているのだが、イランの核
プログラムは実際にはわずか2年間で拡張
されている。さらに近年には、革命防衛隊に
関連しているニュース情報源によれば、
イランは 「正当な理由で核爆弾を製造する
科学的手法をあきらめることはない」
とのことだ。

慎重に、ゆっくり ~~

慎重に、ゆっくり ~~

現時点での重大な問題とは、イラン指導層が
次にどう動くかだ。ウィリアム バーンズ
CIA 長官がこの2月に述べたところでは、
イランの最高指導者はまだ核兵器製造の
決定を下してはいないと同長官は認識して
いる。

では、当のイラン指導層はどう考えているの
だろうか?こうした質問に答えるためには、
イランの歴史における意思決定のパターン
が重要な要因となるが、それが広く忘れられて
しまっている。

<ここにもTweetの引用がありますが、省略>

念入りな審議という歴史

1979年のイスラム革命以来今まで <それ
以前のイランは世俗的な王国でしたが、この
年にイスラム革命がおこり、イスラム共和国に
なりました>、イランの指導者たちは重大な
決定を下す際には大変慎重で時間のかかる
アプローチを取ってきている。

イランでこうした時間がかかる意思決定の
プロセスを採用している根底には、政権を
長く存続させたいという不安感がある。
この40年間、イランの政権は国内国外
両面での各種脅威に対抗してきているのだ。

例として、イスラム革命の翌年、1980年には
<イラク軍が侵攻して> イランVSイラク
戦争が始まったのだが、その停戦と和平
交渉をイランが受諾するには8年を要した。

ずいぶん先まで ・・・ 私の点描練習

ずいぶん先まで ・・・
私の点描練習

さらに2003年にはイランの核開発
プログラムが世界に知られることになった
のだが、それを受けてのアメリカおよび世界
主要国との核合意に向けた真剣な交渉を
イラン当局が始めるまでには、10年を要して
いる。

また、イランが 「東を重視」 する政策を
初めて提唱したのは2000年代半ば、
まだモハムード アフマディネジャドが大統領
であったころだが、その方針に則った主要
政策をイランが策定し始めたのは2015年
のことであった。その方針の表れとして、
シリア <の内戦> そして今ではウクライナ
での戦争において、イランはロシアと軍事的に
協力している。さらに中国とも、長的な経済・
軍事・安全保障の合意を締結している。

だが、核兵器の製造は間違いなく、1979年
のイスラム革命以降にイラン指導層が下した
重要な決定の中でも、もっとも重大なもの
となろう。

西側は、どう対応できるのか?

今までのところ、こうしたイラン指導層による
意思決定プロセスの遅さが大きな要因となり、
核開発プログラムはまだ核兵器プログラム
にはなっていない。

この、イラン指導層の制約は、西側にとっては
良い機会でもある。現在イラン国内では、
各地で反政府抗議活動が巻き起こって
いるのだ。

一人の女性から ・・・ 私の20分クロッキー2つ 私の20分クロッキー

一人の女性から ・・・
私の20分クロッキー2つ
私の20分クロッキー

こうした抗議活動はすでに何か月も続いて
いるが、それらが始まったきっかけは昨年、
「道徳警察」 に拘留されていた女性が
死亡したことであった。こうした広義の広がり
のため、国内では政権への支持の衰えが
加速、国際世界からも新たな制裁が科せ
られることとなった。

西側諸国がJCPOA再建へのこだわりを
捨て、イラン市民たちによる抗議活動への
支援を外交と経済面でのプレッシャーによって
継続するならば、イラン指導者たちには強力な
合図を送ることになろう。つまり、政権の存続に
対する脅威とは何も軍事的要因だけから
生じるわけでなく、国内からも生じ強力化して
いるのだ、という合図である。

こうした市民による抗議活動のただなか、
イラン政府高官たちや強硬派メディアが
核合意はなくなったわけではない、交渉は
今も継続中であると頻繁に力説してきたと
いう事実は重要だ。そもそもそうした勢力の
大半は以前には、西側とはどのような合意
もすべきではないと主張していたのだ。

この事実から、核交渉が失敗した場合の
リスクに対応する用意がイスラム共和国
にはないことが分かる。すなわち、<核交渉
が失敗 ⇒ 新たな制裁による> さらなる
経済ショックとなった場合には、広く市民たち
からの抗議が一層激しさを増す、という
事態だ。

したがって、イラン政府と市民の間の勢力の
バランス不安定が長く続くほど、近未来に
政権が核兵器に関する断固たる決定を下す
可能性は小さい。

したがってこれは、長期的にはさらに強固で
効果的な合意を締結するうえでの、強力な
機会をもたらしえる。
*********************

核 VS people

核 VS people

確かに、核問題というととかく軍事・外交と
いった面ばかりに目が向くのですが、国内
の経済事情や民主化といった要因も、
当然影響を及ぼしますよね。
「核兵器と核発電の不可分性」 という視点
からは、これは当然の結論です。原発の
誘致や推進といった問題には、その国に
おける民主主義の未熟さや情報歪曲
(たとえば、「MSRならメルトダウンし
にくいよ~」 といった面だけを訴え、
その他の諸側面での問題を言わない、
など) といった問題が絡んでいますもんね

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