The Week誌のウェブサイトより
What happened to Iran’s 400kg enriched Uranium? Iran’s foreign minister reveals fate of nuclear fuel – The Week
The Week News Desk
2025年11月3日
イランには60%という民生用の用途がない(もう少し
濃縮して、核兵器に使うしか用途がない)ウラニウムが
400㎏あったと報じられているのですが、6月のアメリカに
よる爆撃の後、そのUはどうなったのか?
気になりますよね。
英国に本部を置くニュース週刊誌The Weekのウェブ
サイトに、関連記事を見つけました。
その内容を私が抜粋・要約・日本語化して紹介しますね。
< > 内は、私からの補足説明です。
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What happened to Iran’s 400kg enriched Uranium?
Iran’s foreign minister reveals fate of nuclear fuel
(イランの400㎏もの濃縮Uはどううなったのか?
同国の外務大臣が、核燃料がどうなったのかを明かす)
<イランの> 外務大臣Abbas Araghchiが明かした
ところによれば、イランにある400㎏もの60%濃縮U は、
同国核施設に対する <6月の> アメリカによる爆撃で、
残骸の下に埋もれているそうだ。
・・・(中略)・・・
・・・ 今年6月のアメリカによる爆撃でイランの濃縮Uが
どうなったのかについては、憶測を呼んでいた。フォルドウ
核施設では施設外にイランがUを運び出していた、との報道も
あった。フォルドウは、アメリカのB-2爆撃機が壊滅させた
核施設の1つである。爆撃の2日前の衛星画像を見ても、この
核施設の外側に土砂の運搬車両やダンプ車が列をなして
いた様子がわかる。
だがAraghchiはAl Jazeeraとの独占インタビューで、
核物質のほとんどは瓦礫の下に埋もれていると明かした。
さらに、がれきの下から取り出せる状況が整うまでは、
核物質を掘り出す予定はないとも、Araghchiは語った。
また、どれだけの核物質が破壊され、どれだけが無傷で
残っているのかも、イランは把握していないそうだ。
「それが判明するのは、掘り出すことが可能になった時の
こととなろう」とも、Araghchiは述べた。
同外相によれば、<アメリカによる> 爆撃は確かに構造物
への広範な被害をもたらしたが、イランの核に関する
ノウハウまでは破壊できなかった。「イランの施設は大損害を
被ったが、技術そのものにを爆撃することなど、できなかった。
さらに重要な問題として、イランの <核プログラムを
推進するという> 決意は、爆撃を受けてさらに固まった」
面白いことに、このAraghchによる発言があった前日に、
基礎科学研究所の所長であり最高指導者アリ ハメネイ師の
最高補佐官でもあるMohammad Javad Larijaniは、イランが
「作る気になれば2週間以内に核兵器を保有できる」のだが、
核兵器を持つつもりはないのだ、と述べていた。
Larijaniはハメネイ師によるファトゥワ についても触れ、
「イスラムの考えでもアール アル・ベイト <預言者
ムハンマドの家族の事。シーア派では、神の啓示の守護者と
されます> 学派でも、無制限の暴力というものはないのだ
ということが、このファトゥワで分かる」と述べていた。
イラン政府のトップ高官の一人である同氏は「私は核能力の
開発を強く支持する」としながらも、イランは核兵器保有を
望んでいないとの事実に、世界は驚くはずだ、と述べていた。
「全世界に、U濃縮能力を持つ国は10か国しかない。
その1つがイランだ。だがイランには、核兵器を持つ意図は
全くない」
・・・ 以下略 ・・・
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やはり、武力で平和を作ろうとする行為そのものに、
自己矛盾と限界があるようですね。
同じように、核抑止でできることにも限界があります。
先日のパグウォッシュ会議の広島宣言も、それを指摘して
ましたよね。


