英国のタブロイド紙Expressのウェブ
サイトより
Russia’s collapse ‘happening right now’ amid fears of nuclear chaos | World | News | Express.co.uk
以前にアメリカ陸軍で大将を務めた
人物が、ロシア連邦共和国の崩壊は
既に始まっていると主張している、
との記事です。
正直、私自身はロシア連邦が周辺国に
とっての軍事的脅威とならないため
には、ロシア連邦の解体しか選択肢が
ないと見ております。ただ、その場合、
既存の核兵器や核物質などを誰が
「相続」して管理するのか??
そうした問題に関する記事を紹介
します。
いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は、私からの補足説明
です。
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Putin on the brink as
Russian collapse “happen-
ing right now” amid fears
of nuclear chaos
(ロシアの崩壊が「すでに始まって
いる」中、崖っぷちのプーティン。
それを取り巻く核の混沌)
ロシア崩壊の結果、ロシア国内では
核の混沌、さらに亡命者の洪水が
発生する恐れ
John Varga 記者
2025年1月21日
ロシアは「崩壊」の途上にあり、
同国内で核をめぐる混沌が生じる
可能性がある。世界はそれに備えねば
ならない。そう語るのは、アメリカ軍の
上級司令官を以前に務めた人物だ。
そのBen Hodges退役大将は現役時代、
在ヨーロッパのアメリカ軍司令官で
あった。
この退役大将はロシアのウクライナ侵略
について多くのコメントを残しており、
この3年近く続いている戦争でヴラディ
ミール プーティンの軍隊は破局を招き
かねない戦死者を出している。
ウクライナ軍によれば、ロシア軍の
死傷者数は80万人に上るという。
ただし、この数値は推計によって
異なる。
ウクライナ戦争のため、ロシアの
人材だけではなく経済にも大きな
圧力がのしかかっている。
Ukrainian Review紙とのインタビュー
でHodges氏は、統一国家としての
ロシアの寿命は残り少なく、ロシアは
現在より小型の数か国に分裂する
危険性があるという。
そうした国家分裂が起きた場合、
新たな亡命者のうねりが生じると
ともに、核兵器に関する混とん状態
が発生してしまう恐れがあると、
Hodges氏は警告を発している。
「すでにロシア連邦は崩壊しつつある
と、私は見ている。その崩壊は単純な
プロセスで進んでいるわけではないが、
確かに進んでいる」と、この退役大将
は述べた。
「どんな事態になるのか、考えておく
必要がある。亡命者が大量に発生する。
核兵器をどう管理するのかも、心配だ」
「石油や天然ガス、その他すべての
資源の管理についても、心配する人たち
がいるはずだ」
「さらにロシア連邦の各地域のうち、
一部は独立を求めるだろう。その他は、
モスクワとの関係を保持したがる
だろう」
「この崩壊の結果をどのようなものに
すべきか、検討する必要がある」
この退役大将の主張では、ヨーロッパに
とってもロシアにとっても、ウクライナ
を支援しロシア軍を退散させるのは
戦略的に大切なことだ。それにより、
中国が台湾に侵略するのを抑止する
効果もある。
Hodges氏はウクライナ軍がクルスク州
を攻撃したことを「実に賢明な行為」と
称賛しており、これによりロシア軍が
明らかに揺らいだとしている。
「<クルスク攻撃により> ロシア側が
主導権を失い、今やロシアは戦略と作戦
の両面で新たな課題に対処せねばなら
なくなった」と、Hodges氏は語って
いる。
「この <クルスク攻撃は> どう
見ても、実に適切な行為だ。作戦レベル
では、優れた防衛能力の一部を必要なら
攻撃に充当できる」
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私には、ロシアの人々や文化に対しては
嫌悪も恨みもありません。ただ、ロシア
による軍事的脅威とその具体化(ウク
ライナへの侵略など)という現実を見る
限り、現在の連邦共和国が存続するなら
周辺諸国は軍事的脅威に晒されましょう。
ですから、ロシア連邦の解体を私は望ん
でいるのですね。ただ、その場合、
核兵器の管理をだれがするのか??
それが問題ですね。
核兵器は一部諸国の問題ではなく、
全人類ならびに多くの他生物の生死に
関する問題です。当然、核を廃絶する
過程において、国家の在り方や編成など
も替えざるを得ない場合があると覚悟
しておくべきでしょう。
人類がいなくなったら、国家も存在
しえないのです。