Daily Express(英国の日刊紙)の
ウェブサイトより
World ‘on the brink’ as explosions rip through huge nuclear plant in Ukraine (msn.com)
World “on the brink” as explosions rip
through huge nuclear plant in Ukraine
(ウクライナの巨大原発で爆発が轟き、
世界は「破滅へと近づく」)
John Varga記者、7月12日
しばらくザポリージャ原発の記事の紹介
をしてなかったですね。
その間に、事態は極めて悪化している
ようです。
いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。
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ウクライナのドローンがロシアが占拠中
の核施設に衝突寸前まで接近、深刻な
事故の一歩手前であったとの報道がある。
ザポリージャ原発(ZPP) はヨーロッパ
最大の原発で、今回の戦争の初期段階で
ヴラディミール プーティンの軍隊に
占拠された。
同原発には幾度も軍事攻撃が加えられて
きているとの報告があり、破局的な
核災害の寸前だという憂慮が募っている。
ウクライナ軍の主張によれば、ロシア軍
は同原発からドローンの発射や砲撃を
実施、ドニプロ川の対岸に配備されて
いるウクライナ軍に対し攻撃を仕掛けて
いるという。
水曜日 <7月11日> のIAEAによる
報告によれば、同原発の近くにドローン
が激突したとのことで、同原発を占拠
している運用管理部門からの報告をも
引用している。
そのドローン攻撃により近辺の森林で
火災が発生、作業員8名が負傷した
という。
IAEAのヘッドであるラファエル
グロッシは再度、ウクライナとロシア
の両方に対しこの地域で砲撃を継続
するなら悲惨な結末を招きかねないと、
ロシアとウクライナの両者に対して
警告を発している。
グロッシによれば、「こうしたドローン
攻撃が今も続いているのは、実に憂慮を
招く。<近隣の町である> エネル
ホダルの人々にとって多大な危険である
とともに、ザポリージャ原発の安全性に
とっても深刻な脅威なのだが。
こうした攻撃は、即時停止せねば」
IAEAでは観測官を同核施設に2022年
9月以来配備しているが、ロシア当局
が同原発内に自由に観測官たちが入り
込むことを許可していない。
観測チームの報告によると、今回の
攻撃についての知らせを受けた後で
この原発近辺で濃い煙が立ち上り、
爆発が聞こえたそうだ。
ウクライナ政府高官たちは、この最新
のロシアによる主張に関してはコメント
を控えており、それ以前の主張に
ついてもクレムリンのプロパガンダだと
している。
今回の攻撃により変圧所に損傷が生じ、
稼働が停止した。だがエネルホダルの
町は停電にはなっていない。
ロシア軍による占拠が始まって以来
現在に至るまで、ザポリージャ原発は
たびたびウクライナの送電グリッド
から切り離されてきた。これは、ロシア
がウクライナのエネルギー インフラ
ストラクチャーに、度々攻撃を加えた
ためだ。
また最近、ロシア軍が占拠中の
ザポリージャ原発近くで砲撃と火災が
発生、外部の放射線モニター局が破壊
されたと、6月27日にIAEAは
報じている。
IAEAの査察官たちによれば、その報告
にある損傷を確認しようと当該の外部
放射線モニター施設の現地調査を
試みたのだが、同地では戦闘が続いて
いたため、 現地に到着できなかった。
ウクライナの国営核エネルギー公社で
あるエネルゴアトムがこの5月に発表
したところでは、核災害を避けるため
ロシア軍同原発を同社に返還すべきだ。
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原発を巻き込んだ戦闘であっても、
長期間続くと人は慣れてしまい、
危機感を喪失しやすいものです。
でも、実際には「今、そこにある
リスク」であることに変わりはない
ですよね。
ですから「やかんをのせたら~~」
では、今後もザポリージャ情勢を
追っかけてまいります。